北ア冬化粧

白馬岳2週間遅い初雪

信濃毎日新聞 掲載

平成17年10月22日(土)


 県内を寒冷前線が通過し、寒気が入り込んだ二十二日北アルプスはの山々では今シーズン初めての本格的な降雪となった。北部の白馬岳(二、九三二b)では昨年より二週間余り遅い初雪で、吹きだまりでは六、七aほど積もった。

 山頂直下の山小屋「白馬山荘」のフロント主任、奥田裕之さん(48)によると、午前九時ころからのみぞれが次第に雪になり、正午ころには激しい降りになった。

 南部でも、標高三、一八○bの槍ケ岳では朝から雪が舞い始め、稜線(りょうせん)の吹きだまりの積雪は十aほど。槍ケ岳山荘付近は一面真っ白になった。約二千三百bの涸沢も「正午ころから雪が降ったリやんだり」(涸沢ヒュッテ)。近くの登山道がうっすらと雪をかぷった。

写真:今シースン初めて本格的な降雪となり、雪をかぶった白馬山荘周辺,白馬山荘提供