満蒙開拓平和記念館、お陰さまで来館者20万人  

 「今ごろそんなものつくって誰が来るんだ。」記念館建設に向けて奔走していた時に、元開拓団の方から言われた言葉が今でも思い出されます。終戦からすでに60年以上過ぎていました。あまり語られてこなかった満蒙開拓の歴史は風化しつつありました。だからこそ伝え残さなければならないとの熱い思いが結集して、ようやくできた記念館。皆様のご支援のお陰で開館から8年7カ月、昨年11月末に来館者20万人を達成いたしました。本当にありがとうございました。

 コロナの収束はまだ見通せず、入館料とご寄付で運営している当館にとっては苦境が続きそうですが、これからもこの歴史を伝える意義を行政はじめ各方面の方々と共有しつつ、未来へ繋げていきたいと思います。今後、講座やイベントも開催していくつもりです。まだ新館セミナールームをご覧いただいていない皆様、ぜひお出かけください。           (事務局長 三沢亜紀)