中国体育総局の苟仲文局長来県、白馬で中国ノルディック複合訓練隊激励(7/23)
 
 中国国家体育総局の苟仲文局長(中国オリンピック委員会主席)一行10名が7月23日白馬村を訪れ、長野県や白馬村、県スキー連盟、県日中友好協会ら関係者の歓迎を受けました。

 東京オリンピック一年前イベントに出席するため来日した機会に、長野県を訪れたもので、歓迎昼食会出席の後、白馬村のオリンピックジャンプ台とスノーパークを訪れ、訓練中の中国ノルディック複合(ジャンプとクロスカントリー)ナショナルチーム訓練隊(李旭東隊長一行16名)を激励するとともに施設を視察しました。スキー関係者になじみの倪会忠国家体育総局冬季スポーツ管理中心主任(中国スキー協会主席)も同行しました。

 長野県と県日中スキー交流委員会の主催で開かれた、歓迎昼食会には長野県知事代理、白馬村長、スキー連盟や友好協会代表らが出席し、一行を歓迎するとともに交流を深めました。花岡徹県国際担当部長から阿部守一県知事の歓迎メッセージが手渡されたのち、県日中スキー交流委員会を代表して下川正剛白馬村長が中国スキー協会と長野県とのスキー交流に触れ、今後とも県や県日中、関係市町村の連携のもと北京冬季オリンピックに向けての支援交流に取り組んでいきたいと述べ一行を歓迎しました。

 苟局長はあたたかい歓迎に感謝し、「1980年以来長野県や県日中友好協会、県スキー連盟の友人の皆さんは多くのスキー機材を送り、訓練隊を受け入れ中国のスキー発展に大きな貢献をされた。この場を借りてお礼申し上げたい。中国の冬のスポーツの発展は長野の支援と切り離せない。冬季五輪の開催地である長野県から学び2022年の北京冬季五輪の成功を目指したい。スポーツを通じて文化やスポーツ産業でも交流を深めていけることを願っている」と応じました。
 
 高波謙二県日中会長も長野県が東京五輪に向けて中国を相手国としたホストタウン事業に取り組んでいることを紹介するとともに、引き続き22年の北京冬季五輪支援交流に取り組んでいきたいとあいさつし乾杯の音頭を取りました。

 一行はラージヒルのジャンプ台で訓練中の選手の見事な飛行に拍手を送りながら1人1人握手し激励しました。引き続いてスノーパークに移動しローラースキー(クロスカントリーの夏の練習法)で汗を流す選手に大きな声援を送りました。短時間でしたが関係者と交流の実を上げることができ感謝しますとの言葉を残し白馬を離れました。

 *長野県と、体育総局は2016年に冬季スポーツ分野の交流を強化するとの覚書を結んでおり、昨年9月には高志丹副局長が来県しています。8月には阿部知事が北京訪問の際、国家体育総局を訪問する予定です。


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