40万株ユリ園オープン

白馬岩岳スキー場

 

信濃毎日新聞 掲載

平成17年7月21日(木)

 白馬村の白馬岩岳スキー場に二十日、「白馬いわたけ ゆりの園」が開園した。ゲレンデ内約五fに五十種類余、約四十万株のユリが広がり、リフトと歩きで約一時間で一周できる。八月下旬までの開園期間中、種類ごとに花が見ごろを迎える。

 グリーンシーズンの誘客を目指し、リフト運行会社が企画。五月中旬、地元の旅館経営者ら延べ約百五十人が球根を植えた。残雪で植える時期が遅くなり、少雨の影響もあり成長は遅れ気味。現在は、黄色の「モナ」やだいだい色の「アビニオン」が咲いている。

 二十日の開園セレモニーで、リフト運行会社の横沢富敏社長は「地域住民の協力でオープンすることができた」とあいさつ。村内のコーラスグループや幼椎園児、保育園児が歌を披露した。

 入場料千円(小学生五百円)、リフト料金四百円(同二百円)で、名前に「ユリ」がある人は入場無料。レストハウスでユリ根のてんぷらなども味わえる。地元住民が育てた二十九種類のユリを一株五百−三千円で販売している。問い合わせは同園(電話0261・72・2714)へ。

写真:白馬岩岳スキー場のリフトに乗ってユリを眺める地元住民ら