会長就任あいさつ


                                長野県日中友好協会会長  高 波 謙 二 


 このたび井出先生の後を継いで会長に就任いたしました高波と申します。重責を担う器でないことは十分自覚しておりまして、強くご辞退申し上げてきましたが、やむなくお引き受けすることとなりました。各位におかれましては格別のご鞭撻ご支援をお願い申し上げます。

 井出会長さんには、厳しい環境の中で私どもを導いてくださいました。会員一同感謝の気持ちでいっぱいであります。時には鋭い分析力で本音で語っていただいたことは私にとりまして大きな財産となりいろいろ学ぶことができました。今後ともご指導をお願いし、本会を見守っていただきたいと存じます。くれぐれもご自愛され、今後も貴重なお話を楽しみにしております。長い間、お疲れ様でした。ありがとうございます。

私と中国とのご縁は長野県の事業である信州洋上セミナー(信州青年連帯の船)で実行委員会会長を務め、1万人近い県内青年を河北省などに送りだしたことと、また当時、花岡堅而会長と吉田武夫理事長の要請を受けて県日中青年委員会を立ち上げたことですが、このことで図らずも、河北省政府から「人民友好使者」の称号を授与されたことは私にとって大切な思い出であります。

定期大会には、中国大使館から汪婉(おうえん)大使夫人はじめ中島恵理副知事、県民文化部長、国会・県会の諸先生、長野市や関係友好団体の代表の皆様をご来賓としてお迎えし盛大に開催できましたことを心から感謝申し上げます。今後の活動に大きな励みとなります。

日中関係改善の動きが好循環で進む中、うちにあっては諸課題が山積みしておりますが、是非皆様方のご支援ご協力をいただいて全力を傾注して先人がご苦労いただいて築きあげた日中不再戦・平和友好の思いと歴史を大事にして、民間交流に取り組み、日中友好親善に邁進していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
   (2015.5.25)