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県警開発の救助概具 | |||||||
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山岳遭難や災害の救助現場で背負子(しょいこ)や担架などに使える「レスキューネット」を県警が開発し、このほど全国警察装備資機材開発改善コンクールの警察庁長官賞を受賞した。
ネットは縦一・六五㍍、横九十六㌢。厚さ三-五㍉、幅三-五㌢の布テープを網の目に縫い合わせた。用途に合せて、広げたり、体に巻き付けたりして、金属製の輪やベルトを接続。ヘリ救助で使うつり上げ用の機具や、おぼれている人を助ける機具に早変わりする。
地域課航空隊警部補の柄沢良一さん(45)、高山徳恵さん(47)、望月一浩さん(44)が共同で開発。昨年十月には試作品がほぼ完成していたが、自身も物資輸送で出動した新潟県中越地震には間に合わず、「使いたかった」と柄沢さん。「軽くて持ち運びやすいので、救助に使う体力を温存できる」としている。
写真:県警航空隊が考案したレスキューネット