県日中学術交流委員会17年度総会における祝辞
長野県日中友好協会会長 高波 謙二
2017年度日中学術交流委員会総会開催おめでとうございます。日ごろの日中学術交流促進のご尽力に敬意を表しますとともに、日中友好協会の諸事業に対しご理解ご協力いただき感謝申し上げます。
特に、代表して濱田会長先生や上條先生には大変親しくご支援お付き合いいただき、昨年の県協会創立六〇周年記念式典にもお忙しい中ご臨席賜り激励をいただきました。改めて感謝申し上げ ます。
長野県と中国との学術交流は、信州大学や長野大学、県短期大学をはじめとした関係の皆様の熱心なご尽力により、多くの協定が結ばれ、専門分野の交流が行われております。大学間の人の交流も今後ますます期待が高まります。また20期を数える「日中関係を考える連続市民講座」も貴重な取り組みとして評価されております。
日中関係に明るさも見えてきた中で日中国交正常化45周年を迎えます。昨年の対中貿易は1位で30兆円を維持しており、訪日中国観光客は640万人に達しました。日中両国は歴史的文化的にも深いかかわりを持っています。隣国同士仲良くしていきたいものです。引き続き相互信頼回復につとめていきたいと思います。
官民一体の事業として、長野県政府とともに、8月一週間にわたり北京で開かれた日中友好都市中学生卓球交歓大会に6チームが参加したのをはじめ、中国を相手国とする東京オリンピックパラリンピックホストタウン事業に取り組んでいます。10月29日からは知事を団長とする日中友好県民の翼訪中団を派遣する計画です。是非各大学からもご参加いただきたいと存じます。若手の皆さんをご推薦いただきたいと思います。
文化・学術交流は両国関係発展のために重要な役割を果たしてきました。このことは、中国大使館や全国の日中友好協会でも高く評価されています。日中学術交流委員会の一層のご活躍をお祈りします。(2017.8.10)