河北・江蘇の旅=長野県日中友好訪中団、5月の空に友情をはぐくむ

 河北・江蘇の旅=長野県日中友好協会訪中団(山根敏郎団長)は5月22〜29日、北京・石家荘・南京・無錫・上海を友好訪問し友好の実をあげて帰国しました。

 長野県の友好提携先の河北省では緑化協力の一環として日中緑化交流基金の支援を得て太行山(平山県西柏波)で第5期プロジェクトが進行しています。現地で植樹活動を行い、コノテガシワの木を植えました。しっかり穴を掘り、たっぷり水をくれて、根付き成長することを祈って各団員が5本、6本と植えました。一行はこの後、2000年日中緑化協力プロジェクトがスタートしたときの記念碑の前で記念撮影しました。表土が少ない山地が段々と緑に覆われてきて、緑化の努力が実りつつあることを感じました。副県長さんや鎮長さん林業局長さんなどの歓迎を受けました。
 また丁西冶河北・長野希望小学校では学校に到着するやいなや校長先生はじめ、児童たちに歓迎されました。熱心に授業を受けている姿が印象的でした。サッカーボウルやボウルペンなどを贈呈して、勉学に励んでくださいと激励しました。この学校は現在小学校の高学年80人が学んでいるそうです。河北省での歓迎会では昨年4月来県された何少存省人大副主任はじめ友好協会の皆さんから心暖まる歓迎を受けました。
 北京では、中日友好協会の許金平秘書長を表敬し、4月の長野で開かれた第10回日中友好交流会議の思い出話に花が咲きました。歴史問題や靖国問題を一刻も早く解決して、日中両国が真に友好協力の道を進んでいけるようともに努力していきましょうと硬い握手を交わし、記念写真に納まりました。
 南京では江蘇省友好協会創立50周年記念行事に参加しました。世界14カ国から180名内日本から107名、総勢400名の参加する盛大な祝賀会となりました。日本側を代表して林義郎・(財)日中友好会館会長が祝辞を述べ、大切な日中関係前進の決意を語りました。国内でも有数の豊かな省として諸外国との多面的な交流を進めている様子が伺えました。同時に、日本との関係が一番親密ですとの担当者のことばに感慨を覚えました。南京城壁修復を平山郁夫会長が呼びかけてから10周年を迎えますが、城壁は創建当時の威容を取り戻し、落ち着いたたたずまいで私たちを迎えてくれました。中山陵に眠る孫文先生は、中台関係の現状をどんな思いで見つめているのでしょうか。国民党の連戦主席が陵墓をおまいりしたのはこの4月のことでした。
 無錫での太湖遊覧は思いがけずジャンクに乗ることができました。時の流れは緩やかで至福のひと時でした。
 上海では魯迅記念館を久しぶりに訪れる機会を得ました。内山完造先生と魯迅先生の深い友情に思いをいたしながら、日中両民族の真の和解と共生・大同の理想を想起した次第です。
 全日程を、真心こめて親切に案内いただいた河北省友好協会の紀紅さんに感謝しながら、上海浦東空港を後にしました。再見(サイチェン)。