湯けむり紀行

和歌山県の温泉 4湯

きしゅうみなべせんりはまおんせん(紀州みなべ千里浜温泉)…和歌山県日高郡みなべ町

みなべ町にある紀州南部ロイヤルホテル内に温泉があり、紀州みなべ千里浜温泉と称している。有馬皇子所縁の結び松と万葉歌碑が、この紀州南部ロイヤルホテルの近くにある。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉である。

平成29年度の獅子の会はここで開催された。

 
写真左:紀州南部ロイヤルホテル 写真右:紀州南部ロイヤルホテルで開催された獅子の会宴会

 

しらはまおんせん(白浜温泉)…和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎

白浜温泉は、日本三古湯のひとつに数えられる温泉で、斉明天皇も湯治に訪れたという日本最古の温泉である。古くは牟婁の湯と呼ばれていた。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

平成29年の獅子の会で和歌山県を訪れた際に、万葉の昔から湯崎七湯のうち唯一残っている崎の湯に入浴してきた。波を間近に感じられる岩風呂で、波の荒い日は入浴禁止になるという。写真を撮ってきたかったが、もちろん撮影禁止である。

  

なんきかつうらおんせん(南紀勝浦温泉)…和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦

南紀勝浦温泉は、和歌山県を代表する温泉地であり、世界遺産の熊野詣の参詣道への拠点にもあたる。100以上の源泉と豊富な湧出量を誇る。開湯は古いが、温泉地として発展したのは大正時代からである。
泉質は、単純硫黄泉、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉等である。

平成29年獅子の会で和歌山県を訪れた際にホテル浦島に宿泊した。山上館が改修中だったが、忘帰洞玄武洞等の洞窟風呂を楽しんできた。館内湯めぐりのスタンプラリーをやっていて、三つ以上のスタンプを集めると記念品がもらえるということだったが、チェックアウトの際、全員分の記念品(入浴剤)をくれていた。

  
写真左:海から見たホテル浦島 写真中、右:玄武洞

  
写真左、中:忘帰洞 写真右:磯の湯

ゆのみねおんせん(湯の峰温泉)…和歌山県田辺市本宮町

湯の峰温泉は、熊野詣の湯垢離場として世界遺産にも含まれる温泉である。人気のつぼ湯は、1グループ30分の交代制で、つぼ湯の入浴料で公衆浴場の入浴も可能。
泉質は含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉。泉温は92℃と高い。

 
写真左:つぼ湯 写真右:「公衆浴場」

平成29年の獅子の会は和歌山で開催された。私が和歌山県を訪れるのは初めてのことだったので、いろいろと観光コースに盛り込んだものだから、結構忙しい行程になった。それでも湯の峰温泉は外したくなかったので、「龍神温泉」等は割愛せざるをえなかった。つぼ湯は人気が高く、外国人観光客も順番待ちをしていた。泉温は高いと聞いていたが、前に入っていた中国人の馬鹿カップルが水を出しっ放しにしていったので、ぬるくなっていた。もちろん「共同浴場」にも入ってきた。

  
写真左:つぼ湯の順番を待つ 写真中:つぼ湯 写真右:「公衆浴場」