信州大学農学部と河北省農林科学院が学術交流協定結ぶ(12/5)2018

 河北省農林科学院の張鉄龍院長一行5名が12月5日、信州大学農学部(藤田智之学部長)を訪れ、関係者の見守る中、学術交流協定に調印し協定書を交換しました。

 長野県と河北省とは1983年友好県省を締結以来、農業はじめ各分野の交流を進めてきましたが、昨年10月さくらサイエンス基金の支援で河北省農林科学院の若手研究者が農学部を訪問し、研修交流した縁で、本年9月には藤田学長、伴野潔教授が河北省側の招請を受け学院を訪問し講義を行いました。そうした経緯を踏まえてこのほど協定実現の運びとなりました。

 調印式では、冒頭藤田学部長と張院長が協定書に署名し、出席者に披露しました。

 続いて藤田学部長があいさつに立ち一行の来訪を歓迎したうえで、「河北省農林科学院は設立60周年を迎えられた。河北省は首都北京を取り巻く農業の盛んな省で野菜・果樹・穀物など有名な産地を有している。科学院の研究の成果と思う。協定を通じて今後の共同研究の発展につなげていきたい」と述べました。

 張院長は歓迎に感謝した後、「協定締結を嬉しく思う。協力して協定を実行に移し実り豊かな成果を期待したい。若手研究者の育成や信大での学位取得などを進めていきたい。家族の様に付き合っていきましょう」とあいさつしました。

 来賓として同席した、長野県日中友好協会の布施正幸事務局長は双方の橋渡し役として尽力された孫風国・学院対外合作処長の功績に触れながら、双方関係者の努力が実り、協定が実現したことに祝意を表した後、「平和友好条約40周年と長野県河北省友好県省35周年の節目の年に交流協定が実現したことは大変記念すべきこと。食は人類にとって最も大切な課題であり、人材交流や共同研究での成果を期待したい」とあいさつしました。

 一行は、農学部教員の研究紹介を聴講した後、昼食会、農場等の視察を行い歓迎懇親会に出席しました。翌日は伊那食品工業等を視察参観しました

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