「長野ミックス」 趣意書


   昨今、TVや新聞等のマスメディアでインターネット関連の話題が報道される機会が 増えています。
   インターネットは全世界規模のコンピューターによる通信網のことであり、それをうまく活用すれば,時間と場所を超えたコミュニケーションも可能であり、現在の私たちの生活環境をさらに生き生きとしたものに変える道具となり得るものであります。
   現在の電子メールやホームページは画像や動画情報が大きな位置を占めており、情報収集源として、あるいはコミュニケーションの道具として非常に期待されます。
   その反面パソコン自体も、画像を多用した操作方法に重点がおかれるようになり、一部の障害者にとってはむしろ使いにくい面も発生しています。
   このような現状から、より使いやすい道具として使う側からも、情報を発信する必要があろうかと考えます。
   今日の高齢化の急速な到来と、障害の重度・重複化など社会情勢の変化する中で、障害者自身が主体性を持って「どう生きたいか」を決めることが大切です。障害があっても社会参加したい、自立したいと願う人達が大勢おります。
   インターネットを活用することにより、社会の生産現場から排除されてきた障害者が能力に応じた生産現場に携わることは、地域の活性化に繋げる原動力となるのではないかと考えます。
   私たちはこのような認識の下で、パソコン利用を核とした障害者の生活・就労を改善し、地域と行政あるいは保健・医療・福祉・教育との関わりをもっと身近なものにするため、長野県内各地域の情報を繋ぐネットワークを発足させたいと思います。
   このネットワークの成功には、障害者、高齢者、学生、子供といったあらゆる人々の参加と協力が必要であり、みんなで知恵を出しあって創り上げていく「スペース(場)」としてネットワークを機能させることを目指しております。
   この組織は、株式会社・電算「アビス」アカウントをお持ちの障害者と、それ以外のアカウントをお持ちの方、それを支援するボランティアを対象に進行しますが、既に、企業、メーカー、個人から多数のボランティア協力を頂いております。特定の団体、企業に依存する組織ではありません。現在は、企業の社会貢献という立場で(株)電算様のご厚意でホームページ無料掲載をさせていただいております。
   しかし、活動資金、人的資源、事務所、技術的な問題等、解決すべき課題は山積しております。趣旨をご理解いただき、あらゆる面において協力を頂けますようお願いいたします。
平成11年5月11日
長野県身体障害者福祉協会理事長 羽田 定雄
<世話人代表 障害者パソコン通信研究会会長 唐沢 正明>


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