皇太子さま八ケ岳登山

信濃毎日新聞 掲載

平成17年9月28日(水)


 皇太子さまは二十七日、山梨県と長野県にまたがる八ケ岳を登山された。編笠山(二、五二四b)の頂上を経て山小屋で一泊した後、二十八日に権現岳(二、七一五b)を縦走して帰京する。

 皇太子さまが山小屋に泊まり本格的な登山を楽しむのは、結婚前の一九九二年九月に長野県の常念岳(二、八五七b)に登って以来。

 チェックのシャツに紺のズポシ姿の皇太子さまは、午前十時に山梨県小淵沢町の登山口から編笠山の山頂へ向けて登山を開始。約一時間登った雲海展望台では「あの山は何ですか」と話しながら、雲の切れ間に見える黄金色に実った稲が広がるふもとの水田風景などを楽しんだ。

写真:編笠山山頂に向かう途中、雲海展望台で風景を楽しまれる皇太子さま=27日午前、山梨県小渕沢町