日中国交正常化45周年記念・日中友好都市中学生卓球交歓大会、67チームが参加し北京で開催(8/1~8)

日中国交正常化45周年を記念し、日中両国の中学生による卓球交歓大会が8月1日より8日まで中国北京市において開催されました。この大会は卓球交歓大会を通じて、両国の友好都市間の交流と友好関係を構築し、スポーツ界の交流発展を促進するために行われており、5年ごとに開催されています。

県下からは6チームが参加し、県チームが河北省と、長野市が石家庄市と、松本市が廊坊市と、須坂市が四平市と、上田市が寧波市と、飯山市が深釧市福田区とそれぞれ友好都市で合同チームを組んで大会に出場しました。

最初の3日間(飯山市は相手の都合により後の3日間)はそれぞれの友好都市を訪問し友好を深めると同時に、日中双方の選手役員が合同練習を行ってお互い心を一つにして試合に臨みました。

1日目、長野市チームは友好都市の石家庄市に行き、ホテル内の宴会場において石家庄市外事弁公室の欒主任以下職員皆さんの熱烈歓迎を受け、双方の選手役員団が参加し、盛大な歓迎会をやっていただき感謝の念で一杯でありました。石家庄市の皆さんとは5月にも緑化事業で訪れた折にお会いしており会は大変に盛り上がり、緊密な交流ができ友好を一層深めることが出来ました。

2日目は、練習を行いました。隣の正定県にある卓球訓練基地に向かいました。国家の訓練基地となっており規模はものすごく大きく卓球台も40台ほど置かれていてびっくりしました。又、そこには併設して卓球の実験学校や卓球博物館も設置されています。練習は長野県チームと一緒に行いました。中国選手は体も大きく体格面、卓球の技術においてレベルはかなり高く感じられました。日中選手が和やかにしかも真剣に練習。言葉の違いを乗り越えて、本当に溶け込んだ交流ができ試合に臨む体制ができました。

3日目には高速鉄道にて北京に向かい、宿舎の北京会議センターに入りました。全国の選手役員が一堂に会して4日目からの大会に臨む準備をしました。

4日目は北京オリンピック記念体育館で、開幕式が行われ全国67チームの選手、役員並びに日中双方の来賓が出席し盛大に行われました。午後には練習を行い明日からの本番に備えて選手のみなさんは真剣な練習を行ないました。

5日目には、いよいよ試合が始まり、参加67チームが4つのブロックに分かれて予選が行われました。各ブロック4から5チームがリーグ戦で試合を行い、勝ち抜いた2チームが準々決勝に進むことになります。長野市チームは3戦し全勝したため第1位となり、第2位の東京都目黒区チームとともに準々決勝に進むことになりました。

6日目は、準々決勝と、準決勝、決勝が行われましたが、予選で敗れた約半数のチームは市内参観となりました。準々決勝と準決勝、決勝は4ブロクごとにトーナメント方式で行われました。

長野市・石家庄市チームは準々決勝では岐阜県・杭州市チームと当たり4勝1敗で勝ち、準決勝では福岡県・広州市チームと当たり3勝2敗で決勝戦に進むことができました。決勝戦では強豪の長崎県・上海市と当り2勝3敗で惜しくも敗退しましたが日中双方の選手はよく頑張ったと思います。健闘をたたえたいと思います。試合終了後表彰式が行われましたが、戦い終えて皆さんさわやかな友好大会にふさわしい和やかなムードの中で大会の幕を閉じることができました。

7日目は、全員で万里の長城を視察し雄大な景色と共に悠久の歴史の重みを感じながらに帰路につきました。夜は記念宴会が盛大に開催され、会場の中は熱気に溢れあちこちで友好を深め名残惜しそうな姿が見られ印象的でした。皆さん大変満足そうでした。

8日目は帰国。早朝ホテルをバスで出発し北京空港から帰国の途につきました。この8日間はハードスケジュールでしたが、天候に恵まれ何よりも事故や病気になる者もなく帰れたことは良かったと思っております。

最後に、今回の訪中に当たり、ご支援、応援いただきました自治体の皆様、卓球協会の皆様、日中友好協会の皆様、ご家族の皆様等関係の皆様方に心から感謝申し上げたいと思います。
(長野市日中友好協会理事長 金子繁三)