第37回日中スキー交流会in志賀高原一の瀬スキー場、180人の熱気(3/15〜16)

 長野県日中友好協会青年委員会(西村源委員長)と同女性委員会(島津美智子委員長)の主催により、3月15、16日の両日、山ノ内町志賀高原の一の瀬ファミリースキー場において、第37回日中スキー交流会が開かれました。中国留学生・帰国者・中国大使館の皆さんをはじめ180人が参加し盛大で熱気あふれる交流会となりました。

 開会式では島津委員長が、「大勢の参加者が心を通わせ、日中友好の楽しいスキー交流会にしましょう」とあいさつしました。

 日中友好のゼッケンをつけ16班に分かれて青年委員会などの指導員のリードのもと、スキーやスノーボードの教室がおこなわれました。絶好のスキー日和の中、初心者も何度も転びながらもだんだんとコツを覚え直滑降からボーゲンへと進み、多くの人がリフトに乗れるようになっていきました。5回以上のスキー体験のある、かなりのレベルの人もいました。留学生らの要望に応えてスノーボードの班も開設され40人ほどが参加しました。

 夜の交流会では、西村青年委員長が180名もの参加を得て盛大にスキー交流会を開催できたことに感謝し、「日中関係は現在困難な中にあるが、スキー交流会を通じて親睦を深め、民間同士の友好交流を進めていきたい」と述べました。

 西堀正司県日中理事長と、中国大使館の王麟三等書記官から祝辞をいただきました。スキー用具を提供していただいたスワロースキーの丸山哲三会長の音頭で乾杯し、懇親会に入りました。杯を交わしながら交流しました。

 女性委員会の優雅なフラダンスや信大留学生の歌、帰国者の創作ダンス、大使館の皆さんの歌などが次々と披露され、「うるわしの志賀高原」までとび出して大いに盛り上がりました。中国国際放送局の朱丹陽さん、長野県華僑総会の王昌勝会長、地元山ノ内町・中野市・飯山市の日中友好協会の役員も出席し激励交流しました。

 2日目も好転に恵まれました。自信をもって滑り降る姿が目立つようになりました。けが人もなく、無事スキー教室を終えて、昼は女性委員会の皆さんが心を込めて準備してくれたきのこ汁などをおいしくいただきました。

 閉会式では、裏方をつとめた女性委員会メンバーが登壇し参加者から感謝の拍手が送られました。留学生の代表が「楽しいスキー交流でした。友人の皆さんの友好の熱意を必ず友人知人に伝えたいと思います」と述べました。15人ほど参加した帰国者の皆さんも大変楽しかったと喜んでいました。