小泉総理大臣の靖国神社参拝に関する村岡久平理事長の談話(2004年1月)

小泉総理がよりによって年の初めの元旦に、就任以来四度目となる靖国神社参拝を行なったことに強く抗議する。
小泉総理の度重なる靖国神社参拝について、日本各界の人びと並びに中国、韓国など近隣諸国の人々の反発を顧みず、またまた参拝したことは誠に遺憾に堪えず、憤りを覚える。
日中両国首脳の相互訪問の実現は、日中関係の発展のうえで最も重要なことである。数年来その願いが達成されていないのは、小泉総理の繰り返し行なう参拝に起因していると言えよう。
わが国とアジア諸国、特に中国との良好な信頼関係を築くことがますます重要性を増している今日、小泉総理の靖国神社参拝によって、日本への不信と警戒の念がいっそう増幅させる結果となることを憂慮するものである。

二〇〇四年一月一日