新春メッセージ  

中華人民共和国駐日特命全権大使 程永華 

新年を迎え、謹んで新春のお祝いを申し上げます。

去る14年において、長野県、県日中友好協会をはじめ貴県各界の友好人士の方々の努力により、貴県と中国との書画、スポーツ、芸術交流など豊富多彩な国民、特に青少年向けの交流イベントが活発に企画・実施され、両国関係の改善と国民感情の増進に繋がるものとなりました。これに対し、高く評価し、感謝の意を申し上げます。

 昨年11月、両国政府は当面の中日関係の適切な処理と改善について4項目の原則的共通認識に達しました。中日関係が改善の方向に第一歩を踏み出し、これは両国各界の方がより大きな情熱と意気込みで中日友好事業に身を投じるよう鼓舞するものであります。これをきっかけに、両国関係が「歴史を鑑とし、未来に目を向ける」精神で、絶えず改善し、発展することを願ってやみません。

 中日友好はとどのつまり両国人民の友好であります。困難な時期だからこそ、両国の地方、民間交流に力を入れ、相互理解を深め、友好事業の後継者を育て、両国関係のしっかりとした民意の基礎を築くべきと思います。駐日中国大使館としては、これからも長野県と中国との友好交流を支持し、安定で健全な両国関係のために弛まぬ努力をしてまいりたい所存であります。

 最後に、長野県の益々のご発展と長野県民の益々のご幸福をお祈り申し上げます。