長野が好き!
                                   張金霞(長野県国際交流員・河北省滄州市)

日中友好協会の皆様、こんにちは

春風が心地よい、桜の便りが次々に聞かれるこの折、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

先日は第37回日中友好スキー大会に参加させていただきありがとうございました。

さすが冬オリンピック大会の会場となった志賀高原ですね。志賀高原一の瀬スキー場は雪質が良く、また当日は良い天気に恵まれたため、青空や雪に白く染められた山々が大変美しく、ゲレンデはスキーやスノーボートを楽しむ人々で賑わっており、まさにウインターリゾートNAGANOそのものでした。私はスキーが初めてでしたが、教えてくれた永井さんはとても優しい方で、スキーやソリなどの雪遊びを楽しむことができました。

スキー大会の後の懇親会も盛り上がりました。37年間、このイベントのために、スキーウェアを無料で貸し出しているスワロースキーグループと、日中友好を熱心に支援している皆様に敬意を表します。懇親会ではスワロースキーグループの丸山会長の通訳という大役を仰せつかりました。ありがとうございました。バスからホテル、食事まで180人以上の手配をしたことは大変だったと思います。主催者である長野県日中友好協会女性委員会と青年委員会の皆様、大変お疲れ様でした。

 来日記念講演をきっかけに皆様と初めて会ったことは昨日の如し、あっという間に2年間経ちました。4月に、私は国際交流員の仕事を終え中国に帰ります。2年間大変お世話になりました。心から深く感謝いたします。

皆様のおかげで、私は日中友好協会の活動に数多く参加することができました。温かい雰囲気の中で皆様と楽しい時間を過ごすことができ、大変感動いたしました。井出会長の未来を担う若者への温かいメッセージに感動し、西堀理事長がご夫婦二人そろって日中友好のためにご尽力される姿に感銘をうけました。夏のキャンプの時、布施事務局長が作ったカレーは本当に美味しかった。女性委員会の皆様が手作ったきのこ汁やおにぎりは懐かしいお袋の味がしました。夏のキャンプも冬のスキー交流会も楽しく良い思い出になりました。

仕事では、学校を訪問したり、講座や料理教室を開いたりして、子供から年配の方まで沢山の皆様と交流を深めることができました。仕事へのやりがいを実感し、とても有意義な時間を過ごしました。

四季折々の美しい自然と大切な仕事、優しいおもてなしの心を持った皆様に囲まれ、私は長野が大好きになりました。この2年間、長野での生活を満喫しました。長野へ来て、皆様と出会うことができて幸せでした。

これで長野を離れることになりますが、第2のふるさととして、長野県民の一人であったことを誇りに思い、国に帰っても、長野県の素晴らしいところを周りの人に紹介したいと思います。素朴な草の根の交流が両国友好の基盤であり、今後とも貴重な皆様とのご縁を大切にして皆様のように日中友好の架け橋になれるように頑張りたいと思います。

2年間大変お世話になりました。どうもありがとうございました。(2014.4.2)

*張金霞さんは2012年4月から2年間にわたって長野県国際交流員として県国際課に勤務されました。河北省滄州市の出身です。2年間の思い出を寄せていただきました。明るく聡明な彼女は、多くの人々と交流し、友人も大勢います。帰国後の活躍を祈ります。