日中友好新春座談会と新年会170名が参加して開催−県協会創立50周年に向けて友好発展を誓う
長野県日中友好協会は1月18日、恒例の日中友好新春座談会と新年会を長野市内のホテル・サンパルテ山王で開きました。
新春座談会には、県内23地区協会代表ら120名が出席し、2006年の友好の抱負を語り合いました。新年会には中国大使館の蔡紅一等書記官はじめ各界来賓のご臨席をいただき、170名の出席のもと盛会裏に開催されました。小泉首相の靖国神社参拝で日中関係が悪化している中、9月に長野県日中友好協会は創立50周年を迎えます。出席者一同、「日中の友好関係を民間から再構築し友好関係を深めていこう」と気持ちを新たにしました。
新春座談会では、靖国問題を解決し、相互信頼関係を築くことの大切さが熱心に議論され、具体的交流の抱負が語られました。
新年会で、井出正一会長は「日中関係が良い方向に向かうよう草の根の交流が大切になる。50年前は日中国交正常化前で、協会創立にも苦労が多かったはず。当時の先輩方の思いを継いで友好促進に努めて行きたい」とあいさつしました。
蔡一等書記官は小泉首相の靖国神社参拝や「中国脅威論」を批判し、「本年は日中関係にとってきわめて大切な年。経済や人的交流が良好でも、政治がギクシャクし続ければ影響は大きい。第2の国交正常化のような気概で進まねばと思う。民間団体に大きな期待がかかっている。長野県日中のの皆さんの活躍に期待します」とのべました。
出席者は和やかに交流し、日中友好の大切さを再確認して、友好促進に向けて努力することを誓いあいました。また、青木弘県国際課長、小坂憲次(代)・羽田孜(代)両代議士、若林正俊(代)・吉田博美(代)・羽田雄一郎(代)各参議院議員、佐野功武・村石正郎・竹内久幸・今井正子・木内均各県議、中沢一坂城町長らから激励の祝辞をいただきました。来賓として、清水勇・山口わか子元代議士、塚田佐元長野市長・有賀正元松本市長・轟正満長野市議会議長、牛越充信濃教育会会長・春原直美県国際交流推進協会・待井重保県商工会連合会専務・岡村重信県経営者協会事務局長・増山清県中小企業団体連合会総務課長・西川勝県信用保証協会総務課長・岡沢賢朗全農県本部管理部長・高山浩一JA長野中央会営農農政部課長・竹澤昭彦連合長野事務局長・高橋康雄部落解放同盟県連副委員長・田中松本歯科大専務・穂苅甲子男信州ころ島友の会会長など関係友好団体、企業の代表などの出席をいただいたほか祝電が多数寄せられました。
◎県協会は50周年記念事業として、「友好の歩みV」の発刊、記念祝賀会と友好の翼の派遣、内蒙古雑技団県内公演、満蒙開拓団の絵画展と語り部の集いなどを予定しています。