ケナフのこと知っていますか?

ケナフ Q&A

Q1:ケナフって何〜んだ?
    

A:アオイ科の1年草!
ケナフとは、アオイ科の1年草。成熟すれば下部が3〜4cmの太さ、高さが3〜4m になり、広く東南アジアや中国、アフリカ、タイ、米国南部で栽培されています。 学名Hiscus Cannabinusの名前通り、黄色いハイビスカスの花が咲き ます。日本では、4月に種をまくと9月ころから1ケ月間次々と毎日咲き続けます。 

Q2:何故注目されているの?
 

A:地球にやさしいから!
地球環境への関心の高まりの中で、木材パルプの代わりになる紙原料として期待が寄せられているからです。竹やムギワラ、さとうきび等あらゆる植物から紙が作れますが、その中でケナフが一番収率、品質共に優れています。地球温暖化京都会議で植物のCO2吸収量が、木材の5倍もあることで、一躍有名になりました。ケナフはとても生命力があります。栽培範囲が広く、どこでも(15度C以上)すぐに(6ケ月)収穫できるため農業関係では、休耕田の転作作物として、注目しています。

Q3:昔からあったの?
 

A:YES!  
ケナフの皮はミイラの包帯にも使われたそうです。楊貴妃や、クレオパトラにも巻かれたのでしょうね?
中国では、今も昔も、穀物袋として使われています。ひょっとしたら、ケナフバックカーペットなども出来るのかな?
米国では、昔は、家畜の寝床として使われていましたが、数年前からは、梱包材や、油の吸着材などに利用されています。


ケナフについて ◆「ケナフ」とはアオイ科のハイビスカス属の1年草です。
春に種をまくと、秋には高さ3〜4mになり、薄黄色の花を咲かせます。
1ヘクタール当たり10〜15tの「ケナフ」が収穫でき、木材の4倍量の紙ができます。
  木ではないため,一般的には「非木材」といいます。
「非木材」には他に、綿・コウゾ・ミツマタ・麦・竹・サトウキビ・トウモロコシなどあります。
◆森林資源保護の観点から、木材パルプの代わりになる紙資源として「非木材」が注目されつつあります。その中で「ケナフ」が、麦やサトウキビなど他のものに比べて、収穫率や品質に優れているため選ばれました。また、地球温暖化防止のためのCO2削減においても、「ケナフ」は木材に比べて多くのCO2吸収量があり、地球環境に貢献しています。

1999年7月10日、長野市リサイクルプラザにて「長野ケナフの会」設立準備会が執り行われました。当日は県内各地から、約50人もの方が参加され熱心な話し合いを行いました。

インテリア神津も「長野ケナフの会」の運動に賛同し、共に地球環境について考えて行きたいと思っております。佐久地方でケナフについて興味をおもちの方が居りましたら、是非インテリア神津までご連絡ください。一緒に勉強していきましょう。
TEL 0267-68-5901
Email mkohzu@avis.ne.jp

 

■ ケナフから出来た壁紙が誕生しました ■

「ケナフ壁紙」の特長  
1.非木材資普及協会認定第1号壁紙です。
熱帯雨林等の伐採が環境保全という点で大きな社会問題となっています。この点、ケナフはアオイ科ハイビスカス属の1年草で、畑で栽培できる枯渇しない資源として世界の熱い注目を浴びています。
東リ・ケナフ壁紙は「非木材紙普及協会」認定第1号の世界初ケナフ壁紙です。
2.ドイツ商品安全・表示協会のRAL基準認定品です。
ドイツ商品安全・表示協会の壁紙品質基準RAL GZ−479(1996年)に合格しております。
壁紙のRAL基準は、化学物質や重金属等に関して、厳しく規制しています。
「ケナフ壁紙」は製造工程上においても、安全性に配慮された製品構成となっております。 
3. 紙壁紙防火1級検定品です。
法定不燃基材の下地と組み合わせることで、防火性能は「不燃」となります。
  (但し、法定不燃石膏ボード、金属下地を除く。)
4. 火災や焼却処理の際、有毒ガスの発生も低い数値です。
「ケナフ壁紙」の燃焼ガス分析では、塩化水素ガスは不検出。硫黄酸化物や窒素酸化物の発生も少量です。
5.水性インクを使用しています。
EU(ヨーロッパ連合)では、壁紙に使用する油性(=溶剤)インクを今世紀中に規制する方向で進んでいます。「ケナフ壁紙」は水性インクを採用していますので安心です。
6.撥水加工の壁紙です。
「ケナフ壁紙」撥水加工を施しています。日常生活における軽微な水性の汚れを素早く拭き取ることにより落とすことができます。
7.防カビ加工の壁紙です。
「ケナフ壁紙」は防カビ加工を施しています。カビの菌糸の増殖を抑制する効果があります。

8.施工性に優れています。
従来の紙壁紙にないボリュームを持ち合わせており、不陸いんぺい性に優れています。また、表面に樹脂加工を施すことにより、従来の紙壁紙に比べて、施工可能時間の延長と目地スキの抑制を実現しています。


ケナフレポート

佐久市 井出邸 1999年11月入居

 私たち家族が家を持とう、と思ったのは色々の要因がありました。その中で一番に考えたのは、子供が二人生まれ、その子供達がぜん息になってしまった事でした。特に下の女の子は生まれた時から全身が湿疹でかゆがり、2才、3才になってもアレルギーで苦しんでいたためです。

 アレルギーはアパートに住んでいて、窓ガラスが結露し家具とビニールクロスの間、それと畳にカビが生え、部屋が湿気をもってダニがいっぱいいたための様で、アレルギーの医者に子供を連れて行くと、検査の結果ではダニ・カビ・ハウスダスト等があるので、注意する様にとの事でした。
 予算とか家を持てるような状態ではないけれど、子供のために環境の良い家を持とうと建築の営業の方に相談し、また他の人の家を見せてもらい、床はフローリング、クロスはエコクロスがアレルギーに良いようなので、これで設計等を進めました。 また建材等の接着剤なども、子供のアレルギーの事を良く話し合い、子供に影響しない様にしてもらいました。

 またクロスについては、エコクロスにすると言う事で進めていましたが、インテリア神津の社長さんに相談した所、新しいクロスで、ケナフと言う草から出来るクロスがある事を教えてもらい、それは草木から出来ているので、環境にも良いし体にも優しいものであるから、これにしたらどうか、と進めてもらいました。

 新聞にも最近取り上げられているようで、学校でも栽培しこれで紙すきをして、卒業証書に使ったりと言うように、環境に良いと言うことが分かり、クロスはケナフにしてもらうことにしました。先にも書きましたが、他の人の新築中の家を見せてもらいに妻が子供を連れて行った所、クロスとその接着剤の臭いが部屋中にあり、子供の咳が止まらなかったと言うことがありました。しかしケナフにした家では、ぜんぜんにおいも感じられず、子供のぜん息で咳きもしないし、アレルギーでかゆがりもせず、湿疹も治って、体がきれいになり、ケナフにした効果は新築前に相談した時以上のものがあり、驚いているのと嬉しく思い、大変感謝しています。

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