八ケ岳美しさ切リ取る

フオトコンテスト

金賞は茅野の守屋さん

信濃毎日新聞 掲載

平成17年10月25日(火)


 茅野市観光連盟と八ケ岳観光協会は二十七日、第二十一回八ケ岳フォトコンテストの入賞作品二十点を発表した。県内外の百二十六人が過去最高の計三百九十四点を応募。四季折々に八ケ岳が見せる自然の美しさを切り取った作品から、最優秀の金賞には茅野市玉川の守屋万次さん(60)の「氷壁」が選ばれた。

 「氷壁」は硫黄岳で氷の壁を登るクライマーの姿を撮影。写真家の新妻喜永さんらの審査で「クライマーの動感が写真にいい動きを与えている。
氷に当たった光が立体感を出し、迫力がある」と評価された。

 他の作品も、冬晴れの北横岳から蓼科山を望んだ雄大な風景や、南八ケ岳の岩場に群生するピンク色のコマクサなど、思い思いに豊かな自然をとらえている。

 入賞作品を含む計約百八十点は十一月二十五日−十二月四日、同市冨川の市文化センター一階で展示する。入場無料。

写真:八ケ岳フォトコンテストで金賞を受賞した「氷壁」