5回目の小泉総理の靖国神社参拝について社団法人日中友好協会村岡久平理事長の談話

 小泉総理は本日、靖国神社参拝を行いました。大変遺憾であり強く抗議いたします。
 日本の各界の多くの人々が小泉総理が参拝を自粛するよう求める意向が高まっている時、5回目におよぶ参拝を強行したことに私たちは怒りを覚えます。
 わが国がアジア諸国、特に中国との信頼関係を築いていくことがますます求められている今日、小泉総理の靖国神社参拝は、これに逆行する行為であることは明白であります。
 近くアセアン・サミット、東アジア・サミットが開かれ、まさに近隣諸国首脳間の理解と協力が話し合われ、アジア外交の新たな発展が期待されている時だけに、このたびの参拝強行は、この明るい動向に水を差す行動であるといわざるを得ません。
 5回におよぶ参拝は中国、韓国はじめ近隣諸国の皆さん、そして中国との友好関係の増進を願う多くの日本の各界の人々の願いをくつがえした行為であります。重ねて総理の参拝に反対の意を表します。

    2005年10月17日