上高地観光客向け乗鞍高原に駐車場

松本電鉄臨時バス運行

信濃毎日新聞 掲載

平成17年7月15日(金)

 松本市安曇の土砂崩れで国道158号が沢渡で通行止めになっているのを受け、松本電鉄(松本市)は十六日以降の週末と祝日、同市乗鞍高原に設ける臨時駐車場から上高地まで臨時路線バスを運行する。松本方面から訪れる観光客のマイカーで、迂回(うかい)路が渋滞するのを避けるためで、県は隋時路線バスヘの乗り換えを利用を呼び掛ける。

 松本方面から上高地へは、マイカーで迂回路の上高地乗鞍スーパー林道と県道白骨温泉線を通って沢渡に行き、タクシーか、新島々−上高地を一日六往復している路線バスに乗り換えられる。しかし、迂回路は狭い部分が多くマイカーが増えると渋滞するとして、県は同市安曇支所前などでチラシを配り、迂回路の手前の乗鞍高原で乗り換えるよう協力を求める。

 臨時駈車場は、市営いがやレクリエーションランドの敷地内に設け、料金は無料。乗用車約百八十台、観光バス二十一台を収容できる。十六日からの観光バス規制に伴うシャトルバスへの乗リ換えも同駐車場で行う。

 臨時駐車場−上高地間は、駐車場発午前六時十分−午後四時二十分まで十六往復運行。乗鞍観光センター、白骨温泉、沢渡を経由する。往復千八百円で、片道は千六百五十円。臨時駐車場が利用できない平日は、乗鞍観光センターから三往復を運行する。