県女性委員会バスツアー、中国大使館を表敬交流(11/19)

 県日中女性委員会は11月19日、第7回秋の日中友好研修バスツアーを行いました。女性委員会メンバーらが参加して、東京の中国大使館を訪問し、楊宇・参事官(広報部)より「最近の日中関係について」講演いただいた後、歓迎昼食会が行われ友好を深めました。

 この日、未明に飯山を出発したバスは長野・松本と高速道沿いに参加者を加えながら、東京を目指しました。車中では西堀正司県日中理事長から最近の日中関係についてのレクチャーに耳を傾け、さらに中国国際放送局長野孔子学堂の朱丹陽さんの指導で「大海啊、故郷」(海はふるさと)を発音から学習し最後はうまく歌えるようになりました。予定通り11時半には大使館に到着しました。飯田日中の皆さんや全国本部の佐藤洋一さんたちとも合流し、総勢66名となりました。

 楊参事官は、心からの歓迎の意を表した後、「世界にまれな交流の歴史を持つ隣国の間柄の日中両国はともに学びあう関係にあり、仲良くしていくことは両国の賢明な選択であり世界からも歓迎される。両国首脳の会談が持たれ両国関係改善に重要な一歩を踏み出した。今後は日中共同声明など4つの基本文書と先の4項目の合意を守り進むことが大切と思う。ともにウインウインをはかる立場から一部の問題があっても対話と平和的方法で解決していきたい。両国の交流と協力を推進し特に青少年交流を発展させていきたい。大使館として今後とも民間交流を積極的にサポートしていきたい」などと述べ、参加者に感銘を与えました。 

 島津美智子女性委員長が訪問御礼のあいさつをし記念品交換が行われました。意見交換の席では森田恒雄飯田日中会長、西堀正司理事長らが講演に感謝し友好推進の提案や意見を述べました。続いて歓迎昼食会がもたれ美味しい中華料理をいただきながら大使館のスタッフの皆さんと交流懇親を深めることができました。最後に感謝の意味を込めて、バスの中で練習してきた「大海啊、故郷」を一緒に歌いました。玄関前にて全員で記念撮影し名残を惜しみながら長野での再会を約して大使館を後にしました。友好交流部の王磊さんには特にお世話になりました。

 一行はその後、渋谷文化村ザ・ミュージアムでフランス絵画展「夢見るフランス絵画-印象派からエコールド・パリ へ-」を参観して更に英気を養い、帰路につきました。バスの中では自慢の歌が次々に飛び出し、盛り上がりました。初めて参加した方も「大変和やかで楽しく勉強になった1日でした」と感想を述べていました。