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北ア登山道の整備協カ金 | |||||||
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登山道の整備・補修費の一部を登山者に負担してもらおうと、北アルプス山小屋友交会(穂苅康治会長)と北アルプス北部山小屋組合(松沢貞一組合長)が各山小屋で今年初めて募っている協力金が、八月末までに計二十八万円余に上ったことが両団体の中間まとめで分かった。二十二日、県庁で開いた県の「信州山岳環境保全のあり方研究会」で報告された。
募金箱は四十六小屋が設置。小屋別の収集額は公表していないが、穂苅会長と松沢組合長によると、小屋の入り口付近か、目立たない食堂の奥か−といった条件の違いで収集額には差があり、一軒当たりの最高額は約二万三千円で、募金がなかった小屋も複数あった。
穂苅会長は「利用者の人数と収集額は必ずしも比例していない」と指摘。松沢組合長は「もう少し集められたと思う。効果的なアピール方法を考えたい」と話していた。
県は本年度予算に、山小屋の登山道整備への補助金百万円を計上。山小屋側は近く、協力金と補助金を使い、槍ケ岳に通じる横尾-徳沢間など七カ所で崩落個所の改修や木橋の整備などを行う。
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