諏訪市日中友好協会だより
    
諏訪市日中友好協会第37回定期総会を開催(7/13) 2022

 諏訪市日中友好協会は第37回定期総会を7月13日市役所大会議室にて開催しました。

 金子ゆかり会長(市長)はあいさつの中で、「ウクライナなど国際的には国家間の問題が発生しているが、民間は仲良くすること、相互理解を深めることを継続していくことが大事。新型コロナの影響があり、規模縮小や中止となる事業があるが、中国人就業者や留学生との民間レベルの交流を出来る形で継続していくことが重要」と述べ協会活動への参加協力を呼びかけました。

 岩波寿亮・市商工会議所会頭、大月良則・県日中友好協会大月良則理事長が来賓として出席、「日中関係はいろいろな困難に直面しているが、民間の平和を紡ぐ役割は貴重であり、諏訪日中友好協会の活躍に期待する」などと述べました。

 総会議事では、前年度活動報告・役員の改選・本年度事業計画・予算案等を審議、承認しました。コロナ禍での活動が制限され各事業を中止せざるを得ない状況の中、基本方針として、諏訪地区で唯一活動している、当協会の維持継続を最優先し、今年の事業計画として、@中国人就業者や留学生との交流(新年会兼学生との懇親会)、A日中関係、歴史等の知識を深める活動(満蒙開拓平和記念館見学)、B会員の親睦を深める活動(中国茶道経験・護摩法要の体験)に取り組むことなどを決定しました。

  諏訪日中36回総会開く―アフターコロナを見据えて(7/12)2021  

 諏訪市日中友好協会は7月12日、諏訪市役所大会議室で第36回定期総会を開きました。総会には26人が出席しました。金子ゆかり会長(諏訪市長)は、「日中関係はコロナ禍によって交流がストップしているが、中国は日本にとって重要な国であり、政治的なギクシャクを越えて国民同士の交流理解を望んでいる。アフターコロナを見据えて頑張っていきましょう」とあいさつしました。

 吉澤美樹郎市議会議長と岩波寿亮諏訪商工会議所会頭、布施正幸県日中友好協会理事長が祝辞を述べ日中友好の懸け橋としての協会の活動に期待しました。

総会で採択された基本方針は、昨年来のコロナ禍で、諏訪市日中友好協会の維持存続を最優先し、来年度の活発な交流活動に備え力を蓄える年とし、具体的な事業としては、@映像で巡る中国旅行(9月老人福祉センターにて)A仏法紹隆寺の夜間照明イチョウと護摩法要の体験(10月28日日本の密教に関わる護摩行を中国人留学生などに体験してもらう)などに取り組んでいくこととしました。(諏訪市日中友好協会理事長 矢島庄一)

「原田泰治素朴画を訪ねて−中国金山農民画の世界」企画展始まる(6/30〜9/6)2012

 6月30日から9月6日まで、諏訪市の原田泰治美術館で「原田泰治素朴画を訪ねて−中国金山農民画の世界」企画展が始まりました。

 開幕にあたりオープニングセレモニーが行われ、原田泰治さんがあいさつし、金山農民画との出会いやその魅力について紹介しました。来賓として、小島雅則・諏訪市教育長、布施正幸・県日中友好協会事務局長、岩波修一・諏訪市日中友好協会理事長らが出席し、国交正常化40周年にあたり、文化交流と相互理解促進に有意義な展示会であり、多くの人々に観賞していただきたいと祝辞を述べました。

 原田泰治さんによると、18年前中日友好協会の招きで中国上海郊外の金山区の農民画院を訪れた折に生まれた交流をきっかけに、原田泰治美術館での開催が実現しました。中国農村の素朴な暮らしをほのぼのと描いた心温まる中国農民画の秀作50点のコレクションの中から23点を展示しています。農村の日常生活や家畜とのふれあいなど、素朴なテーマを大胆な構図と鮮やかな色彩で描いています。現在金山農民画は上海市政府によって「非物質文化遺産」に認定され、国内外で「中国の優れた民間芸術」と高い評価を得ているそうです。

 会場を訪れたおおぜいの方は、原田泰治さんの画風と農民画の素朴な印象に共通点を見出し、うなずきながら作品に見入っていました。なお期間中2階展示室では「世界を描く原田泰治の歩んだ道」企画展も行われており、原田ファンにとって2つの企画展を一緒に鑑賞でき原田泰治さんの世界の広がりを体験できる貴重な機会となっています。
諏訪に80名つどい県日中女性委員会総会(6/7)2010

 
県日中友好協会女性委員会は6月7日、第35回定期総会を開きました。恒例の持ち出し総会は今年は御柱祭りでにぎわった諏訪市内のホテル「紅や」でおこなわれ、県下から女性委員会の役員会員57人と山田勝久諏訪市長や井出正一県日中会長ら来賓20人あまりが参加しました。

 村山ひとみ委員長は地元諏訪市日中友好協会の行き届いた協力に感謝した後、「青年委員会と車の両輪で友好キャンプやスキー交流会を実施、また昨年11月には平山郁夫シルクロード美術館訪問ツアーを行い平山夫人のあたたかい歓迎をいただき有意義な交流ができた。新春女性のつどいでは開拓団の悲惨な逃避行の様子を三井寛先生からお聞きして平和の大切さを実感した。友好協会創立60周年の年に当たり日中友好や平和の思いを抱きながら日日友好にも力をいれともに力を合わせて友好活動を進めて行きたい」とあいさつしました。

 総会では09年度の活動報告や決算報告を承認した後、10年度の活動方針と予算が採択されました。友好キャンプやスキー交流会を通じて中国留学生・研修生・帰国者との交流を深めること、女性会員の拡大と相互の親睦を深める活動に取り組むこと、10月の協会創立60周年訪中団の参加などが盛られています。役員改選では、村山委員長などが再選されました。

 第2部では山田市長が「大連と諏訪市」と題して講演し、大連市に100名規模の大型訪中団を2度にわたって派遣し、交流を深めている様子が映像を交えて紹介されました。落研で鍛えた名調子に会場は大いにわきました。

 第3部の交流懇親会では八剣太鼓の演奏に始まり各地区の歌や踊りの出し物が次々と繰り出され、大変和やかな、楽しい会となりました。最後に、来年の開催予定の松本日中女性委員会に県女性委員会の旗が手渡されました。

 新年のごあいさつ

              諏訪市日中友好協会会長・諏訪市長     山田 勝文

 新年あけましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては、希望に満ちた、輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日ごろから当協会の運営に暖かいご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、昨年は第二次世界大戦終結60周年の年に当たり、日本各地において様々な友好活動が展開されました。しかし中国では、靖国問題や日本の国連安保理常任理事国入りの動きや教科書検定に対する反発から各地でデモが起こるなど、日本に対する不信感はいまだ払拭するまでに至っておりません。東アジア首脳会議ににおいても明らかなように、今日の日本と中国の関係はアジア全体から注目されており、両国の友好関係を緊密にすることがアジアの平和につながるものと確信しております。
 このような情勢の中、昨年は諏訪市日中友好協会発足20周年の記念の年にあたり、6月30日には、定期総会および20周年記念式典を盛大に開催することができました。これを期に協会の20年の歩みを作成いたしましたが、発足当初から今日まで、協会の運営に携わった関係各位にあらためて敬意を表したいと思います。このほかにも、例年の行事でありますよいてこ祭りへの参加や第30回県女性委員会総会の諏訪開催協力、中国人留学生ホームステイの受け入れなどを行い、まことに充実した1年でありました。
 戦後60年、日中国交正常化30余年という歴史の中で、諏訪市日中友好協会が20年という長きにわたり、日本と中国の友好関係の促進に邁進してきたことはまことに大きな誇りであります。日中両国の貿易額は1600億米ドルを超え、人の往来も400万人にのぼり、日中両国が手を携え交流することが、アジアを越え、世界規模で大きな活力となることは明白であります。
 本年は協会発足21年目の年です。会員全員が一致団結し、一歩一歩着実に日中友好への階段を上ってまいりましょう。
 今後の協会の活動に対する更なるご理解とご協力を心からお願いいたしますとともに、皆様のますますのご活躍とご健勝をご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。