小林古径邸復原事業
所 在 地

竣 工 年
延床面積
構  造
階  数
設 計 者
棟  梁
監  修
歴史を受け継ぐ
東京都大田区より
新潟県上越市に移築復原
1934年竣工・2001年復原
215 u(古径邸)

W造
地上2階
吉田 五十八
岡村 仁三
中川 武(早稲田大教授)
今里 隆
(杉山隆建築設計事務所)
橋場 又男(大工棟梁)
 近代日本画壇の巨匠・小林古径の住まいであり、建築家・吉田五十八の初期の作品を古径の生誕の地へ移築復原。日本の伝統的文化の近代化と新たな芸術表現を生み出した両者の原点がまさしくこの住宅に沈静されている。
 この住まいの史的価値は、単なる日本画家の住まいであったということだけでなく、晩年にみられる五十八の近代数寄屋と呼ばれる吉田流の到達点を確立する途上における様々な試みが随所に見られるところにある。

 今回の復原事業では1974年に解体され、古径邸に隣接していたアトリエ(画室)も昭和13年当時の写真資料と図面をもとに復原した。
復元された画室(左)と移築された古径邸(右)
小林古径邸
画室(アトリエ)
雨戸、ガラス戸、障子を全開できる画室
古径邸・茶の間
古径邸・書斎
古径邸・階段
古径邸・2階8帖間
画室(アトリエ)内観