「満蒙開拓平和記念館」平和教育の拠点として〜記念館脇に「平和友好の碑」を設置〜

                  満蒙開拓平和記念館 専務理事 寺沢 秀文

 長野県日中友好協会ご関係の皆様始め全国各地よりの尊いご支援等を頂き、足かけ8年をかけ、昨年4月に下伊那郡阿智村に開館した「満蒙開拓平和記念館」。お陰様にて県内各地、また県外からも沢山の来館者にお越し頂き、126日段階で来館者数は24,334人を数えます。

また、昨年10月には記念館の敷地内に「平和友好の碑」を設置。悠久の平和と中国等との友好促進の願いを込め、飯田日中友好協会の提唱により、長野県内の各地区日中友好協会の皆さん等よりの温かい御支援をも賜り設置されたものです。碑銘の「平和友好」の揮毫はこの記念館の建設に早くから特別の思いでご支援を頂いてきた阿部守一長野県知事。また、その碑銘の下にはかの周恩来も引用した「前事不忘、後事之師」の言葉が森田恒雄元県議の手により書かれ、「満蒙開拓の被害と加害」との両面に触れ、この史実から未来に向けての平和を学んでいこうとする当記念館の建設趣旨とも合致するものです。

当記念館も民間運営施設として2年目以降、厳しい運営が続くこととなると思いますが、この伊那谷から平和を発信する、小さくともキラリと光る記念館として頑張って参りますので、今後ともご支援を宜しくお願い申し上げます。飯田日中副理事長