中国語スピーチコンテスト長野県大会、日頃の学習成果を披露(9/30

9月30日、長野県日中友好協会ラジオ孔子学堂の主催による第35回中国語スピーチコンテスト長野県大会が開催され、高校生から80代の中国語学習者までの幅広い年齢層28人が出場しました。

朗読部門には高校生部門5人、大学生部門7人と一般部門11人が参加、課題文の中国の物語を発表し発音や表現力を競いました。

 弁論部門には5人が出場、自作文で中国語による内容や表現力を競いました。留学生をホームステイで受け入れ交流した体験等のテーマを取り上げ、積極性がある本格的な弁論発表となりました。

弁論の部で優勝した県短大の2年生の鞍田夏実さん(21)は、昨年8月までの1年間、中国の河北大学に留学した経験を踏まえて発表しました。現地で同世代の親しい友人ができたことから、「過去の歴史を次の世代に伝えるとともに、日中の若い世代が新しいつながりをつくっていくことを大切にしたい」と訴えました。

岩下隆審査委員長は朗読部門の出場者は、正確な発音を心がけていてよかった。弁論部門では、スピーチコンテストの回数を重ねるごとに、年々レベルが向上していると、評価しました。

 竹内勲長野ラジオ孔子学堂長は主催者あいさつの中で、日ごろの学習の成果を発揮するよう激励し、中国文化の原点というべき中国語の学習の輪が一層広がるよう期待していますと述べました。西堀正司県日中友好協会理事長、李妮県国際交流員、王秀閣中国国際放送局孔子学堂責任者等も出席し、中国語を学ぶ皆さんが日中両国の友好の懸け橋になっていただきたいと激励しました。また朗読の部に出場した大月良則さん(県国際担当部長)は中国語を学び友人と直接交流できるすばらしさを語り、引き続き中国語を学び、来年は入賞を目指したいと述べました。会場には出場者の友人や中国語学習仲間なども応援に駆けつけ拍手を送っていました。

 入賞者は次のとおりです。。
 弁論の部 一般部門 ①鞍田夏実 ②清水岳美 ③藤澤淳一 (努力賞) 清水浩
 朗読の部 高校生部門 ①久保田拓樹 ②松林菜緒 ③赤塩涼 
 朗読の部 大学生部門 ①半田聖蘭 ②藤森杏莉 ③小林温実  (敢闘賞) 町田春風
 朗読の部 一般部門 ①高橋信一 ②伊藤勝善 ③西原優子  (奨励賞) 横川正秀

 弁論の部で優勝した鞍田さんは大学生の部で、2位の清水さんは一般の部で来年1月の全国大会に県代表として推薦されました。入賞者にはトロフィーや楯が、また出場者全員に記念品として中国語学習教材が贈られました。