県道乗鞍岳線

観光バスなど通行規制解除
連絡協議会が計画

信濃毎日新聞 掲載

平成17年5月24日(火)

 北アルプス・乗鞍岳に通じる県道乗鞍岳線の利用法を検討する県乗鞍岳自動車利用適正化連絡協議会は二十三日、松本市内で総会を開き、三年目となる本年度のマイカー規制案を決めた。

 昨年度までと同様、県道の冬期閉鎖が解除される七月一日から十月三十一日まで、三本滝−岐阜県境間の十四`で乗り入れを禁止する。観光バスなど大型車については本年度、すれ違いのための待避所が完成することから、通行規制を解除する計画だ。

 県公安委員会は昨年度まで、シャトルバスを除く大型車は、道路が狭いため午前中は上り、午後は下りのみの通行に制限していた。県松本建設事務所によると、規制区間に二十三カ所設置する計画の待避所のうち、既に二十カ所が完成し、残り三カ所も六月上旬に完成する予定。

 このため県公安委員会は、安全性を確認した上で大型車の通行規制を解除する見通し。

 マイカー規制の期間中は、シャトルバス、観光バスのほかタクシー、自転車などが通行できる。