河北省長一行友好35周年で来県、北京冬季五輪協力約す(5/12)

 河北省の許勤省長ら11名の訪問団が5月11・12日、長野県河北省友好県省締結35周年を記念して来県し、阿部知事との会見や冬季オリンピック関係者との懇談、記念レセプションなどに出席しました。12日の阿部守一知事との会見で2022年北京冬季五輪のスキー競技開催地張家口市を持つ河北省側は、1989年長野五輪を経験した長野県に協力を求め、知事と省長は交流の強化を確認しました。

 阿部知事は会談で、昨年10月の河北省訪問時の思い出を語り許省長一行を熱烈歓迎したうえで、北京冬季五輪に「協力、支援したい」とし、「青少年のスポーツ交流や冬季スポーツの指導者の育成などを最大限に行いたい。特に河北省からの子供たちの教育旅行の受け入れにも積極的に努めたい」と述べました。

 許省長は、心温まる歓迎に感謝した後長野冬季五輪の開催のノウハウを学びたいーとし、「専門家顧問グループを作って助言してほしい」と要望。「冬季に大学生を県に派遣して研修を受け、五輪ボランティアを育てたい」とも話しました。
 
 また、阿部知事は「観光振興に努め、人の交流を進めるため、松本空港に河北省石家庄市からのチャーター便を就航させたい」と強調。許省長はこれに賛同しました。

 会談後、一行を歓迎して記念レセプションが開かれました。高波謙二県日中友好協会会長は「この度のご来訪は、李克強総理の来日と関連した日中知事省長フォーラムにご出席の機会をとらえての長野県ご訪問であり日中関係が喜ばしい前進を見せる中、長野県河北省友好県省締結35周年にあたり許省長先生をお迎えできましたことは大変喜ばしい。 昨年10月知事とご一緒に河北省を訪問した折には、省長先生に親しくご歓迎をいただいた。北京冬季オリンピックのスキー競技が張家口で開催されること、国家プロジェクトである「雄安新区」が河北省に建設されることなどを紹介いただき、河北省の前途は洋々たるものがあると実感した。 青年交流をはじめ経済、文化スポーツ、農業、医療など各分野の交流が新たな発展を遂げることを願っています」とあいさつしました。河北省訪問団には朱浩文省政府秘書長や劉暁軍外事弁公室主任(省対外友好協会会長)ら懐かしい皆さんが同行されており、懇親交流の場はなごやかの中に大いに盛り上がりました。

 また知事会見に先立って行われた冬季五輪交流座談会には長野県側から角田道夫県県民文化部長はじめ、県スキー連盟、白馬村、県日中友好協会関係者が出席し長野五輪の経験を紹介しました。河北省側からは許省長はじめ省冬季五輪工作指導グループ責任者などが出席し、北京冬季五輪(スキー競技)の準備状況などが紹介されました。許省長自ら「専門家指導グループを作って指導していただき、競技運営陣を強化したい。両県省共同でスキー学校をつくり河北省のジュニア選手育成に協力していただきたい」などの具体的要望も提起され、有意義な懇談会となりました。

 なお、許省長一行が11日長野到着は夜10時を回っておりましたが、高波会長はじめ県や日中友好協会役員ら20数名が熱烈歓迎の横断幕をもって長野駅頭に出迎えました。宮沢県日中女性委員長から歓迎の花束が渡されました。心温まる歓迎に省長はことのほか喜ばれ、長野オリンピックエンブレムをバックに皆で記念写真に納まりました。