御岳と木曽駒シーズン到来告げる開山祭

 

 

 

 

信濃毎日新聞 掲載

平成17年7月2日(土)

 御岳山(三、〇六七b)の開山祭が一日、標高二、一八〇bの王滝村田の原で開かれた。木曽福島町で木曽駒ヶ岳(二、九五六b)の開山祭も行われ、木曽谷の登山シーズン開幕を告げた。

 御岳山の開山祭は、時折雷鳴も響く土砂降りの中、王滝観光総合事務所と三岳村観光協会が田の原山荘内で合同で行った。神事に続き、三人が刀を手に舞う「太々神楽」を奉納。小降りになった登山口で関係者がテープカットした。大桑アルプホルンクラブの演奏もあった。

 御岳山は王滝村と三岳村に登山口があり、両村で交互に開山祭を行っている。昨年は天候に恵まれたが、王滝村では二回連続の雨。ただ、このところ両村にまたがる牧尾ダムの渇水が話題になっていただけに「慈雨になった」との声も聞かれた。

写真:荒天のため屋内で行 った御岳山の開山祭