白馬山荘100周年記念

雲上の写真教室好評

信濃毎日新聞 掲載

平成17年8月6日(土)

  北アルプス白馬岳(二、九三二b)頂上直下の白馬山荘で、プロの山岳写真家による写真教室が開かれている。山荘の開業百周年の記念イベントの一環で、白馬岳を拠点に活動する写真家が講師を務める。カメラを持参した登山客から好評だ。

 七月下旬に開いた教室では、日本山岳写真協会理事長の川井靖元さん(67)=東京都=が講演し、山荘に宿泊した登山客約七十人が参加。川井さんは、自分で撮影した作品をスライド上映しながら、高山植物の花や朝日、夕日の撮影方法を解説した。

 川井さんは「白馬岳は日本でも有数の高山植物の花が見られる場所。素晴らしい写真を撮ってほしい」と呼び掛けていた。参加した男性は「難しかった太陽の撮影方法が分かり、今後の撮影に役立てることができそうです」と話していた。

 今後は八−十一日が高橋良行さん、十五−十八日は中村至伸さん、二十二−二十五日は機貝猛さんがそれぞれ講師を務める。会場は白馬山荘の展望レストラン。参加無料。

写真:白馬山荘の展望レストランで開かれている写真教室