長野市の帰国者、世界遺産・富岡製糸場とこんにゃくパークを見学交流(10/25)
 
 長野市と市日中友好協会、市帰国者の会で構成される長野市中国帰国者三者連絡会の主催により平成27年度長野市帰国者のつどいが10月27日行われました。昨年の上越市水族博物館訪問に引き続き今年も要望に応えてのバスツアーで世界遺産冨岡製糸場とこんにゃくパークを訪問しました。帰国者65名と友好協会役員、市生活支援課の皆さんが参加し、市のバス2台に分乗しての80名の賑やかな見学交流会となりました。

 あたたかい日差しに恵まれたこの日、長野を8時前後に出発した2台のバスは松代PAで合流し、ここで開会式が行なわれました。

 三者連絡会副会長の柳沢春生・市帰国者の会会長は、「沢山の帰国者に参加いただき感謝します。年配の方もいるので、無理しないで、楽しい1日を過ごしてください」とあいさつしました。布施正幸・県日中帰国者交流センター次長も「帰国者1世の皆さんが大勢の子や孫に囲まれて安心した老後を送れるよう地域の皆さんとともに頑張っていきたい。日中両国の不再戦、平和友好を願う気持ちを誰よりも持っている皆さんが友好の懸け橋になっていただきたい」と述べました。

 バスは、予定通り11時に富岡製糸場に到着すると、参観者が門前列を成していて大盛況でした。木骨レンガ造の広大な建物がしっかり保存され、東置繭場跡には富岡製糸の歩みをわかりやすくパネル展示してありました。繰糸所は工場の心臓部だったところですが、28年前まで動いていた機械が整然とその場所に保存されていました。

 富岡製糸場は明治5年(1872)に日本初の官営の近代的大規模製糸工場としてスタートしました。以後民営払い下げとなり最終的に長野県とかかわりの深い片倉工業㈱が取得し昭和62年(1987)操業停止まで続いたもので、その後富岡市に寄贈され国指定重要文化財となりました。昨年念願かなって世界遺産に指定されました。帰国者の皆さんも興味深げに参観していました。

 市内の藤乃屋で昼食の後、群馬県の特産こんにゃくのテーマパーク「こんにゃくパーク」を訪問しました。大変大きな施設ですが、こちらも大勢の観光客でにぎわっていました。まず入口で記念撮影、そして工場を2階から案内コースに沿って参観しました。続いてこんにゃくのバイキング料理を味わい、最後に両手がふさがるほどのこんにゃく製品を買い込みショッピングを楽しみました。

 一世の皆さんは70代半ば過ぎの方が多いですが、皆さん元気に2世3世4世に囲まれて楽しい一日だったと喜んでいました。

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