野沢温泉・秋葉の湯 （のざわおんせん・あきはのゆ）

※野沢温泉の外湯は、地元の方々により維持管理運営され、厚意により開放されています。入浴マナーを守ることはもちろんですが、外湯で地元の方に会ったら、必ず挨拶をしましょう。素晴らしいお湯をみんながいつまでも楽しめるよう、ご協力をお願いします。

明るくて気持ちいい共同浴場

秋葉の湯は、温泉街の中心から少し離れているためか、訪れる観光客は少ない。近くには、「おぼろ月夜の館 斑山文庫」がある。 おぼろ月夜の館とは、野沢に近い旧豊田村出身で、晩年を野沢温泉の別荘で過ごした高野辰之（「故郷」「春の小川」「朧月夜」などの作詞者）の記念館。 秋葉の湯は、建物が密集する中にある他の共同浴場と異なり、隣接地に建物がないことから、浴室の窓からよく光が入り、明るくて気持ちがいい。

野沢温泉は、お湯が熱いことで有名だが、ほとんどの共同浴場では、利用者がその都度水道水を入れて温度を調整するようになっている。 一方、秋葉の湯には、水道とは別に冷鉱泉の出るパイプがあって、そばに「冷鉱泉を使えば温泉の効能が低下しない」との説明書きが貼られていた。 お湯は、少し離れた麻釜から引湯されているが、硫化水素臭が強めで、湯温も高め。お湯の質は筆者好みで、十分に満足できる外湯の一つ。

Data

【所在地】　長野県下高井郡野沢温泉村 　【営業時間】　4月〜10月　5:00〜23:00／11月〜3月　6:00〜23:00 　【定休日】　なし 　【料　金】　寸志 　【駐車場】　なし（周辺の有料駐車場を利用） 　【源泉名】　大釜 　【泉　質】　含硫黄−ナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉（低張性アルカリ性高温泉） 　【泉　温】　83.2℃（気温3.0℃） 　【湧出量】　不明 　【掛け流し】　○ 　【飲　泉】　○ 　【設　備】　風呂：男女各1 　【備　品】　洗面器 　【最新入浴日】　2003年10月 　【泉　質】　S 　【設　備】　A 　【情　緒】　A 　【総　合】　A 　【付近の温泉】 　　　野沢に来たなら、一度は入るべし　「野沢温泉・大湯」 　　　穴場的存在の外湯　「野沢温泉・滝の湯」 　　　いかにも熱そうな名前だが、やっぱり熱かった　「野沢温泉・麻釜の湯」 　　　泉質では野沢でNo.１　「野沢温泉・真湯」 　　　浴室、浴槽ともにゆったり　「野沢温泉・河原湯」 　　　シンプルですっきりとした共同浴場　「野沢温泉・上寺湯 　　　野沢で唯一のぬるいお湯　「野沢温泉・熊の手洗湯」 　　　どっしりとした正統派の外湯　「野沢温泉・松葉の湯」 　　　明るくて気持ちいい共同浴場　「野沢温泉・秋葉の湯」 　　　外観も絵になる２階建ての共同浴場　「野沢温泉・十王堂の湯」 　　　野沢で最も広い外湯　「野沢温泉・中尾の湯」 　　　場所が分かりやすい外湯　「野沢温泉・横落の湯」 　　　吹き抜けの高い天井が爽快な外湯　「野沢温泉・新田の湯」

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