<新春メッセージ>相互信頼構築と国民感情の増進に努めましょう
中国大使館友好交流部参事官 汪 婉
2016年の新年を迎え、謹んで新春のお祝いを申し上げます。
一昨年11月に達成された両国政府の四項目の原則的共通認識に基づき、両国各界のたゆまぬ努力により、困難な状況にあった中日関係は去る2015年、戦後70周年という節目の年にようやく改善の方向に転換し、各分野における交流と協力は回復されつつあります。この中、両国関係の改善のために、長野県各界はより一層結束し、地方レベルから大きなご貢献をなされ、欠かせない重要な役割を果たされたことは特筆に値するものであります。阿部守一知事と張慶偉河北省省長との相互訪問をはじめ、貴県と河北省は様々な分野において、活発な交流事業を実施され、中日両国地方交流のモデルと言っても過言ではありません。これに対し、高く評価し、感謝の意を申し上げます。
その一方、中日関係にはまだ不安定な要素が含まれており、両国相互信頼関係の構築と国民感情の増進には引き続き努力しなければなりません。中日友好の基盤は民間にあり、中日関係の前途は両国人民に委ねられています。新たなる一年に、長野県の皆様は「民を持って、官を促す」という両国間の優れた伝統を発揚し、中日関係の持続的改善と両国人民の世々代々にわたる友好のために引き続きご尽力、ご貢献されますよう期待しております。
長野県の益々のご発展と長野県民の益々のご幸福をお祈り申し上げます。(16.1.1)