ガーデン・その後の改良
バックガーデンの改良
ガーデンデザインをうまくレイアウトする方法のひとつに、アーチなどの仕切りを設けて、庭を異なった味わいを持ったいくつかの部分に分ける方法があります。私の庭の場合も、最初の洋風ガーデンへの入り口にトレリスつきのアーチを置くことで、洋風ガーデンへ入る期待感を盛り上げるようにしました。 しかし、この洋風ガーデンから和風ガーデンへ入るところは、和風ガーデンが自然なままの味わいを大切にした庭でもありますので、アーチのような人工的なオブジェは使わないことにしました。ここでは左脇に植えられたクロモジと右からしだれるようにかかるソヨゴの枝で、自然の木による天蓋(と言うほどのものでもないですが)をかけることで、和風ガーデンが丸見えになってしまうことを避けています。 和風ガーデンから続くバックガーデンへの入り口には、右の写真でご覧になれるような木製のアーチを建てました。これは「ガーデン倶楽部」という雑誌のカタログから、通販で購入したものです。 このようなタイプのアーチは、当地のガーデンセンターにも置いていますが、どのアーチも部品をつなぐ金具が丸見えのものばかりです。ジョイントの金具が目につくタイプの製品は、自然な味わいを大切にする庭には、向いていないように思います。その点このアーチは、ご覧のように取り付け金具はほとんど目につきません。 ただ、残念なことは、このアーチには初めから防腐のために茶系の塗料が塗ってあったこと。私のところでは、最初の入り口のアーチも、洋風ガーデンのパーゴラも、同じグリーンの色に統一しました。できれば、このアーチも同じ色に塗りたかったのですが、既に塗ってある防腐ペイントの上に新しいペイントを塗っても、よく塗れなかったり、汚い色になってしまうことでしょう。何年かして今のペイントがとれてきたら、パーゴラと同じ色に塗り替えようかと考えています。 このバックガーデンの一番奥には物干しがありますが、このアーチをつけたことで、それまで丸見えになっていたのが、いくらかでも遮蔽されたように思います。また、それまでどこか間が抜けていたバックガーデンの入り口が、これによってちょっと引き締まり、ここから新しいガーデンが始まることが、いっそうよく感じられるようになりました。 |
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