中国女子ジャンプ訓練隊、白馬で訓練(9/24〜10/18)

 安林彬・中国スキー協会副秘書長を団長とする中国ナショナルチーム女子ジャンプ訓練隊の歓迎会が9月26日長野市内の犀北館ホテルにおいて開催されました。

 県日中スキー交流委員会を代表して矢口公勝・県スキー連盟会長が一行の来県を歓迎し、「両国関係は依然として厳しい状況が続いているが、長野県と中国とのスキー交流は30余年にわたる固い絆で結ばれている良きライバルとして訓練に励んでいただき、次期冬季五輪目指して頑張りましょう」と述べました。

 安団長は、「30余年にわたり長野県と県スキー連盟、県日中友好協会の皆様が中国スキーの発展に並々ならぬ支援をしていただき、おかげでレベルアップできたことに深く感謝している。白馬オリンピックジャンプ台で訓練しながら日本選手に学び、メダルを目指したい」と述べました。また、宿泊先や白馬村スキークラブに謝意を表しました。

 茅野繁巳・県スポーツ課長や横田孝穂・白馬村議長、西堀正司・県日中友好協会理事長や6月に中国スキー協会の招きで訪中した第33次県日中スキー交流代表団の河野博明団長ら関係者が出席して交流を深めました。

 一行は、歓迎会に先立ち加藤さゆり・県副知事を表敬しました。副知事は「30年来の日中スキー交流の伝統を活かし共に学びスキー技術の向上発展に努めていただきたい。またスキー技術にとどまらず、友好交流促進に貢献されるよう期待しています」と激励しました。訓練の様子や、ワールドカップ7位入賞などの成果が上がっていること、中国のスキー事情や2020年の東京オリンピックなども話題となり和やかに懇談が行われました。

 訓練隊は18〜20歳の4選手とコーチら計8人。9月24日から10月18日まで白馬で訓練しています。中国の女子ジャンプ陣は2010年から毎年白馬村で合宿しています。

 一方、長野県スキー連盟はこの数年来、吉林省北大壺スキー場へ11月末から12月中旬まで白馬・中野・飯山・上田などの中高生を中心に選抜選手を派遣し早期トレーニングを実施し成果をあげています。