第25回 ピティナ・ピアノコンペティション（2001年度）

夏目音楽教室生徒たちピティナで活躍

ピティナ・ピアノコンクールへ参加することは、生徒たちが自分の音楽により磨きをかける最良の機会になると考えます。その意味から、教室では能力のある子どもたちや熱心な生徒たちには、積極的にこのコンクールに参加して自分を磨くように指導しています。その結果、今年も以下にご報告のような結果を生みました。

しかし、これらの結果は、コンクールというものに伴いがちな、生徒同士の（時には親同士の）熾烈な競争の結果でないことは、特にここで触れておかなければいけないと思います。指導者としての私は、生徒たちに悲壮なまでの努力を強いたり、生徒同士の競争をあおるような指導は、一切行ってきませんでした。それが私の教室のいい意味での伝統であり、雰囲気だと思っています。

実際の話、コンクール当日は、参加する生徒と親御さんに一切任せて、私がコンクールの会場へまで足を運ぶことは、原則としていたしません。そこまで私がコンクールにのめり込んでしまうことは、私の教育活動のバランスを欠くように感じているからです。私にはコンクールを受けない生徒もたくさんいますし、その生徒たちのレッスンも同じように大切にしなければいけない、と考えています。

また、私の教室では、私のクラスのコンサートを例年４月第２日曜日に行いますので、ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲に取り掛かるのは、それが終わった４月の中旬以降からになります。ピティナの課題曲は３月初めには発表されていますから、多くの教室の生徒たちはその時期から準備に入ると聞いています。それに比べると、私の生徒たちの準備は大変遅れることになります。大曲が多く課せられる上級部門の場合は、ことにそのようなことが言えるでしょう。それでも、私としては私の教室のコンサートを何よりも優先して来ましたし、これからもそうするつもりです。このようなハンディを考えると、生徒たちのピティナでの活躍は、ことの外うれしく思います。

地区予選結果

地区本選結果

全国決勝結果