北八ヶ岳・黒百合平から東天狗岳登山(8月11日〜12日)
茅野市・唐沢鉱泉から
家を出て車で2時間弱で唐沢鉱泉に到着。10時30分から登り始めました。今回は夫と2人です。黒百合ヒュッテまではコースタイムで2時間なので、普段は50分毎に休憩を取るのですが、今回は30分毎に休憩。ゆっくりゆっくり登りました。
ずっと樹林帯で暑さを感じさせない気持ちの良い道程でした。苔むした根っこや石は北八独特の景色です。

3時間かかって1時30分に黒百合ヒュッテに到着。小屋の屋根に干した布団を従業員の若い人がひっくり返していました。おかげで夜はぐっすり眠れました。トイレは水洗(もちろん循環水です)で、畳もきれいで、部屋も蚕だなの様になっていなくて、天井が高く、とても気持ちの良い小屋でした。20人くらいの宿泊客でした。

黒百合ヒュッテの全景です。小屋の周りはトウヒ。奥の少し白く見えているところは島枯れ現象といわれる、これも八ヶ岳独特の景色です。
このあたりは黒百合平という名前のとおり、クロユリの群生地です。もう花はとっくに終わっていましたが、それは覚悟の上です。クロユリは6月下旬が見頃で、もうすぐ秋の花が咲き出す今は、花の端境期のようでした。

朝目がさめたら5時でした。もうみんな布団をたたんであって、寝ていたのは私1人でした。残念なことにガスがかかっていて、どうするか迷ったけれど、とりあえず東天狗岳目指して、6時に登り始めました。しばらくするとガスが消えて頂上が見えてきました。こぶのようになったところが東天狗だけの頂上です。道がどこかわからない岩のゴロゴロした所を登りました。

トウヤクリンドウです。日が当たらないと開かないので、花はつぼんでいます。高山の秋を告げる花です。風が冷たく本当に秋の気配でした。こうして岩陰で、風や強い雨にも耐えながら咲いている小さな花を見ると、愛おしくて感動すら覚えます。特に今日の様にお天気の悪いときほどそう思えます。一生懸命足元を見ながら歩いていると、あちらこちらの岩陰にたくさん咲いていて、とても励まされます。

標高2646mの東天狗岳頂上に着きました。一度は消えたガスが、このころにはまた深くなって、おまけに強風が吹いて飛ばされそうでした。ここから西天狗岳周りで唐沢鉱泉へ下る予定でしたが、尾根道は危ないかもしれないと、用心して黒百合平へ戻ることにしました。
途中から中山峠へ下る道を通りました。のぼりとは違った花が見られました。