熊に出合わない方法知る学習会

28日穂高で開催

信濃毎日新聞 掲載

平成17年8月23日(火)

 県豊料建設事務所と県営烏川渓谷緑地市民会議は二十八日、穂高町の同緑地・森林エリアで「クマに関する公開学習会」を開く。熊についてあまり知識のない人が、山の中でできるだけ出合わないようにする方法を学ぶ。

 吉田利男信大名誉教授が「クマについて知ろう」をテーマに講演。同緑地を訪れる人や山菜採りで山に入る人を対象に、生態などを解説する。

 烏川渓谷緑地に近い「国営アルプスあづみの公園」の開園エリアのすぐ脇で八月上旬、親子のツキノワグマが目撃された。公園の一部の立ち入りが一時制限されるなど、一帯は熊の生息域になっている。

 学習会は午前十時から、森林エリア駐車場近くの森の家で開く。無料。事前予約が望ましい。問い合わせは豊科建設事務所公園下水道課(電話0263・72・8372)へ。