第63回2025年度長野県日中友好協会定期大会
     <大 会 宣 言>

長野県日中友好協会は本日、第63回25年度定期大会を開催しました。

昨年は、中華人民共和国成立から75周年にあたりました。中国は紆余曲折を経ながらもこの間、巨大な発展を遂げ、世界の政治経済に大きな影響力を有する国になりました。県協会は、一昨年来の交流再開の流れを受けて、さらに交流を促進し、県や関係団体、地区協会の協力のもと積極的に友好活動再開に努めました。

現在、日本と中国には課題も多く、国民感情も決して良好とは言えませんが、昨年11月の日中首脳会談以降、短期ビザの免除やハイレベルの交流再開など、明るさが見えてきました。

世界も日本も中国も大きな曲がり角を迎えており、アメリカトランプ政権の誕生はさらに米中関係、世界情勢を難しくすると予想されており、日中友好交流にも少なからず影響があるものと考えます。このような時だからこそ、アジアと世界の平和繁栄にとって日中の平和友好協力は不可欠であると信じます。日本にとり中国は最大の貿易相手国であり、日中両国は、「和すればともに益となり、争えばともに傷つく」関係にあることは自明の理です。

今年は、戦後80年、日中友好協会設立75周年を迎え、また、来年は長野県日中友好協会創立70年の記念すべき年を迎えます。日中友好交流の取組みが、世界の平和、そして日中両国の発展にとって、大きな意味を持つ時代を迎え、先人の思いを引き継ぎ、日中平和友好条約の原点を再確認し、長野県、関係団体、会員の皆様とともに友好交流を進め、日中不再戦、平和友好の使命を果たし、平和な世界の創造に貢献して参りましょう。
(2025年5月23日)