粟津温泉は開湯1300年とされる歴史の古い温泉であり、「加賀温泉郷」のひとつに数えられる。近くには北陸の名刹那谷寺がある。恋人の聖地にも指定され、コンパクトで魅力ある温泉街を目指す活動も活発化している。共同浴場としては街中に総湯がある。
泉質は硫酸塩泉である。平成27年の万葉集朗唱の会参加の旅行で、旅亭割烹のとやに宿泊した。翌朝、散策中に瞑想の足湯にも足をつけてきた。
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写真左:旅亭割烹のとや館内の風呂 写真右:瞑想の足湯片山津温泉の開湯は承応2年(1653年)とのことであるが、本格的に開発されたのは明治以降であるらしい。北陸有数の歓楽温泉として発展したが、バブル崩壊後はニーズの変化への対応が遅れ、客足は全盛時の1/5ほどにまで落ち込んでいる。大小30軒以上の観光旅館が林立していたが、現在では十数軒ほどが柴山潟南岸に見える程度である。
湖底90mから湧く温泉は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、泉温は73度と高い。無色透明のお湯であるが、塩分が高く塩味がする。
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写真左:柴山潟南岸の温泉街 写真右:足湯・えんがわ平成30年の万葉集朗唱の会の旅行で訪れて季がさね(ときがさね)という宿に泊まった。内装は整っていたが、外装まで手が(金が)回らないのか、外壁だけ見ると廃墟のようであった。露天風呂からは柴山潟が眺められるロケーションであったが、逆に向かい側のホテルから露天風呂が丸見えなのではないか。
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能登半島志賀町にあるリゾートホテル・ロイヤルホテル能登内に温泉があり、町の名前から志賀の郷温泉と称している。
泉質はナトリウム-塩化物泉である。平成29年の獅子の会は ロイヤルホテル能登で開催された。宴会の翌朝、いつもの通り風呂で写真を撮ろうとしたら、三脚が滑ってカメラを湯船に落してしまった。幸いデータは無事だったが、カメラは使えなくなってしまった。
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写真左:志賀の郷温泉 写真中:ロイヤルホテル能登で開催された獅子の会宴会 写真右:ロイヤルホテル能登入口にて朝市で有名な能登半島輪島市に温泉があり、いくつかの源泉があることから輪島温泉郷と称している。
泉質はナトリウム-塩化物泉。平成24年に、万葉集朗唱の会参加のついでに能登半島を一周し、輪島でホテル高州園に宿泊した。ホテル高州園では「御陣乗太鼓」の実演が行われている。露天風呂は海沿いにあり、潮騒を聞きながらの入浴も楽しい。
能登半島志賀町富来にある宿泊施設・シーサイドヴィラ渤海内にある温泉があり、渤海温泉と称している。風呂は宿泊者だけではなく立ち寄り入浴も受け入れており、スーパー銭湯的な趣である。
泉質はナトリウム-塩化物強塩泉。平成29年の獅子の会の旅行で、初日は禄剛埼灯台近くの「禄剛埼温泉・狼煙館」 で宿泊し、二日目に渤海温泉・シーサイドヴィラ渤海で宿泊した。
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山代温泉は1300年の歴史を誇る北陸随一の古湯であり、行基による開湯伝説がある。「加賀温泉郷」のひとつで、歓楽温泉のイメージが強かったが、古総湯の復活等、そのイメージを払しょくしつつある。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉、塩化物泉、アルカリ性単純温泉等である。
写真:古総湯二階から見た山代温泉街(湯の曲輪)平成25年の万葉集朗唱の会参加のついでに旅行してきた。山代温泉・大のやに宿泊し、外湯の総湯と古総湯にも入浴した。復元された古総湯には名産の九谷焼のタイルが使われている。古総湯はただ入浴するだけで体も洗えないが、総湯は洗い場も完備された銭湯のような感じである。
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写真左:大のや館内の風呂 写真中:総湯入口にて 写真右:九谷焼のタイルとステンドガラスが美しい古総湯山中温泉は「加賀温泉郷」の一つに数えられ、山に囲まれた街で、大聖寺川の渓谷沿いに旅館が建ち並んでいる。温泉街は「ゆげ街道」として整備され、その中心に共同浴場の菊の湯や森光子ゆかりの山中座がある。また、こおろぎ橋から下流では鶴仙峡という渓谷美が楽しめる。
泉質は硫酸塩泉。
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写真左:山中温泉街(ゆげ街道) 写真右:山中座昭和59年に会社の慰安旅行で初めて山中温泉を訪れ、翠明という宿に に宿泊したという記録が残っているが、記憶はまったくない。
二度目は、獅子の会が花つばきで開催された平成26年である。館内の浴場は、大浴場の他に、岩風呂と混浴の湯畑がある。湯畑は確かに混浴ではあるのだが、男性女性ともに浴衣着用が義務付けられているのがちょっと味気ない。
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写真左:花つばきで開催された獅子の会宴会 写真中:岩風呂 写真右:花つばき前にて
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写真:湯畑令和1年10月、万葉集朗唱の会のついでに三度目になる山中温泉を訪れ、ロイヤルホテル山中温泉河鹿荘に宿泊し、外湯の菊の湯にも入浴してきた。地元の人たちの銭湯的な存在で、備え付けのアメニティグッズもなく、観光客にはちょっと不向きかもしれない。浴槽は深く、胸の下辺りまでの深さがあった。
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写真左:菊の湯 写真中:ロイヤルホテル山中温泉河鹿荘内の露天風呂 写真右:菊の湯(女湯)能登半島の最先端、禄剛埼灯台に近い所に漁師の宿・狼煙館があり、そこに温泉が湧く。
泉質は単純酸性温泉である。平成29年の獅子の会の旅行で、初日は能登半島の内浦を回って禄剛埼温泉で宿泊し、二日目は外浦を回って「渤海温泉」で宿泊した。初日の宿泊は「よしが浦温泉」の「ランプの宿」にも泊まりたかったのだが、料金が高い上に、最近は中国人の宿泊客が多いと聞いたのでやめにしておいた。狼煙館では、我々の他には宿泊客もなく、却って迷惑だったんじゃないだろうかと気を遣ってしまった。風呂は三人が入ればいっぱいになってしまうくらいの大きさだった。
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和倉温泉は七尾湾に面した温泉で、加賀屋を筆頭に全国有数の高級温泉街として知られる。開湯は1200年前といわれる歴史のある温泉で、傷ついた白鷺が癒していたのを猟師が発見したと伝えられる。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉である。会社の慰安旅行で昭和55年と平成14年の二度、銀水閣と加賀屋に宿泊した。加賀屋はホテル業界で最初にISOを取得したというのが自慢のようだったが、どうも顧客満足ということが分かっていないんじゃないかという気がした。
平成24年の万葉集朗唱の会の後、能登半島を一周してきたのだが、そのときにはのと楽に宿泊した。
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写真左:銀水閣 写真中:加賀屋 写真右:のと楽の露天風呂