ガーデニングのホームページを開いて
プライベイトガーデンというのは、文字通りプライベイトなもので、個人的な生活に深く関わるもの。ガーデンをデザインするとき、パーゴラやパティオのような憩う場所は、いかに外の視線から見えなくするかということに気を配るのも、そこにあるといえるでしょう。その意味から、インターネットのように広く外に開かれた世界に、自分の庭を公開することには、どうか踏み切れないものがありました。
それでも、「私たちのガーデニング」のページを開設しようと思ったきっかけは、もともとあった音楽のページが関係しています。この音楽のページは、市販テキストの批判的研究を始め、かなりまじめで重いページがたくさんあります。それら長いページの記事は、あまり気軽に読んでいただけるようなものではありません。 しかし、それだけ努力をして書いているものですから、子どものピアノ教育に関心のある多くの方々に見ていただきたいというのが、正直な気持ちです。
そこで、もう少し書き手の仕事に関係のない、趣味のような私的な部分のページを作れば、書き手に親しみを感じていただけるのではないか。そうすれば、音楽のページも新たな好奇心と興味を持って、読んでいただけるのではないかと考えました。本来外の視線から守ることを大切にするプライベイトなガーデンを、あえて公開したのには、こんな理由があったのです。
とはいうものの、ただプライベイトな面を陳列するだけのホームページでは、公にしたことの意味がなくなってしまいます。その意味で、私は「私たちのガーデニング」を作るにあたって、多くの皆さんのガーデン作りの参考になるような、新たなガーデン作りの意欲をかき立てるような、そういった内容の記事作りを目指したいと思っています。
幸いにしてこのガーデニングのページは、沢山の方からの反響がありました。イギリスへ造園デザインの勉強に行かれた方からは、「ガ−デニングブ−ムが盛んな昨今、やたらと寄せ植えや花の鉢など「これでもか!」と置きまくっている自己満足的な庭が多いなか、(個人の庭づくりは自己満足で良いのですが...)スト−リ−展開を持たせて庭のデザインをされた、貴方の庭づくりに脱帽で、思わず筆をとってしまいました。」といった内容のメールをいただきました。
ジョン・ブルック氏の「ガーデン・ブック」等ガーデン関係の書籍を出版しているメイプルプレス社のリンクページ担当者からは「それにしても、大概の日本人のガーデニングは植栽優先だと思います。その点、夏目様の庭造りの(というか、ランドスケープの)コンセプトにはしっかりしたものが感じられました。久々に 素晴らしいHPを拝見させていただいたな、という清々しい印象を持ちました。」といったメールをいただきました。
また、最近定年退職されたある方からは、「貴ページを拝見し、かねがねガーデニングとは?、よく分らんものだと思っていましたが、 なるほどと少し納得がいきました。ガーデニングのホームページのなかで、ほんとうに楽しく、じっくり拝見しました。」といった内容のメールもいただきました。
この他にも、沢山のメールをいただきましたが、多くは私が意図した「ガーデニングをデザインの面から考える」ということに感動を覚えた、という内容のものでした。これらの反響を読ませていただくと、私の考えていることが、ホームページを通じて正しく伝わっているようで、とてもうれしく思いました。
このようなガーデニングに対する私の姿勢は、音楽教育をデザインするという点で、私の音楽教育に対する姿勢と共通するところがあります。その意味から、音楽のページをご覧に来られた方が、ガーデニングのページもご覧になって、新たな視点で再び音楽のページをご覧いただければ、前とは違った目で見ることができるかもしれません。これからも音楽、ガーデニングのページ共々、時々覗いていただけると幸いです。