長野で23人が出場して中国語を競う(9/23)

9月23日、長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂の主催による第32回長野県中国語スピーチコンテストが開かれ、23人が出場し朗読部門と弁論部門で競いました。

朗読部門は「大学生の部」と「一般の部」に分かれ、課題文の中国の物語を発表し発音や表現力をチェックされます。19歳の大学生から75歳の社会人まで15人が、中国語らしい発音やイントネーションに気をつけ、ふるって発表し、大接戦でした。

弁論部門は自作文で中国語による内容や表現力をチェックします。8人が出場し、テーマに日中友好を取り上げる方が多かったです。厳しさが続く両国関係の中でも、民間人同士の交流や絆を強める意欲が強く訴えられるなど、本格的な弁論発表となりました。

「弁論部門」で優勝した会社員の吉澤茜さん(36)は、中国人の友人とともに、地元への中国人観光客誘致に力を入れていることを通じて、両国民間レベルの友好の大切さに目覚め、今後の努力の方向を確認できたことを発表しました。

岩下隆審査委員長は「朗読部門の出場者は、中国語の学習期間が短いのに、正確な発音ができていた。また、弁論部門では、現在の両国関係を直視し、友好に努めていく意気込みを発表し、非常に良かった」と、評価していました。

 井出正一県日中友好協会会長や竹内勲長野ラジオ孔子学堂長、朱丹陽・中国国際放送局孔子学堂責任者等も出席し、中国語を学ぶ皆さんが日中両国の友好の懸け橋になっていただきたいと激励しました。会場には出場者の友人や中国語学習仲間、石家荘市語学研修生なども応援に駆けつけ拍手を送っていました。

 入賞者は次のとおりです。
 弁論の部 @吉澤茜、A藤澤淳一、B外崎こなみ、敢闘賞:広直樹
 朗読学生の部 @島田理咲、A柴草春香、B近藤亜衣子、奨励賞:藤巻千穂
 朗読一般の部 @堀田恭子、A大矢健一、B渋谷多鶴子、努力賞:和田史子
 
 弁論の部1位の吉澤茜さんは昨年に引き続き、1月11日東京で開かれる全国大会に弁論一般の部に推薦されます。また隣接県枠で新潟から出場した、学生の佐藤満里鈴さんも弁論学生の部に推薦されました。