県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/8)

 県日中女性委員会は11月8日、第9回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーら44名が参加して、中国大使館を訪問し、汪婉参事官(大使夫人)や、邵宏偉一等書記官はじめ友好交流部の皆さんからあたたかい歓迎を受けました。席上汪参事官から「平和友好条約40周年をむかえた日中関係の現状と課題」について流暢な日本語でお話しいただきました。熱心な意見交換も行われ、美味しい中華料理で歓迎昼食会が行われ友好を深めました。

 この日、未明に飯山を出発したバスは小布施・長野・松本・諏訪と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、予定通り11時前には大使館に到着しました。

 汪参事官は、長野県日中友好協会が両国関係が厳しい時もぶれることなく友好に努力し、県ととも新しい交流の形態を生み出してきたこと等に触れ、高く評価しました。続いて「平和友好条約40周年にあたり、李克強首相の来日と安倍首相の訪中が実現し、両国のハイレベルの交流が勢いを持ち政治的共通認識を持つことができた。互いに脅威とならず、チャンスととらえ新時代を開いていくこと。実務協力を進めていくための多くの協定を調印し、人的往来の活発化、自由貿易の擁護などを確認した。今後とも深い交流の歴史を持つ隣国同士良い隣人としていくつかの問題を乗り越えていかねばならない。特に国民感情の改善は当面の大きな課題だと思う。民間交流・地方交流を積極的に進めてきた長野県日中友好協会の活躍に期待し、大使館として今後とも民間交流を積極的にサポートしていきたい」などと述べ、参加者に感銘を与えました。 

 宮沢信代女性委員長と西堀理事長が訪問御礼のあいさつをし記念品交換が行われました。宮沢委員長ができたばかりの「中国を相手国とする東京五輪ホストタウンの記念バッチ」を披露し汪参事官の胸につけると大きな拍手がおこりました。意見交換の席では両国の国民感情の改善がテーマになり「両国関係改善が進むこのチャンスを活かし国民感情の好転のためにお互いの国の現状をありのままに理解し(紹介し)、青少年の交流の機会を増やし関心を高めていくことが大切」、「女性は友好の母」などの意見が交わされました。続いて歓迎昼食会がもたれ美味しい中華料理をいただきながら友好交流部のスタッフの皆さんと交流懇親を深めることができました。最後に感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「大海啊、故郷(海はふるさと)」を一緒に歌いました。玄関前にて全員で記念撮影し名残を惜しみながら長野での再会を約して大使館を後にしました。

 一行はその後、国会議事堂を訪れ、地元の太田昌孝代議士の紹介で議事堂内を詳細に案内いただきました。帰路のバスの中では自慢の歌が次々に飛び出し、盛り上がりました。初めて参加した方も「大変楽しく勉強になった1日でした」と感想を述べていました。

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