黒部ルート見学あすから

11月まで34回参加者募集

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信濃毎日新聞 掲載

平成17年5月18日(水)

 大町市と富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートにある黒部ダムや黒部川第四発電所の建設工事に使われた地下トンネル「黒部ル−ト」の見学会が十九日に始まる。富山県と関西電力でつくる見学公募委員会が参加者を募集している。

 ルートは黒部ダムから、黒部川下流の富山県宇奈月町の樺平(けやきだいら)を結ぶ約十八`。黒部川沿いの地下をトロッコ列車やインクライン(地下式ケーブルカーなどで結ぶ。発電所などの設備保守のための輸送路として使われている。途中の横坑からは剣岳などを眺められる。

 見学会は電力施設のPRなどのために一九九六年から続く。今年は十九日から十一月十四日まで、水・木曜日を中心に三十四回計画している。

 黒部ダム発または樺平発の片道二コースがあり、接続する交通機関の費用は自己負担。定員は毎回、各コースとも三十人で、応募多数の場合は抽選する。六月までの見学会の受け付けは締め切った。

 応募方法は関西電力と富山県のホームページに掲載している。問い合わせは関西電力北陸支社内の見学公募委員会事務局(電話076・442・8263)へ。

写真:黒部川第4発電所と樺平の間はバッテリートロッコ列車で移動。途中で列車を降り、間近にダムや黒部川の峡谷を見学できる。