|
兵庫県北部の但馬(たじま)という地域にあり、
「但馬の小京都」とよばれる出石(いずし)は、
室町時代から江戸時代に
城下町として栄えた町だ。
この町には40軒ものそば屋がある。
いずれも出石名物「出石皿そば」の店で、
出石焼の小皿5枚に少しずつ
分けて盛られて出てくる。
5皿で1人前で、追加1枚ごとに
皿を重ねてゆくのだが、
その皿が箸を立てた高さになるほど
食べる人もいて、店内は大いに盛り上がる。
実はこの出石皿そば、
江戸時代に上田藩主であった
仙石政明が、国替えとなり
出石に赴任したときに、
家臣とともにそば職人も一緒に
連れてきたことが始まりとされている。
無類のそば好きは
いつの時代にもいるものである。
|