あたがわおんせん(熱川温泉)…静岡県賀茂郡東伊豆町
熱川温泉には、太田道灌が川底から湧いている温泉で猿が傷を癒しているのを見て発見したと言う開湯伝説がある。伊豆半島東海岸にある温泉で、温泉熱を利用した「熱川バナナワニ園」が有名。TVドラマ・「細腕繁盛記」で全国的に名が知れた。
泉質はナトリウム-塩化物硫酸塩泉である。
昭和49年の会社の慰安旅行で、伊豆大島を観光した後、熱川温泉の熱川館に宿泊した。そのときは何処の温泉に泊まったのかもよく覚えていなかったのだが、その後、昭和60年に家族旅行で熱川館に立ち寄り入浴したときに、何となく思い出した。家族旅行の際は、夜間のドライブで明け方に北川温泉に着き、「黒根岩風呂」で入浴するつもりだったのだが、まだ営業時間外で入浴できず、仕方なく熱川温泉に回ったのだった。
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あたみおんせん(熱海温泉)…静岡県熱海市
熱海温泉は日本を代表する温泉地のひとつで、かつては新婚旅行のメッカとされた時代もあった。開湯は約1500年前の仁賢天皇の時代とされる。海中から熱湯が吹き出し、魚が溺れ死ぬのを近郊の者が発見し、以来熱い海であることから熱海と名付けられたとされる。多くの文人墨客が訪れ、この地を舞台に描かれた作品も多く、その代表作が尾崎紅葉の「金色夜叉」であろう。熱海の海岸に、貫一お宮の銅像がある。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉である。
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写真左:熱海駅前商店街 写真右:熱海駅前にある家康の足湯
平成25年の獅子の会が伊豆で開催されたとき、熱海駅での待ち合わせ時間を利用して、何処か入浴できそうなところを探したのだが、まだ時間も早かったので適当なところが見つからなかった。仕方なく駅前の家康の足湯を利用したのだが、これが熱海温泉唯一の入浴実績なのである。この足湯は、徳川家康が熱海を訪れて400年という記念事業として設けられたものである。
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いずいなとりおんせん(伊豆稲取温泉)…静岡県賀茂郡東伊豆町稲取
伊豆稲取温泉は伊豆半島東海岸にある温泉で、稲取漁港は金目鯛が有名である。昭和31年開湯という比較的新しい温泉である。岬に当たる部分にホテル、旅館、民宿があり温泉街を形成している。雛のつるし飾り発祥の地とされ、毎年1月から3月に鄙のつるし飾りまつりが開催される。
泉質は硫酸塩泉である。
平成2年に初めての獅子の会が稲取観光ホテルで開催された。このときのコンパニオンが、おとうちゃんが漁に出ている間のアルバイトみたいな婆アばっかりで酷かった。
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写真:稲取観光ホテルで開催された獅子の会宴会
平成24年に河津桜を見に行ったときにも同じ稲取観光ホテルに宿泊してみた。現在は廃業してしまったようで建物は廃墟化してしまっているようだ。
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写真左:稲取観光ホテル館内の風呂 写真右:夕食に出た金目鯛の煮付け
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いずながおかおんせん(伊豆長岡温泉)…静岡県伊豆の国市長岡
長岡温泉と古奈温泉が一緒になって伊豆長岡温泉となった。古奈温泉の開湯は、約1300年前とも言われるが資料はない。ただ吾妻鏡にはその名が見られるようだ。長岡温泉は明治時代になってからの開湯である。コンパニオン発祥の地と言われ、歓楽的要素が大きかったが、最近では女性サービスを前面に出した飲食店は減少し、歓楽温泉からの脱却を目指しているようだ。
泉質はアルカリ性単純温泉である。
昭和49年の会社の慰安旅行は、初日が「熱川温泉」、二日目が伊豆長岡温泉であった。会社の資料では荏原観光ホテルというところだったらしいが、現在は存在しないのか調べてみても分からなかったし、私自身の記憶もまったくない。
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いとうおんせん(伊東温泉)…静岡県伊東市
伊東温泉は平安時代の開湯とされる伊豆半島東海岸を代表する温泉地である。江戸時代には湯治場としても大いに栄え、戦後は歓楽温泉としても栄えた。近江俊郎の♪湯の町エレジー♪の舞台でもある。
泉質は単純温泉、塩化物泉等。
伊東には友人の家があり、大学の卒業式当日、卒業式にも参加せずに、大勢でその友人宅に転がり込んで麻雀をしていた。その友人の家には温泉が引いてあった。ここ以外に伊東温泉に入ったことはまだない。
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写真:卒業式も欠席し友人宅に集まった悪友たち
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おおさわおんせん(大沢温泉)…静岡県賀茂郡松崎町大沢
大沢温泉は伊豆半島の西海岸松崎町にあり、内陸部に入った池代川沿いに温泉がある。大沢温泉ホテル依田之庄の他に、民宿が数軒あったが、大沢温泉ホテル依田之庄は平成29年に破産開始決定を受けたらしい。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉である。
学生だった昭和46年に、南伊豆を旅行してから天城峠まで歩こうと計画し、大沢温泉の民宿に宿泊したことがあった。民宿の女将から「いい露天風呂がある」と勧められて、池代川沿いにあった露天風呂に入浴に行った。民宿の名前も失念してしまっているのだが、後年調べてみたら、この露天風呂は大沢荘山の家という名前であることが分かった。
当時は混浴ではなかったが、いろいろ調べてみると、一時期混浴だったこともあったらしい。なかなか風情のある露天風呂だったような気がしていて、是非もう一度行ってみたいとは思っていた。平成25年の獅子の会が伊豆の「土肥温泉」で開催されることになり、それを機にこの大沢温泉を訪れようと計画したのだが、行程が上手く組めずに結局断念してしまった。
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おおむろおんせん(大室温泉)…静岡県伊東市大室高原
大室温泉は、伊豆高原のアンビエント伊豆高原というホテル内の温泉である。
泉質はアルカリ性単純温泉。
平成27年、河津桜を見物した後、伊豆高原のアンビエント伊豆高原に宿泊した。男性用の風呂は露天風呂のみであった。別館アネックスに室内風呂があるというので、翌朝別館まで送ってもらって入浴してきた。温泉としての魅力は乏しい。
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写真:アンビエント伊豆高原の露天風呂
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くもみおんせん(雲見温泉)…静岡県賀茂郡松崎町雲見
雲見温泉は、伊豆半島西海岸の小さな漁村に湧く温泉地である。最近では混浴の赤井浜露天風呂が有名になってきた。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。
昭和60年に家族旅行で雲見温泉ホテルに宿泊して、翌日波勝崎に遊んだことがあった。
平成25年の獅子の会の旅行で伊豆半島を一周したときは、松崎から石廊崎に向かう途中で赤井浜露天風呂に入浴した。県道から海辺まで下りていくと、小さなコンクリート造りの脱衣場があって、申し訳程度にカーテンで男女別に仕切られていた。湯船につかると、ちょうど目線が海面と一緒になるいいロケーションだった。
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写真:赤井浜露天風呂
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しもだおんせん(下田温泉)…静岡県下田市
下田温泉は、幕末に開港の舞台となった下田にある温泉。下田港から了仙寺にかけて、「ペリーロード」という散策路が続いている。
泉質はアルカリ性単純温泉である。
平成25年、獅子の会の旅行で伊豆半島を一周したとき、安さに魅かれて伊藤園グループの下田海浜ホテルに宿泊した。安い割には、いろんな風呂が楽しめてよかった。しかも夕食時の飲み物は飲み放題だった。
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写真左:「ペリーロード」にて 写真中:黒船を描いたマンホール蓋 写真右:下田海浜ホテル
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写真:下田海浜ホテルの風呂
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しゅぜんじおんせん(修善寺温泉)…静岡県伊豆市修善寺
修善寺温泉は弘法大師が開いたとされる伊豆半島最古の温泉である。川原で病気の父親の体を洗う少年のために、弘法大師が独鈷を用いて岩を砕き、そこから湯が湧出したと伝えられる。そんな修善寺温泉の代名詞のような独鈷の湯は足湯になってしまったが、源頼家も入浴したと言われる筥湯が復元された。
泉質は弱アルカリ性単純温泉。
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写真左:修善寺温泉街
平成25年に獅子の会が伊豆で開催されたとき、修善寺での待ち合わせ時間を利用して筥湯に入浴し、独鈷の湯の足湯も堪能してきた。
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写真右。中:筥湯 写真右:独鈷の湯
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といおんせん(土肥温泉)…静岡県伊豆市
江戸時代に土肥金山の開発中、坑口から湯が湧出したのが土肥温泉の始まりとされる。
泉質は6種類の源泉を混合して配湯している。
平成25年の獅子の会は土肥温泉で開催され桂川シーサイドホテルに宿泊した。大きなホテルだったが、その後廃業したらしい。
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写真左:桂川シーサイドホテル入口にて 写真右:桂川シーサイドホテルで開催された獅子の会宴会
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写真左:磯の湯 写真右:岬の湯
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どうがしまおんせん(堂ヶ島温泉)…静岡県賀茂郡西伊豆町
堂ヶ島温泉は景勝地堂ヶ島を望む伊豆半島西海岸の温泉で、トンボロ現象が見られる三四郎島などの特徴的な海岸が売りの温泉地である。日帰り入浴施設は四ヶ所あり、中でも沢田公園露天風呂は、岩場の上に存在する絶景の露天風呂として知られ、眼下に駿河湾が広がる。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉である。
平成7年に会社の慰安旅行で銀水荘に宿泊したことがある。
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写真:海上から見たニュー銀水
平成25年には、獅子の会の旅行で伊豆半島を一周したときに、堂ヶ島温泉に立ち寄り沢田公園露天風呂に入浴した。
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みほはごろもおんせん(三保はごろも温泉)…静岡県静岡市清水区
三保はごろも温泉は、世界遺産の一部に登録された三保の松原近くにある温泉である。
泉質は含銅-ナトリウム-塩化物強塩泉。
平成27年、会社の仲間と三保の松原を訪れた際に三保園ホテルに宿泊した。
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やいづくろしおおんせん(焼津黒潮温泉)…静岡県焼津市大崩れ海岸
焼津大崩海岸に焼津黒潮温泉がある。
泉質は塩化物泉。
平成4年に、会社の慰安旅行で松風閣に宿泊したことがあるがあまり記憶にない。焼津は義妹が嫁に行った先なので、焼津にはたびたび遊びに行かせてもらっているが、この温泉にはあまり縁がない。
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ゆうとうおんせん(ゆうとう温泉)…静岡県浜松市西区雄踏町
浜名湖の畔に建つ浜名湖ロイヤルホテル内に、地下500bから湧出する自家源泉のゆうとう温泉がある。ゆうとう温泉の名前は、所在地の雄踏町からとったものである。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。
平成23年の獅子の会は浜名湖ロイヤルホテルで開催された。
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写真左:浜名湖ロイヤルホテル 写真中:ゆうとう温泉 写真右:浜名湖ロイヤルホテルで開催された獅子の会宴会
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ゆがしまおんせん(湯ヶ島温泉)…静岡県伊豆市湯ヶ島
中伊豆天城山中に、井上靖の「しろばんば」の舞台でもある湯ヶ島温泉がある。川端康成が「伊豆の踊子」を執筆した旅館が湯元館である。毎年6月にほたる祭りが開催される。
泉質は含芒硝石膏泉・重炭酸土類泉。
昭和60年の家族旅行のとき国民宿舎木太刀荘に宿泊した。木太刀荘の名前の由来は、伊豆配流中の源頼朝が木太刀を突き刺したところから湯が湧き出たという言い伝えかららしい。
平成25年の獅子の会の旅行で伊豆半島を一周したときにも、値段的にも手ごろだったことを思い出して木太刀荘に宿泊した。ちょうどほたる祭りが開催されていて、宿の提灯を借りて見物に行った。初めて見るほたるの乱舞にちょっと感動した。
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写真左:木太刀荘 写真中:頼朝の湯 写真右:世古の湯(洞窟風呂)
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写真左:木太刀の湯 写真中:木太刀の湯(洞窟風呂) 写真右:天峡の湯
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ゆがのおんせん(湯ヶ野温泉)…静岡県賀茂郡河津町湯ヶ野
湯ヶ野温泉は「河津温泉郷」を構成する温泉の一つで、河津川沿いに温泉街がある。川端康成が「伊豆の踊子」ゆかりの宿が、湯ヶ野温泉・福田家である。
泉質は硫酸塩泉である。
平成25年、獅子の会の旅行で伊豆半島を一周したとき、福田家に立ち寄ってみた。福田屋の榧風呂に入るのを楽しみにしていたのだが、休みだったのか留守のようであった。仕方がないので、近くにあった踊り子の足湯にだけ足をつけてきた。
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写真左:湯ヶ野温泉入口 写真中:福田屋 写真右:踊り子の足湯
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