第50回日中友好キャンプ、友好王国in上高地・小梨平キャンプ場(8/8・9)

 長野県日中友好協会青年委員会(石崎琢哉委員長)と女性委員会(島津美智子委員長)は8月8・9日上高地・小梨平キャンプ場にて第50回日中友好キャンプを開催しました。留学生や中国大使館の皆さん、国際交流員、友好協会会員メンバーなど60名余が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

 北アルプス穂高連峰の麓、上高地・小梨平キャンプ場は清涼な梓川・河童橋の隣接地にあって参加者の心をときめかしてくれます。下界の気温は35度、ここは別天地で19度、大勢の登山客、観光客でにぎわっていました。開会式で石崎”国王”が、「友好王国」の建国を宣言し、「50回目を迎えた友好キャンプを参加者が協力して成功させましょう」とあいさつしました。松本市都市交流課の堀洋一課長、県日中友好協会の西堀正司理事長、中国大使館友好交流部の王磊三等書記官、県華僑総会の王昌勝会長、地元松本日中友好協会の藤沢光幸事務局長からあいさつをいただきました。

 赤、青、緑、黄色、白のバンダナを目印に5つの班に分かれて活動が開始されます。最初は、やはりこの素晴らしい大自然を体験しようと班毎に大正池目指して散策です。河童橋をわたりせせらぎの水の冷たさを体験し、日本アルプスを世界に紹介したイギリス人牧師ウォルター・ウエストン記念碑の前で写真に納まりました。時間の関係で田代池まで歩いて、Uターン、上高地帝国ホテルを眺めながらキャンプ地に戻りました。全員英気を養い、さていよいよ夕食準備にかかります。炭火おこしに悪戦苦闘しながらも、乾杯、焼肉バーベキューに舌包みを打ちました。国立公園の中でも規則が厳格なこの地はキャンプファイヤーができません。替わりに、コミュニティーセンターに場所を移して夜遅くまで、両国青年の語らいは続きました。

 翌朝は6時起床。ラジオ体操で体をほぐした後、カレー作りに励みました。各班それぞれの味自慢のカレーをおいしく食べ、後片付けの後、明神池コースの散策に出かけました。若者は元気です。女性委員会スタッフがこの間おにぎりなど軽い昼食を準備してくれ、一行が無事戻ったところで腹ごしらえです。「本当に上高地の自然は素晴らしい。一生の思い出です」と大使館の皆さんはじめ留学生たちは喜んでいました。

 閉会式で、島津”女王”は、「今日は長崎原爆の日、平和を願い、キャンプの中ではぐくまれた日中友好を大切に今後に活かして行きましょう」とあいさつしました。留学生、研修生代表や県国際交流員の董彤さんは、「今回初めてキャンプに参加しましたが、本当に楽しかったです。女性委員会や青年委員会の皆さんが活躍している姿に感銘を受けました。このような交流を通じて友好を深めていきたいです」と感想を述べていました。



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