湯けむり紀行

長野県の温泉 189湯

索引

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

あかしなおんせん(明科温泉)…長野県安曇野市明科

安曇野市明科の長峰山登山口に、保養センター長峰荘がある。これが明科温泉である。北アルプスと安曇野の眺めが売りではあるらしいが、山を見慣れた私にはさほど魅力を感じない。
泉質はラジウム複合鉱泉とのことである。

平成22年の長峰山登山の際、長峰荘の駐車場に車を停めさせてもらい、下山後に入浴してきた。一度入ればもういいかな。

 

あさしなおんせん(あさしな温泉)…長野県佐久市甲

あさしな温泉は合併前の浅科村にある温泉で、開放感のある大きな露天風呂が売りの日帰り入浴施設・穂の香乃湯がある。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。

平成28年に佐久方面の温泉をはしごしていて穂の香乃湯に立ち寄った。典型的な日帰り入浴施設である。

 

あさまおんせん(浅間温泉)…長野県松本市浅間温泉

浅間温泉の開湯は約1000年前と言われる。江戸時代には松本藩主石川氏が別邸を置き、下屋敷として使用され、温泉は御殿湯とも称された。それが枇杷の湯であると言われる。また、県歌「信濃の国」にも「筑摩(つかま)の湯」と歌われているのは、浅間温泉から「美ヶ原温泉」にかけての地であるとも言われている。
アルカリ性単純温泉で、お肌がつるつるになる、いわゆる美人の湯である。


写真:浅間温泉街

近くに松本市野球場があり、高校野球観戦にしばしば訪れていたが、最初に入浴したのは、平成26年のホットプラザ浅間仙気の湯、平成27年には日之湯にも入浴した。

  
写真左:ホットプラザ浅間 写真中:仙気の湯 写真右:日之湯

平成6年、女房を松本まで送ったついでに何ヵ所か入浴して、最後に浅間温泉に戻って、まだ入ったことのなかった枇杷の湯で入浴してきた。

 

あずまやおんせん(あずまや温泉)…長野県上田市真田町長

あずまや温泉は、標高1500bにある あずまや高原ホテル内にある温泉である。天空露天風呂を謳い文句にしている。
泉質は弱アルカリ性単純泉である。

平成26年、天空露天風呂に魅かれて、わざわざ入浴だけに訪れたことがあったが、わざわざ出向くほどのことはなかった。

あずみのみさとおんせん(安曇野みさと温泉)…長野県安曇野市三郷

安曇野みさと温泉は、安曇野市を一望できる高台にある温泉で、宿泊も可能な入浴施設ファインビュー室山がある。穂高神社の「御船祭り」にちなんで船形の風呂が造られている。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成27年、松本市野球場に高校野球観戦に訪れた際、たまにはいつもと違うところというわけで、わざわざ入浴に足を延ばした。

あなざわおんせん(穴沢温泉)…長野県松本市穴沢

穴沢温泉は、温泉よりも松茸料理で有名である。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。

平成22年、光城山から長峰山に登った後、松茸山荘まで足を延ばして入浴した。予約せずに行ったので、昼食は松茸ご飯と松茸うどんしか食べられなかった。

  
写真左:松茸山荘 写真中:穴沢温泉 写真右:松茸ごはん と 松茸うどん

あららぎおんせん(あららぎ温泉)…長野県木曽郡南木曽町吾妻

あららぎ温泉は、南木曽町の蘭川沿いにある温泉である。湯元館は 「お食事処ひのき」も併設され、木工品の販売も行っている。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成25年に「昼神温泉」に入浴に行ったとき、木曽路を回って帰ろうと車を走らせていて、看板に魅かれて立ち寄り入浴してきた。木曽五木のひとつであるコウヤマキで造られた浴槽が気持ち良かった。

ありあけおんせん(有明温泉)…長野県安曇野市穂高有明

有明温泉は北アルプス合戦尾根の登山口近くにあり、「中房温泉」と区別するため有明温泉と称し、国民宿舎有明荘がある。当初は「中房温泉」も含めて「中房温泉郷」と称していたが、一軒宿のイメージを大事にする「中房温泉」から「中房温泉郷」の呼称を差し止める裁判を起こされ、以後は有明温泉と称している。
泉質は単純硫黄温泉。

平成14年に燕岳から下山後、有明荘に回って入浴した。私の「中房温泉」に対するイメージが悪いので、有明荘の方が駐車場も完備され、よほどいいと感じた。内湯の他に、大きな露天風呂があってよかった。

いいやまほくりゅうおんせん(いいやま北竜温泉)…長野県飯山市北竜湖

ハートの形をした北竜湖が最近人気であるらしい。その北竜湖畔に文化北竜館があり、館内にあるのがいいやま北竜温泉である。
泉質は弱アルカリ単純泉である。

平成26年に一度入浴に訪れてみた。

いいやまゆたきおんせん(いいやま湯滝温泉)…長野県飯山市川押

いいやま湯滝温泉は、平成4年に開設された、飯山市の千曲川畔にある日帰り入浴施設である。
泉質は弱アルカリ性単純泉。

平成26年に、北信地方の温泉をはしごした際に入浴してきた。露天風呂は、内湯から出て、裸のまま回廊を歩いていったところにあった。この日は、帰り道に「戸狩温泉」と「斑尾高原温泉」にも入浴してきた。

いくさかおんせん(生坂温泉)…長野県東筑摩郡生坂村

生坂村の公共の宿やまなみ荘に天然ラジウム岩盤浴場がある。私が勝手に生坂温泉としている。
泉質は、ラドン、トロンを含む放射能泉である。

平成23年、京ヶ倉登山後にやまなみ荘で汗を流した。普通の風呂にしか感じなかった。

 

いなごゆおんせん(稲子湯温泉)…長野県南佐久郡小海町

稲子湯温泉は、標高1,460b地点にある八ヶ岳の登山口にある温泉で、開湯100年を超える一軒宿稲子湯旅館がある。
泉質は二酸化炭素硫黄冷鉱泉で、皮膚から吸収される炭酸ガスが血行を良くすると言われる。

一度入浴したいと考えており、平成28年に、わざわざ入浴のためにだけ訪れてみた。露天風呂はなく、内湯のみであった。

 

いなりやまおんせん(稲荷山温泉)…長野県千曲市稲荷山

稲荷山温泉の始まりは、平安時代末期の開湯とされる湯ノ崎の湯まで遡る。挙兵した木曽義仲が善光寺に参拝する折、当地で白狐が傷をいやしているのを発見したと伝えられる。これが稲荷山温泉の基で、千曲市街地にある杏泉閣内にある。
泉質は酸性硫化水素泉。

街中にある温泉であまり魅力も感じていなかったが、一度くらいは入浴しておこうかと平成27年に訪れてみた。内湯のほかにハート型をした露天風呂があった。

うちやまこうせん(内山鉱泉)…長野県佐久市内山相立

内山鉱泉は、コスモス街道と呼ばれる国道254号線沿いにある温泉である。以前は丸正旅館等、何軒か旅館があったようだが、現在営業しているところは少ないようだ。
泉質は明礬泉である。

平成15年に荒船山登山後に、看板を頼りに相立館に立ち寄ってみたが、声をかけてもしばらく誰も出てこなかった。内湯は大きな岩風呂になっていた。

うつくしがはらおんせん(美ヶ原温泉)…長野県松本市里山辺

美ヶ原温泉は、松本市里山辺にある温泉である。以前は白糸の湯と呼ばれていたが、昭和30年代から美ヶ原温泉と称するようになった。美ヶ原温泉とは言うものの、美ヶ原とは十数キロも離れている。開湯は奈良時代であるとされる。
泉質はアルカリ性単純温泉である。

平成18年に所用で松本に行った際に共同浴場ふれあい山辺館に入浴してみた。

 
写真左:白糸湯の街通り 写真右:ふれあい山辺館

うみのくちおんせん(海ノ口温泉)…長野県南佐久郡南牧村海ノ口

海ノ口温泉は、国道151号線沿いの海ノ口駅周辺にある温泉である。
泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

平成11年に金峰山登山の帰りに鹿の湯旅館に立ち寄ったが、本当に小さな浴槽があるだけだった。現在も営業しているのかどうかは定かではない。
平成29年7月には、高校卒業50周年の記念イベントで和泉館に宿泊して、翌日は甲武信ヶ岳に登って、千曲川源流で校歌を歌ってきた。下山後も和泉館に立ち寄って汗を流してきた。

  
写真:和泉館

うめきこうせん(梅木鉱泉)…長野県長野市中条

中条村が長野市と合併する以前は梅木鉱泉と称していて、やきもち家という鄙びた古民家風の建屋の雰囲気が良かったが、現在のようにむしくらの湯と称するようになってからは、何処にでもあるような入浴施設のようなイメージが先立ってしまい、何となく魅力がなくなった。囲炉裏端で焼く灰焼きおやきや、田舎料理のぶっこみ等が人気。
泉質はメタホウ酸・メタケイ酸。

平成14年に二週連続で虫倉山に登った後、やきもち家で入浴した。

 
写真左:やきもち家 写真右:梅木鉱泉と称していた当時の風呂

平成22年に松本からの帰り道、むしくらの湯になってからどうなったのだろうかと訪れてみた。端的に言えば、何処にでもあるような風呂に変貌していた。ちょうどお昼時でもあったので、ぶっこみに焼きおにぎりのついた「おぶっこ定食」を注文した。

 
写真左:「おぶっこ定食」 写真右:むしくらの湯になってからの露天風呂

うるぎおんせん(うるぎ温泉)…長野県売木村

長野県最南端に近い売木村にうるぎ温泉・こまどりの湯がある。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉であり、肌がツルツルする美肌の湯である。

初めて南信濃を訪れた際に温泉を四ヶ所はしごした。「霜月温泉」、「天龍温泉」と回って、ここが三湯目であった。

 

おおおかおんせん(大岡温泉)…長野県長野市大岡

大岡温泉は、長野市大岡、聖山の西麓にある温泉である。露天風呂からの北アルプスの眺めは素晴らしいが、温泉自体の魅力はイマイチ。
泉質はメタケイ酸。

平成21年に、友人から北アルプスの眺めが最高と勧められて入浴に訪れた。確かに露天風呂から眺める北アルプスの眺めはよかったが、温泉自体はどうということもない。

 
写真左:北アルプスを眺める露天風呂 写真右:大岡温泉で食べてきた十割蕎麦

おおしばこうげんおんせん(大芝高原温泉)…長野県南箕輪村

南箕輪村の大芝高原に、日帰り入浴施設大芝の湯がある。
泉質は単純温泉。

宮田村にアサギマダラを見に行った際、この近辺でまだ入浴したことがなかった大芝の湯に入浴してきた。コロナ渦でサウナを使用できなかったが、室内に浴槽が二つ、露天にもジャグジー風呂と岩風呂があり、これで入浴料が500円と、最近の入浴料としては安い。食堂で、まだ食べたことがなかったローメンを食べようと思ったが売り切れだということだったので、ソースかつ丼を食べてきた。

 
写真左:露天岩風呂 写真右:食堂で食べてきたソースかつ丼

おおまちおんせんきょう(大町温泉郷)…長野県大町市平

大町温泉郷は鹿島川河岸の温泉で、温泉郷とは言うものの、複合的な名称ではなくて単一の温泉地である。「葛温泉」からの引き湯で計画的に作られた温泉であるが、新たに泉源開発を行い、現在では四つの源泉を有している。以前はちょっと離れたところに大町市民浴場があったが、リニューアルして上原の湯になった。公共の入浴施設薬師の湯は朝早くから営業しているので、いつ下山してきても入浴できるありがたさはある。
泉質はアルカリ性単純温泉。

扇沢に下山したときは 大町市民浴場(後に改修して上原の湯となる)で入浴していたが、薬師の湯ができてからはもっぱらこちらで入浴するようになった。そろそろ飽きてはきている。
平成30年、大町の中山高原にそばの花を見にきたついでに、久しぶりで薬師の湯で入浴してみた。施設自体がずいぶん古くなったなあという感じがした。

  
写真左:上原の湯 写真中:薬師の湯 写真右:薬師の湯露天風呂

おおむろおんせん(大室温泉)…長野県長野市松代町大室

大室温泉は長野市松代町大室の高台にある温泉である。北アルプスや川中島平を一望する露天風呂がある。一週間ごとに男湯と女湯が入れ替わるが、向かって右側の風呂の方が眺めがいい。低温サウナがあって、一度試してみようかとは思っているのだが、着用が義務付けられている浴衣が有料なので、まだ試していない。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。

地元の温泉であるので、時々入浴に訪れている。

 

おおやじこうせん(大谷地鉱泉)…長野県北佐久郡御代田町

大谷地鉱泉は、浅間山麓にある御代田町唯一の温泉である。200年前から欠かさずに営業しているといい、数年前に建て替えた。
泉質は炭酸カルシウム泉である。

平成27年に、東信地区でまだ入浴してない温泉を探していて、太谷地鉱泉という名前を見つけた。アトピー性皮膚炎にも効くいいお湯だという情報に接したので行ってみた。入浴したとき、浴槽に垢が浮いていて気持ち悪かった。たまたまかもしれないが、もう絶対に行かない。

おかやおんせん(岡谷温泉)…長野県岡谷市

岡谷温泉。ロマネットは、岡谷市内にある入浴施設である。ローマ風呂をイメージした円形の大浴場が特徴であるが、まあそれだけのことである。その他にはサウナがあるだけで、残念ながら露天風呂もない。
泉質は単純温泉。

岡谷の鶴峯公園のつつじを見学した後立ち寄った。

  

おくすそばなおんせん(奥裾花温泉)…長野県長野市鬼無里

鬼女と言われた「紅葉」の伝説が残る鬼無里。奥裾花近くにある宿泊可能な入浴施設鬼無里の湯がある。ここを奥裾花温泉と言うらしい。
泉質は単純硫黄冷鉱泉である。

平成24年、わざわざ入浴のために足を運んでみたが、わざわざ出かけていくほどのことはなかった。露天風呂はひとつだけで、男女入れ替え制なので、折角行っても入れないときがある。私も入れなかった。

おくたてしなおんせんきょう(奥蓼科温泉郷)…長野県茅野市北山

天狗岳(八ヶ岳連峰)登山口にある奥蓼科温泉郷には渋御殿湯渋ノ湯ホテルがある。冷泉と加温した湯と交互に入るのがミソ。武田信玄の隠し湯といわれ、多くの傷病兵を癒してきた。その手前に渋・辰野館がある。
単純酸性冷鉱泉の泉温21度の源泉と、それを加温した湯と交互に入る。

平成5年に東天狗岳に登った後、渋御殿湯に入浴した。

 
写真:渋御殿湯

そのときの雰囲気が良かったものだから、平成18年に高見石に登った後に回ってみたが、外来入浴時間が過ぎてしまっていて入浴できず、その奥の渋の湯ホテルで入浴した。渋御殿湯に比べて浴室も狭かった。

 
写真:渋の湯ホテル

平成28年に紅葉見物を兼ねて渋・辰野館を訪れてみた。信玄の薬湯は立ったまま入る立湯であった。

  
写真左:渋・辰野館入口 写真中:信玄の薬湯 写真右:森の温泉

おくやまだおんせん(奥山田温泉)…長野県上高井郡高山村山田牧場

高山温泉郷の最奥、山田牧場にあるロッジやペンションが温泉を引き湯して奥山田温泉と称するようになった。
泉質は単純硫黄泉である。

平成24年にレッドウッドインというロッジで入浴してみた。樹齢1650年、直径3.2bという大きなレッドウッドの木をくり抜いた露天風呂があったが、熱くて入れなかった。


写真:レッドウッドの木をくり抜いた露天風呂

おたりおんせん(小谷温泉)…長野県北安曇郡小谷村中土

小谷温泉は、戦国時代に武田氏の家臣によって発見されたという山のいで湯である。以前は 山田旅館太田旅館熱泉荘」の三軒の旅館があったが、現在は山田旅館のみ営業している。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。

初めて小谷温泉を訪れたのは昭和50年、笹ヶ峰牧場から乙見山峠を越えて小谷温泉に行ったときだった。翌日雨飾山に登るつもりだったのだが、炎天下の林道歩きに疲れ果ててしまい、雨飾荘で宿泊して翌日そのまま帰宅してしまった。飛び込みでの宿泊だったので、大広間にひとりきり布団を敷いてもらって寝た。


写真:雨飾荘(現在この建物は取り壊されている)

平成6年には、新潟県の「雨飾山荘」から雨飾山に登って小谷温泉に下山した。鎌池から山越えをして小谷温泉のバス停付近に下った。バスの発車時刻に間に合うように、大急ぎで太田旅館で汗を流した。


写真:太田旅館

平成15年には5月に「露天風呂」に、7月には山田旅館に、入浴だけに出かけた。

  
写真左:「露天風呂」 写真中、右:山田旅館

平成16年には、高校時代の友人たちと大渚山に登り、下山後に一番登山口に近かった栃の樹亭で汗を流した。

小谷温泉には何度も足を運び、入浴施設はほゞ入りつくした感があったが、熱泉荘だけは入りそびれてしまった。
平成25年に「露天風呂」に行ってみたら、以前の「露天風呂」とはちょっと違っていた。私個人としては以前の「露天風呂」の方が好きだ。朝早かったものだから、まだお湯が溜まっていなかった。

 
写真:ちょっと感じが変わってしまった「露天風呂」(左:平成25年、右:令和2年)

おぶせおんせん(小布施温泉)…長野県上高井郡小布施町雁田

観光地小布施の東側にある雁田山山麓の南端に、穴観音の湯あけびの湯が並んで建っている。北信五岳の眺めがいい温泉である。
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム塩化物泉。

何回か入浴経験があったが、記録に残るものとしては平成18年からである。その後、勤務先の須坂工場が車で5分足らずのところにできたことから、ついでに入浴する機会が増えた。

 
写真:穴観音の湯

  
写真:あけびの湯

かがいおんせん(加賀井温泉)…長野県長野市松代町加賀井

長野市松代町にある温泉で「松代温泉」に含ませるべきかとも思うが、一陽館だけは昔ながらの加賀井温泉を名乗っている。鉄分を含んだ赤いお湯と混浴露天風呂が人気で、メディアにもよく取り上げられていることもあって、結構県外から訪れる人も多い。混浴の露天風呂へは、内湯から一旦サンダル履きで裸で歩いていく。浴衣着用も可であるが、ときどきスッポンポンで入ってくる勇ましい女性もいて目のやり場に困ることがある。
泉質は含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

松代在住だった義父がこの温泉を好きだったのでよく入浴した。
松代に越してきた頃は回数券を買って通ったこともあったが、とにかく露天風呂周辺の汚さには閉口する。古いことと汚いことの区別がついていないんじゃないかと思う。最近は長いことご無沙汰である。

令和6年2月、久しぶりで入浴に行ってみたら、代が替わったようで、案内好きの親父に替わってちょっと若い人が管理していた。

  
写真左:一陽館 写真中:露天風呂へ行く通路 写真右:源泉

  

  

  

かくまおんせん(角間温泉)…長野県上田市真田町長

角間温泉は真田の隠し湯と言われる山間の秘湯であり、一軒宿の岩屋館がある。外来入浴者は露天風呂には入れてもらえない。令和1年の台風19号で大きな被害を受けたとのことであるが、何とか復旧したらしい。
泉質は含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩冷鉱泉。

一度訪ねてみたが、外来入浴時間と遭わなかったため入浴できなかったので、平成24年に東京からの帰り道、「谷川温泉」で入浴してから、ひとつだけでは物足りないと思い角間温泉・岩屋館でも入浴してきた。

がけのゆおんせん(崖の湯温泉)…長野県松本市内田

鎌倉時代に起きたがけ崩れの際に湧き出した水を引用しているところから、崖の湯の名がついたと云われる。高ボッチ山の麓にあり、薬師平茜宿という宿がある。北アルプスと松本平の眺めが素晴らしいらしいといわれる。
泉質はカルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩冷鉱泉。

平成29年、松本の弘長寺の紫陽花を見に行った際に立ち寄り入浴した。曇り空で眺めは楽しめなかった。

  

かけはしおんせん(桟温泉)…長野県木曽郡上松町

木曽の桟は、古くは「木曽の桟、太田の渡し、碓氷峠がなけりゃよい」と言われたように中山道の難所であった。桟温泉は、その名勝 木曽の桟 にある温泉で、一軒宿の桟温泉旅館がある。
泉質は単純二酸化炭素冷鉱泉で、泉温13°Cとかなり冷たい。

平成27年に阿寺渓谷を散策した後、立ち寄ってみた。

かけゆおんせん(鹿教湯温泉)…長野県上田市鹿教湯温泉

鹿教湯温泉には、鹿に姿を変えた文殊菩薩が信仰心の暑い猟師に温泉の場所を伝えたという開湯伝説がある。行基が掘った文殊菩薩像を弟子がこの地に持ってきたときには既に温泉は湧いていたとされ、約1200年前には開湯していたと考えられる。古くからの温泉地だが、温泉街自体は寂れていく一方である。昔からリハビリに取り組む鹿教湯病院があったりするものだから、私のイメージとしては、温泉地というより療養地の感が強い。泉質は単純温泉。

記録に残るものとしては、平成26年に文殊の湯いづみや旅館での入浴がある。

  
写真左:鹿教湯温泉街 写真中:文殊の湯 写真右:いづみや旅館

かすがおんせん(春日温泉)…長野県佐久市春日

蓼科山の北麓、標高960mの森林地帯にある温泉。PH9.6という高アルカリ性の温泉で、美肌効果が高いとされる。
泉質はアルカリ性単純温泉。

息子が世話になっていた高校の野球部の納会がここで開催されていたことから、二度入浴したことがあるが、宿の名前は失念した。その後、各地の温泉地を巡り歩いていた頃に、その宿が何処だったか訪ね歩いたことがあったが思い出せずに、春日温泉の看板の写真だけ撮ってきた。

かなざわおんせん(金沢温泉)…長野県茅野市金沢

茅野市金沢地区にある入浴施設が、金沢温泉・金鶏の湯 である。
泉質はアルカリ性単純温泉。

令和1年、茅野市の長圓寺に紅葉見物に行ったついでに、「八ヶ岳温泉・もみの湯」に次いでこの日二湯目の温泉として入浴してきた。内湯とサウナだけの施設で、地元の人で結構混み合っていたので、三脚を使っての撮影は困難だった。

かみこうちおんせん(上高地温泉)…長野県松本市安曇上高地

上高地温泉は、上高地梓川右岸にある 上高地温泉ホテル内の温泉である。江戸時代(文政年間)に発見されたとされる。
泉質は単純温泉。

朝の外来入浴は7時から9時までなので、槍ヶ岳から下山した平成26年に、わざわざ横尾山荘で泊まって、翌朝早立ちして入浴してきた。この後、友人に頼んで、入山した七倉まで車の回収に行ってもらった。

かみすわおんせん(上諏訪温泉)…長野県諏訪市湖岸通り

上諏訪温泉は古くから諏訪大社の門前町として栄え、江戸時代には諏訪藩の城下町、甲州街道の上諏訪宿としても栄えた。諏訪湖東岸に温泉街が広がり、日本最古の温泉保養施設である片倉館千人風呂が有名である。
泉質は単純温泉。

上諏訪温泉には何度か入浴したことはある。
記録に残っているのは、平成25年に諏訪湖スタジアムで高校野球観戦後の片倉館での入浴のみであったが、平成29年、家族旅行で湖岸通りにあるしんゆで宿泊した。

  
写真左:片倉館千人風呂 写真中、右:しんゆ

かみひらしまおんせん(上平島温泉)…長野県埴科郡坂城町

上平島温泉は坂城町にある日帰り入浴施設びんぐし湯さん館のことである。びんぐしの名前は、施設が存在する土地の形が鬢櫛の形に似ていることから びんぐし山 と呼ばれることに因む。
泉質は単純硫黄泉。

典型的な日帰り入浴施設であることは分かっていたので、あまり魅力も感じなかったのだが、まあ一度くらいは入っておこうかと思い、平成26年に出かけてみた。思った通りではあった。

かわなかじまおんせん(川中島温泉)…長野県長野市川中島町

川中島温泉は、平成29年3月、川中島のど真ん中に開業した温泉であり、入浴施設テルメDOMEがある。地下1,250bから湧き出す泉温45°の天然温泉。
泉質は含よう素-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

川中島の自宅から一番近くにある温泉となったので、一度くらいは入浴しておかないといかんかと思い、平成29年に保科の清水寺の紅葉見物に行った後、入浴に行ってみた。

 

かんばやしおんせん(上林温泉)…長野県下高井郡山ノ内町平穏

上林温泉は長野オリンピックではスノーボード会場にもなった。スノーモンキーで海外にも有名になった「地獄谷温泉」への入り口にあたる。
泉質は、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、硫酸塩泉等。

塵表閣 で一度入浴したことがあった。その当時は寂れたような宿で掃除も行き届いていなかったが、もう一度入浴してみようかと行ってみたら、あまりにも格式高そうな雰囲気になっていたので、足踏みしてしまった。

きざきこおんせん(木崎湖温泉)…長野県大町市平

木崎湖温泉は仁科三湖のひとつ木崎湖付近にある温泉で、入浴施設ゆーぷる木崎湖がある。源泉は「葛温泉」からの引き湯である。
泉質は単純硫黄泉。

平成25年の貞逸祭に参加した後、ここまで足を延ばして入浴した。

 
写真左:ゆーぷる木崎湖露天風呂 写真右:ゆーぷる木崎湖で食べた 北アルプス黄金丼

きそふくしまおんせん(木曽福島温泉)…長野県木曽郡木曽町福島

木曽福島温泉は、国道19号線から奥に入った温泉で、一軒宿の駒の湯がある。
泉質は二酸化炭素泉。

平成25年、「昼神温泉」からの帰り道、木曽を回って帰ってきた。「昼神温泉」と「あららぎ温泉」の二ヶ所で入浴してきたが、信号待ちで停車した際に目にした看板に魅かれて右折し、駒の湯でも入浴してきた。総檜造りの内湯と露天風呂があり、露天風呂は薬草湯と書いてあった。

きたおたりおんせん(北小谷温泉)…長野県北安曇郡小谷村

白馬村方面から、国道148号線を糸魚川方面に走っていくと、国道の左側に「道の駅小谷」がある。そこに併設されているのが 北小谷温泉・深山の湯である。この入浴施設は、「来馬温泉」からの引き湯だと聞いたことがあった。「来馬温泉・風吹荘」には既に入浴したことがあったので、わざわざここで入浴することもないと思っていたのだが、温泉の効能書きに北小谷温泉という表記があったので、折角なのでカウントすることにした。
泉質は炭酸水素塩泉。

令和2年、鎌池に紅葉狩りに行った際立ち寄った。「道の駅小谷」内の 鬼の厨 という食事処で食事をすると、深山の湯の入浴料が半額になった。

 

きたのてんまんおんせん(北野天満温泉)…長野県下水内郡栄村

北野天満温泉は栄村にあり、学問の神様・菅原道真公が祀られている北野天満宮のお膝元、北野川のほとりに温泉宿がたたずんでいる。風呂は、菅原道真にちなんで学問の湯と名付けられている。
泉質はナトリウム-塩化物泉。

平成28年に、まだ入り残していた北信地方の温泉を訪ね歩いて入浴してきた。

 

くさゆおんせん(草湯温泉)…長野県東筑摩郡筑北村

筑北村に入浴施設冠着荘があり、草湯温泉というらしい。
泉質はアルカリ性単純硫黄冷鉱泉。

プールの施設があり、病後の女房の運動のため一度だけ行ったことがあるのだが、日時の記録がない。確か内湯だけで露天風呂は無かったような気がしている。

くずおんせん(葛温泉)…長野県大町市平高瀬入

葛温泉は高瀬渓谷入口にある温泉で、高瀬館温宿かじか仙人閣の三軒の宿がある。葛温泉の名前の由来は、昔、飢饉のときに村人が困窮して、葛の根を掘りに山中に入り発見した温泉だということである。
泉質は単純硫黄泉。

初めて葛温泉に入湯したのは平成1年で、結婚後しばらく山から遠ざかっていたのが復活し、ブナ立尾根を途中まで登ったときだった。下山後に高瀬館で入浴を頼んだところ、山支度の私を見て割増料金を請求された。あれは入山料だったのだろうか?未だに納得がいっていない。
ブナ立尾根への登り口にあることから、その後山行のついでに何度も入浴している。高瀬館仙人閣の露天風呂は混浴なのだが、残念ながら一度も女性客と混浴になったことがない。

 

 
写真:高瀬館

  
写真左:温宿かじか 写真中、右:仙人閣

くだりせおんせん(下里瀬温泉)…長野県北安曇郡小谷村

小谷村の下里瀬地区にある温泉で、国道148号線沿いにあるサンテイン小谷内にあるのが下里瀬温泉である。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。泉温は31.8℃なので、加温している。

令和2年に小谷村の鎌池に紅葉狩りに行った際に、ああ、こんなところにも温泉があるんだなあと目を付けておいたので、わざわざ数を稼ぎに出かけてみた。併設の食事処で500円以上の食事をすると、入浴料が100円引きとなるということだったので、ついでに食事もしてきた。

  

くつかけおんせん(沓掛温泉)…長野県小県郡青木村沓掛

沓掛温泉は青木村にある小さな温泉である。開湯は平安時代と言われ、国司として信濃に赴任していた滋野親王が入湯した際に、裏山の様子が故郷である京都の小倉山に似ていたことから小倉乃湯と名付けたと伝えられる。
泉質は硫黄泉。

平成26年に一度入浴に行ってみたが、たまたま定休日だったので、再度訪れて共同浴場小倉乃湯で入浴した。露天風呂はない。まあ、一度入ればもういいかな。

くまのゆおんせん(熊の湯温泉)…長野県下高井郡山ノ内町平穏

志賀草津道路の硯川ゲート手前に熊の湯温泉がある。昔からスキー客に親しまれてきた熊の湯ホテル内の温泉である。魅力的な翡翠色をしたお湯である。
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉である。

令和1年、木島平村の稲泉寺に蓮の花を見に行った帰り、「よませ温泉」で入浴してくるつもりだったが、入浴時間が14時からだということだったので、その前にちょっと足を延ばして熊の湯温泉でも入浴してきた。この翡翠色のお湯は、「五色の湯旅館」 の内湯のお湯の色に似ている。

  

くるまおんせん(来馬温泉)…長野県北安曇郡小谷村北小谷

来馬温泉は小谷村来馬地区にある温泉で、風吹大池への登山口近くに一軒宿の風吹荘がある。道の駅おたりにある「深山の湯」もここからの引き湯である。
泉質はナトリウム:カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

平成25年に「蓮華温泉」からの帰り道に立ち寄ってみた。内湯のみで露天風呂はない。

くろひめおんせん(黒姫温泉)…長野県上水内郡信濃町

黒姫温泉は黒姫高原にある温泉である。
泉質は炭酸水素塩泉である。

平成14年、黒姫山登山後に入浴する場所を探していて、あすなろという宿を見つけた。風呂も小さく、一度入ればもういいなあ。

 

げっせんおんせんきょう(月川温泉郷)…長野県下伊那郡阿智村智里

月川温泉郷は、花桃の里として有名な阿智村にある温泉である。月川温泉郷は、「つきかわおんせんきょう」だと思っていたら、最近友人に「げっせんおんせんきょう」と読むのだと教えられた。否、どう考えても「つきかわおんせんきょう」だろう。
泉質はアルカリ性単純温泉となっているが、現地の温泉分析表には、何やら怪しげな記載があった。

平成30年に月川温泉郷の花桃を見に行った際に 野熊の庄・月川で入浴してきた。平日にもかかわらず、花桃の見物客が大量に押し寄せていた。

 

こあかざわおんせん(小赤沢温泉)…長野県下水内郡栄村小赤沢

秋山郷小赤沢集落に楽養館という入浴施設がある。赤いお湯が魅力的だ。
泉質は含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

平成8年に苗場山に登った後入浴した。
平成17年には高校時代の仲間と再び苗場山に登ることになったので、登山口を確認のため秋山郷を訪れ楽養館で入浴してきた。

 

ごしきおんせん(五色温泉)…長野県上高井郡高山村五色温泉

五色温泉は「高山温泉郷」の一つで、天候によってお湯の色が五色に変化すると言われている神秘の温泉である。一軒宿の五色の湯旅館があり、露天風呂は混浴であるが、女性専用の露天風呂も設けられている。
泉質は含ラジウム-硫化水素泉。

平成24年と平成26年の二度入浴に訪れた。私は内湯の方が風情があって好きだ。最近、残念ながら外来入浴を受け入れなくなったと聞いた。

 
写真:混浴の露天風呂と内湯

こやすおんせん(子安温泉)…長野県上高井郡高山村牧

子安温泉は「高山温泉郷」の一つで、「山田温泉」手前にある日帰り入浴施設である。平成3年の創業という。赤茶けたというより、黄土色といったお湯の色をしている。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、療養に効果があると認められた療養泉である。

平成24年に初めて入浴して以来、このお湯が気に入って何度か入浴している。

  

さかまきおんせん(坂巻温泉)…長野県松本市安曇上高地

坂巻温泉は上高地の入り口付近にある温泉で、一軒宿の坂巻温泉旅館が存在する。旧館は吊り橋で渡るしか行く手段のない場所に立地していたらしいが、旧館は私も知らない。
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。

昔は釜トンネルに一番近い茶嵐駐車場をよく利用していたので、上高地に下山するときに三度ほど入浴したことがあるが、いつも露天風呂ばかりで内湯へは入ったことがない。

  

さくいちまんりおんせん(佐久一萬里温泉)…長野県佐久市中込

佐久一萬里温泉は。佐久市中込にあるホテル内の温泉である。
泉質はナトリウム-塩化物温泉。

息子が世話になっていた高校の野球部父母会の総会が開催されたこともあって訪れたことはあったが、入浴したことはなかった。令和1年9月に、コスモス街道を訪れた際に立ち寄り入浴してきた。古代桧風呂という看板がかかった内湯と露天風呂があった。

 

令和2年、新型コロナウィルス感染の影響で客足が減り、倒産に追い込まれたようだったが、何処かの資本が入ったのか再営業を始めたようだ。

さしきりきょうおんせん(差切峡温泉)…長野県東筑摩郡筑北村

筑北村にある日帰り温泉施設坂北荘が、景勝地 差切峡 の近くにある。
泉質は単純硫黄冷鉱泉。

平成30年、池田町に山桜を見に行った帰りに立ち寄り入浴してきた。坂北荘 の手前に差切峡温泉という看板を掲げた小さな建物があったが、もう営業はしていないらしい。

 
写真:坂北荘

さなだおんせん(真田温泉)…長野県上田市真田町

真田町(上田市真田)にある入浴施設ふれあいさなだ館
泉質はアルカリ性単純温泉。

いつだったか一度だけ入浴経験あり。地蔵峠を越えて上田方面に行くときは何度も近くを通るのだが、あまり入浴したいとは思わない。

さのがわおんせん(佐野川温泉)…長野県千曲市桑原 閉館

佐野川温泉は、平成19年に開業した千曲市にある竹林の湯という日帰り入浴施設である。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉。

平成26年に、どんなものかと思い訪れてみた。内湯から外に出られるようになっていたので、露天風呂があるのかと思ったら、ベンチが置いてあるだけだった。一度入ってみればもういい。
諸物価値上がりの折りから、最近閉館に追い込まれたらしい。

さわんどおんせん(さわんど温泉)…長野県松本市安曇

沢渡というと上高地に入るための駐車場というイメージが強いが、安房トンネル工事中に「旧中の湯温泉」付近から湧出した温泉を沢渡地区まで引き湯してさわんど温泉が誕生した。群馬県沢渡温泉」と区別するため、さわんど温泉とひらがな表記にしたようだ。
泉質は単純温泉。

初めて入浴したのは平成14年のことで、西穂山荘から焼岳へと縦走して釜トンネルに下山したときだった。このときは「中の湯温泉」の「卜伝の湯」に入るつもりだったのだが、カギを借りるべく行った釜トンネルの売店に人がおらず、やむなくバスで沢渡まで下って、沢渡大橋バス停近くの梓湖畔の湯で入浴した。
同じ年、槍ヶ岳から下山したときはドライブインさとうに隣接した木漏れ日の湯で入浴し、ここで夕飯も済ませた。
平成15年には槍ヶ岳から大キレットを越えて上高地に下山し、再び梓湖畔の湯で汗を流した。
同じく平成15年、奥穂高岳から下山したときには、今度は上高地ホテルに立ち寄り入浴した。ちょっと風呂が小さいかなあという感じだった。こうしてみると、平成11年から平成16年頃が一番山を歩き回っていた時期でもあった。

  
写真左:まだ入ったことがない「卜伝の湯」 写真中・右:梓湖畔の湯

  
写真左:木漏れ日の湯 写真中、右:上高地ホテル

さんぴあさくおんせん(サンピア佐久温泉)…長野県佐久市根岸

佐久市根岸の高台にあるリゾート施設内に温泉があり、温泉分析表の温泉名にサンピア佐久温泉と表示してあった。
泉質は単純温泉である。

コスモス街道を訪れた後、「佐久一萬里温泉」でも入浴してきたのだが、昼食に「安養寺ラーメン」を食べようと思い、ラーメンを食べればまた汗をかくだろうと、入浴と食事を兼ねてサンピア佐久を訪れてみた。

  
写真右、中:サンピア佐久温泉 写真右:「安養寺ラーメン」

じぞうおんせん(地蔵温泉)…長野県上田市真田町傍陽

松代から上田市真田に抜ける地蔵峠付近に地蔵温泉・十福の湯という日帰り入浴施設がある。県内最大級の大きな露天風呂が魅力。休憩所、食堂、カフェ、リラクゼーション等が充実している。
泉質はアルカリ性単純温泉。

以前から何度か入浴していたが、松代に転居してからは行く回数が増えた。晴耕雨読というか、気が向けば午前中からお昼を挟んで夕方まで長時間滞在することが多くなった。三時のお八つにパフェを食べるのが最近のマイブームになっていたが、流石に飽きてきた。
新型コロナウィルス感染が広がってから足を運ぶ回数が減ったが、散髪のためにたまに訪れている。

 
写真左:十福の湯入口 写真右:ふくろう(不苦労)のオブジェ

  

しちみおんせん(七味温泉)…長野県上高井郡高山村七味温泉

七味温泉は、紅葉の名勝松川渓谷の上流に湧く七つの源泉を有する閑静な温泉地で、「高山温泉郷」の一つに数えられる。乳白色のお湯がいい。
泉質は単純硫黄泉、含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉等である。

子どもの頃から親戚のおじいちゃんの「山田温泉」での湯治につきあったときに、七味温泉まで足を延ばしたこともあった。
記録に残るのは、平成18年に紅葉見物に訪れたときで、牧泉館の露天風呂で入浴した。雰囲気が良かったが、後継者不在で廃業してしまったのが残念である。
その後、七味温泉の駐車場に恵の湯という入浴施設ができたので、平成24年に出かけてみた。温泉成分のため足の裏が真っ黒になった。
令和2年、久しぶりで七味温泉を訪れてみたときに紅葉館の別棟の無人の露天風呂に入浴してみた。その後、牧泉館の跡はどうなっているのか行ってみたら、もう建屋も撤去されてしまっていた。

 
写真左:牧泉館 写真右:恵の湯

  
写真:紅葉館別棟の露天風呂

しぶおんせん(渋温泉)…長野県下高井郡山ノ内町渋温泉

渋温泉は、夜間瀬川沿いに隣の「湯田中温泉」と共に「湯田中渋温泉郷」を形成している。開湯伝説によると、1300年前に行基が発見したとされる。武田信玄の隠し湯のひとつと言われ、川中島の戦いで傷ついた兵士を療養させた場所でもある。九つの外湯巡りが名物だが、宿泊客以外は一部しか解放されていない。
泉質は単純温泉、塩化物泉。

 夜の渋温泉街(令和5年12月11日撮影)

平成10年の獅子の会は金具屋で開催されたが、金具屋館内にもいろんな風呂があって、とても外湯めぐりまで手が回らなかった。

 
写真左:当時の女将(HPより拝借) 写真右:その女将にシャッターを押してもらった

令和5年12月、義母の一周忌法要の後義妹夫婦と金具屋に泊まった。今回はのんびりと温泉に入りに行ったので、館内の風呂4か所(鎌倉風呂、斎月の湯、浪漫風呂、龍瑞露天風呂)と外湯2ヶ所(九番湯大湯、一番湯初湯)にも入ってきた。

 金具屋外観(令和5年12月11日撮影)

しぶかわおんせん(渋川温泉)…長野県茅野市北山 (廃業)

「奥蓼科温泉郷渋の湯」の手前に渋川温泉・保科館があったが、現在は廃業してしまっている。
泉質はナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉だった。

平成20年4月、高見石登山後に入浴したことがあった。露天風呂の前にプールのようなものがあったような気がしているが、記憶が定かではない。

 

しぶさわおんせん(渋沢温泉)…長野県上田市真田町長 廃業

渋沢温泉は上田から長野原に抜ける鳥居峠付近にある。一時閉鎖していたが、露天風呂まで作ってリニューアルオープンしていた。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成9年、鳥居峠から四阿山に登った帰りに入浴した。当時は小さな浴槽の何の変哲もない風呂だった。
その後、この前を通るだけで入浴することはなかったが、あるときフッと気がつくと廃業したのか閉ざされていた。いつだったか、再開されたという情報を得て、平成25年に「霊泉寺温泉」からこちらに回ってみた。立派にリニューアルされて、露天風呂までできていた。お湯の色も、こんなに赤っぽかったっけという感じだった。
平成30年、たまたま渋沢温泉の前を通過したら、またまた廃業したのか荒れ果てていた。見た目ではもうずいぶん前に廃業したような感じだった。立派な露天風呂まで作ったのに…と言うより、設備投資がかかりすぎたということだろうか?

 

しもじょうおんせん(下條温泉)…長野県下條村

下條温泉は、南信州の下伊那郡下條村にある温泉で、数軒の旅館の他に日帰り入浴施設のコスモスの湯がある。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉である。

令和2年、三遠南信自動車道の天竜峡大橋を見学に行き、「天竜峡温泉・若返りの湯」で入浴してから、下條村に回ってコスモスの湯でも入浴してきた。ちなみに、入浴前に立ち寄った道の駅信濃路下條のそばの城で蕎麦を食べたのだが、あまり美味くなかった。

  

しもすわおんせん(下諏訪温泉)…長野県下諏訪町

諏訪大社下社付近に温泉街がある。宿場町だったことから、かつての本陣や古い外観の旅館などが街並みを形成している。共同浴場もいくつか存在する。
泉質は硫酸塩泉、塩化物泉、単純温泉。

平成25年、諏訪湖スタジアムでの高校野球観戦後に応援に行った友人たちと遊泉ハウス児湯で入浴した。

  
写真左:中山道下諏訪宿 写真中、右:遊泉ハウス児湯

しもつきおんせん(遠山郷霜月温泉)…長野県南信濃遠山郷

現在では飯田市と合併されているが、日本のチロルと言われているのが南信濃の遠山郷・下栗の里である。その遠山郷の中心で秋葉街道沿いにある「道の駅遠山郷」に併設して遠山郷霜月温泉・かぐらの湯がある。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉であるが、山の中に湧く温泉としては珍しく塩味がする。

初めて南信濃を訪れて、四ヶ所の温泉をはしごした。その一湯目がかぐらの湯だった。 かぐらの湯前には、「霜月まつり」の湯切りの様子を表した像があった。折角南信まできたのだからと、併設の「味ゆ〜楽」で さくらステーキ定食 を食べた。

  
写真左:「霜月まつり」の像 写真中:「味ゆ〜楽」で食べた さくらステーキ定食 写真右:かぐらの湯

しょやおんせん(初谷温泉)…長野県佐久市内山

初谷温泉は、佐久市のコスモス街道からちょっと奥に入ったところにある一軒宿である。初谷の谷に100年を越えて湧く宝命水を源泉としている。
泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素冷鉱泉。

以前、荒船山の帰りに立ち寄ったことがあったが、ちょうど改装工事中で入浴できなかった。
平成31年、小諸の懐古園で平成最後の花見を楽しんだ後、足を延ばして初谷温泉まで出かけてみた。

 

しらかばこおんせん(白樺湖温泉)…長野県茅野市北山白樺湖

白樺湖の周辺に湧く温泉。大型ホテルもあるが、公共の入浴施設としてはすずらんの湯がある。
泉質はナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。

車山高原のニッコウキスゲを見に行った帰りにすずらんの湯で立ち寄り入浴したが、変わり映えのしない何処にでもあるような入浴施設である。

  

しらひめおんせん(白姫温泉)…長野県北安曇郡小谷村千国 (廃業)

「しらひめおんせん」と読むのか「しろひめおんせん」と読むのか知らないが、国道148号線沿いの栂池への登り口付近に、手作り感いっぱいの露天風呂があった。

平成9年に白馬乗鞍岳の天狗原まで登った後、一度入浴したことがあった。プレハブ小屋で料金を徴収していたが、いつの間にか廃業していたが、ここを作った親父が、今度は「湯原温泉・猫鼻の湯」を掘削し営業している。

しらほねおんせん(白骨温泉)…長野県松本市安曇

鎌倉時代には既に湧出していたと伝えられる白骨温泉は、かつては 白船 とも呼ばれていたが、中里介山の「大菩薩峠」の中で白骨と呼ばれてから、白骨温泉の呼称が定着した。この白骨温泉野天風呂が、一時話題になった温泉疑惑(入浴剤騒ぎ)の発端であった。正直に、白濁させるために入浴剤を入れていますって言えばよかったのだ。白骨温泉のお湯は、やっぱり白濁していた方が魅力的なんだから。
泉質は単純硫化水素泉、含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。乳白色の湯として知られているが、湧出時には無色透明であり、時間の経過によって白濁する。

最初に入浴したのが平成7年の穂高連峰縦走後のことだった。その後も二度入浴したが、いつも気軽に入浴できる共同浴場の野天風呂に入ってしまう。有名な泡の湯の露天風呂にも入ってみたいとは思っているのだが…。

  

しろやまおんせん(代山温泉)…長野県木曽郡木曽町新開

代山温泉は木曽福島にある温泉で、日帰り入浴施設せせらぎの四季(とき)がある。
泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉で、
泉温13°Cの冷鉱泉を加温している。

平成27年に阿寺渓谷散策後、「桟温泉」でも入浴してから、この日二ヶ所目の代山温泉にも立ち寄り、せせらぎの四季で入浴してきた。赤茶けた色をしているだけで、温泉の有難味が増す。

しんしゅうかくまおんせん(信州角間温泉)…長野県下高井郡山ノ内町佐野

角間温泉は、上田市真田にもあるので、私的には山ノ内町の角間温泉信州角間温泉として区別している。蓮如の発見と伝わり、古くから湯治向けの名湯として知られる。角間川河畔に数軒の旅館と共同浴場がある。共同浴場は、地元の人と宿泊客以外は入浴不可とのことである。
泉質は含石膏弱食塩泉。

平成26年に訪れて、共同浴場で入浴しようと思ったが、立ち寄り客には解放されていなかったので、ようだやという旅館で入浴させてもらった。

しんしゅうかなくまおんせん(信州金熊温泉)…長野県大町市八坂

信州金熊温泉には、八坂村(現・大町市八坂)の大姥山に棲んでいた大姥が、有明山の八面大王と恋仲になり生まれたのが金太郎だという伝説がある。足柄山ではないのか…?という疑問もあるのだが、ノーコメント。熊と遊んだ金太郎ということで、金熊温泉と名付けたということである。そんな信州金熊温泉明日香荘がある。
泉質は単純硫黄泉。

平成26年に所用で松本に行く途中寄り道してみた。
令和1年、池田町ハーブセンターから大町市の鷹狩山に上がり、帰路八坂に下って明日香荘で入浴した。

 
写真左:明日香荘 写真右:灰焼きおやきが付いた「八坂セット」

しんしゅうふどうおんせん(信州不動温泉)…長野県長野市信州新町

信州新町にある宿泊可能な入浴施設さぎり荘信州不動温泉と呼ぶ。
泉質は含硫黄-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩冷鉱泉。

中学校の恩師が信州新町在住で、いつだったか泊まりで同級会を開いたことがあった。その先生も、令和1年に鬼籍に入られてしまった。

すいしょうざんおんせん(水晶山温泉)…長野県飯田市

水晶山温泉は飯田市の水晶山の山麓に湧く温泉で満願成就の湯と呼ばれている。洞窟風呂、内湯、露天風呂がある。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成30年、天竜峡に花見に行ったとき、「天竜峡温泉」の「若返りの湯」が定休日で入浴できずに、こちらへ回ってみた。そういえば、昔息子が少年野球をやっていた頃に、県大会が飯田で行われ、一度入浴したことがあったのを思い出した。

  

すざかおんせん(須坂温泉)…長野県須坂市

上杉謙信も川中島の合戦折りに傷と疲れを癒したと言われる須坂温泉。須坂市の宿泊可能な入浴施設古城荘がある。最近経営が成り立たなくなって、どうするかもめているようだ。
泉質は弱アルカリ単純泉。

平成25年に一度だけ入浴したことがある。

すそばなきょうおんせん(裾花峡温泉)…長野県長野市南長野妻科

裾花峡温泉は長野県庁の裏手の裾花川畔にある温泉で、ホテルうるおい館がある。裾花川の対岸には、子どもの頃に遊んだ「白岩」が見える。朝風呂の営業も行っている。
泉質はナトリウム-塩化物泉。

記録に残るものとしては、平成24年と平成25年の二度、平成26年には初孫のお食い初めのお祝いもここで行った。

  
写真左、中:白岩の湯 写真右:個室付属の浴室

すなはらいおんせん(砂払温泉)…長野県飯田市

砂払温泉は、飯田市砂払町にある入浴施設である。ここは昔、お茶屋さんを営んでおり、街道を歩いてきた旅人が砂やほこりを払ってから座敷に上がったことから 「砂払」の地名が起こったのだと、受付のおばちゃんに聞いてきた。
泉質はアルカリ性単純温泉。

令和2年、三遠南信自動車道の天竜峡大橋を見学に行った際、この日三湯目の入浴場所として「殿岡温泉」に行ってみたのだが、入浴時間までまだ1時間も待たなければならず、それまでの時間を利用して近くの阿弥陀寺の枝垂れ桜を見学に行った。その阿弥陀寺の近くに砂払温泉があったので、ここで入浴することにした。

  

せきやおんせん(関谷温泉)…長野県須坂市仁礼

須坂市仁礼にある入浴施設湯っ蔵んど関谷温泉と言うらしい。紅葉の時季の週末には、ここから米子大瀑布までシャトルバスが運行される。
泉質は単純温泉。

平成26年に何故か二度も入浴した。大型のスーパー銭湯と思えば悪くはないが、温泉としての魅力はイマイチか。

 

せんがたきおんせん(千ヶ滝温泉)…長野県北佐久郡軽井沢町

千ヶ滝温泉はプリンスホテルが営業していたスケートリンクに併設されていたが、現在は日帰り入浴施設のみ営業している。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

軽井沢という立地条件からすれば仕方がないのかもしれないが、入浴料が高すぎる。

 

せんこおんせん(千古温泉)…長野県上田市真田町長

千古温泉は上田市真田町にある小さな温泉である。真田十勇士のひとり霧隠才蔵が修業を積んだという「千古の滝」が近くにある。霧隠才蔵ゆかりの温泉とされているが、霧隠才蔵自体の存在の真否はどうなのか?
泉質は単純硫黄冷鉱泉。

長野から地蔵峠を越えて上田に出るときに、いつも看板を目にしてはいたが、平成24年に思い切って訪れてみた。まあ何と言うこともない風呂で、一度入浴すればもういいかな。

たかとおおんせん(高遠温泉)…長野県伊那市高遠

桜の名所として知られる高遠にある高遠温泉の日帰り入浴施設。その名も桜の湯
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成30年に、遠照寺の牡丹を見に行ったときに入浴してきた。街中で「高遠まんじゅう」の幟旗が目についたので、「亀万」という店で購入してきた。今までに食べたまんじゅうの中では最高の部類に入るほど美味かった。

  
写真左:さくらの湯 写真中:さくらの湯で食べたソースかつ丼 写真右:「亀万」のまんじゅう

たかみねおんせん(高峰温泉)…長野県小諸市菱平

高峰温泉は高峰高原にある温泉で、ランプの宿として全国的にも有名である。実はこの温泉、以前は谷底にあったのだが、火事で焼失してから現在地に移築したといういきさつがある。立ち寄り入浴は、ランプの湯という内湯のみで、二つに仕切られた木製の浴槽がいい雰囲気を出している。
泉質は含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉。

昭和53年、車坂峠から高峰山に登った後、池ノ平湿原から泣き坂という急坂を下って、焼失前の高峰温泉にも一度行ったことがあった。入浴後、また急坂を登り返して、汗びっしょりになってしまった。
その後二度ほど立ち寄ったことがあるが、
有名になったことで客のあしらいもぞんざいになってきたような気がして、あまり魅力が無くなってきたように思える。

 

たかみねこうげんおんせん(高峰高原温泉)…長野県小諸市高峰高原

車坂峠に建つ高峰高原ホテル内にこまくさの湯という温泉がある。
泉質は塩化物泉。

車坂峠から黒斑山や高峰山に登った際には汗を流すのに便利で、平成13年と平成18年に、ともに黒斑山登山後に入浴した。

  

たけしおんせん(武石温泉)…長野県上田市上武石

美ヶ原の登り口である旧武石村(現・上田市武石)の日帰り入浴施設うつくしの湯である。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物泉。

平成26年に入浴したが、何処にでもあるような典型的な日帰り入浴施設で、一度入ればもういい。

たざわおんせん(田沢温泉)…長野県小県郡青木村田沢

十観山の山間にある田沢温泉は、石畳の道や、その両側に並ぶ木造建築の旅館など、鄙びた雰囲気の温泉地である。開湯は飛鳥時代後半とも言われる。子宝の湯とも、母乳の出が良くなるとも言われる。
泉質は硫黄泉。

平成23年、上田県営野球場で母校の応援をした後、田沢温泉の日帰り入浴施設有乳湯(うちゆ)で入浴したことがある。建屋には雰囲気があったが、浴槽はタイル貼りの小さなものだった。
平成30年には、修那羅山の安宮神社のミヤコワスレの花を見に行った際にくつろぎの湯で入浴した。

  
写真左:田沢温泉街 写真中:有乳湯 写真右:くつろぎの湯

たつのこうじんやまおんせん(たつの荒神山温泉)…長野県上伊那郡辰野町

中央アルプスと南アルプスに囲まれた風光明媚な辰野町唯一の温泉であり、入浴施設湯にいくセンターがある。泉温は36.4℃と低いため加温しているが、源泉風呂(寝湯)もある。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。

令和2年に箕輪町の「もみじ湖」に紅葉見物に行った際、この日二湯目の温泉として立ち寄った。まあ、一度入っておけばもういいかな。

 

たてしなおんせん(立科温泉)…長野県北佐久郡立科町

立科温泉は立科町にある温泉で、標高700bの権現山の中腹に、平成10年にオープンした日帰り入浴施設権現の湯がある。浅間連山の眺めがいいところである。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。

平成26年に佐久方面の温泉をはしごした際、「布施温泉」で入浴した後、この立科温泉:権現の湯にも立ち寄ってみた。ここも典型的な日帰り入浴施設である。

たてしなおんせん(蓼科温泉)…長野県茅野市北山蓼科温泉郷

蓼科高原は長野県の北八ヶ岳山麓にあり、いくつもの入浴施設がある。武田信玄の隠し湯の一つと言われている。
源泉によって、泉質には多少違いがあるらしい。

平成13年に蓼科山登山後、プール平にある「共同浴場」に入浴してみた。ごく普通の銭湯のような感じだった。ここの泉質は、酸性-含硫黄-ナトリウム-塩化物硫酸塩泉。
平成29年に横谷峡の紅葉見物後に訪れた 石遊(いしやす)の湯は、ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉。軍事用の鉄鉱石を掘り出していた鉄山跡地から湧き出した温泉とのことである。

 

 
写真:石遊の湯

ちょうがたけおんせん(蝶ヶ岳温泉)…長野県安曇野市堀金烏川

蝶ヶ岳登山口にあたる三股の手前にほりでーゆ四季の郷があり、蝶ヶ岳温泉と称している。
泉質は天然ラドン温泉。

三股に下山した場合、ここで入浴するのが便利で、平成20年と平成22年の二度、ともに三股に下山してから汗を流した。

つがいけおんせん(栂池温泉)…長野県北安曇郡小谷村

小谷村の栂池高原は、ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継げば、簡単に標高2,000b程のところまでいくことができる。終点には栂池自然園がある。この栂池高原の麓にあるのが栂池温泉である。
泉質は単純温泉である。

ロープウェイ乗り場のすぐ近くに公共の入浴施設栂の湯がある。栂池パノラマウェイを利用すると、入浴料の割引がある。

 

つたきおんせん(蔦木温泉)…長野県諏訪郡富士見町

富士見町の道の駅・信州蔦木宿に併設するつたの湯という温泉がある。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉である。

平成6年8月、山梨県北杜市の温泉を巡った後長野県に戻って、道の駅・信州蔦木宿で昼食を採って、併設する蔦木温泉・つたの湯で入浴してきた。

 

てんぐおんせん(天狗温泉)…長野県小諸市甲又

小諸から車坂峠に向かうチェリーラインの途中右手奥、浅間山登山口に浅間山荘があり、天狗温泉という赤茶けた色の温泉がある。天狗が温泉に入ったため、このような赤茶けた色になったと伝えられる。「浅間山荘」というと連合赤軍事件を想起させるがまったく関係ない。浅間山登山や、車坂峠からの帰路に汗を流すのに便利な温泉である。
泉質は単純鉄冷鉱泉。

初めて浅間山に登ったのはまだ学生時代の昭和46年だった。このときも浅間山荘から入山したのだが、温泉に入る機会はなかった。
平成14年に浅間山に登った後、浅間山荘で汗を流した。登るときは朝早かったので、勝手に駐車場に停めていったのだが、下山してくると駐車料金を精算するようにとの紙が挟んであった。

 
写真左:昭和46年当時の浅間山荘
 写真右:平成14年当時の天狗温泉

平成21年、「高峰温泉」から水の塔山に登った後、「高峰温泉」で入浴しようと思っていたのだが、駐車位置を巡って偉そうな態度をとるのが気に入らず、浅間山荘まで下って入浴した。
平成30年、黒斑山登山後にもここで汗を流した。

  
写真左、中:平成21年当時の浅間山荘天狗温泉 写真右:平成30年当時の天狗温泉

てんりゅうおんせん(天龍温泉)…長野県天龍村

長野県最南端の村である天龍村。そこに天龍温泉・おきよめの湯がある。この温泉も、長野県最南端の温泉を謳っている。おきよめの湯という名称は、正月に行われる地元の祭りから命名され、温泉に入ることによって身も心も清め、長寿を願うことを意味しているらしい。
泉質はアルカリ性単純温泉である。

初めて南信濃を訪れ、温泉も四ヶ所はしごした。「霜月温泉」に次いでここが二湯目である。

 

てんりゅうきょうおんせん(天竜峡温泉)…長野県飯田市天竜峡

天竜峡温泉は風光明媚な天竜峡に温泉街がある。最近では日帰り入浴をさせてくれる宿がなくなったらしいが、天竜峡温泉交流館・若返りの湯 という入浴施設ができた。
泉質はアルカリ性単純温泉との表記があり、すべすべした美肌の湯であった。

平成30年に天竜峡の花見に出かけた。天竜峡温泉・ご湯っくり は水曜日が定休日で、訪れたのがたまたま水曜日だったので入浴できなかった。折角出かけたのだからと、舟下りの乗船場近くにりんご足湯というのがあったので、そこを覗いて入浴したことにしておこうと思う。
令和2年、三遠南信自動車道の天竜峡大橋を見学に行った際、若返りの湯・ご湯っくりで入浴してきた。

  
写真左:りんご足湯 写真中。右:若返りの湯・ごゆっくり

どあいおんせん(土合温泉)…長野県長野市戸隠祖山

戸隠祖山地区の、裾花川沿いにたたずむ温泉保養施設が森林囃子(もくもくばやし)である。
温泉分析表に土合温泉という名称があった。泉質は冷鉱泉である。

令和5年、飯縄山に登った後、まだ行ったことがなかった森林囃子(もくもくばやし)で汗を流してきた。NAVIの案内通り走ったが、何処をどう走ったものか見当もつかなかった。内湯だけだったが、誰もいなかったし入浴料も安かったので、まあ満足といったところか。

  

とがくしかみつげおんせん(戸隠神告げ温泉)…長野県長野市戸隠

戸隠神告げ温泉は、戸隠中心地区で唯一の日帰り入浴施設である。戸隠中社の「ちびっこ忍者村」駐車場にある。内湯だけで露天風呂はない。以前は戸隠地区に温泉はなかったが、ここができてから、戸隠周辺の登山後に汗を流すことができるようになった。湯行館は「ゆぎょうかん」と読むのかと思ったら「ゆにいくかん」と読むらしい。
泉質は単純泉。

平成13年に高妻山登山後に、平成22年には黒姫山登山後に入浴した。
令和3年、式年大祭が行われている戸隠神社の五社巡りをした後、ここで汗を流した。

  

とがりおんせん(戸狩温泉)…長野県飯山市豊田

戸狩温泉は戸狩スキー場にある温泉で、暁の湯望の湯がある。
泉質は単純温泉。

平成26年、北信地方の温泉をはしごした際に暁の湯に入浴した。露天風呂より内湯の方が趣がある。この日は、「いいやま湯滝温泉」から戸狩温泉に回って、この後「斑尾高原温泉」にも入浴してきた。

とがりいしおんせん(尖石温泉)…長野県茅野市豊平

縄文時代の尖石遺跡付近に、平成12年にオープンした入浴施設縄文の湯があり、尖石温泉と称している。近くにある尖石縄文考古館では国宝の 仮面の女神 や 縄文のビーナス が見られる。
泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素泉。

平成26年、「横谷温泉」に行く途中にこの温泉があったので、ついでに立ち寄り入浴した。

どくさわこうせん(毒沢鉱泉)…長野県下諏訪町

毒沢鉱泉の開湯は約450年前とされ、武田信玄の隠し湯だったと言われる。
泉質は含鉄-アルミニウム-硫酸塩泉で、赤茶けた色をしている源泉温度2度の冷鉱泉である。

平成29年、松本市四賀の福寿草を見に行った足で毒沢鉱泉を訪れた。午後3時からの営業ということだったので、茅野の「イングリッシュガーデン」にスノードロップを見に行って時間調整して入浴してきた。神の湯と称する湯は、今までに入った冷鉱泉の中では一番冷たい温泉だった。

 

とぐらかみやまだおんせん(戸倉上山田温泉)…長野県千曲市上山田温泉

明治中期に千曲川の河川敷に、戸倉温泉、上山田温泉が相次いで開湯され、善光寺参りの精進落としの湯として賑わった。昭和後期には、北信地方の代表的な歓楽温泉として300人以上の芸妓が在籍した。近年、観光客の数は激減しており、ホテルも廃業するか、大型ホテルチェーンの系列に入るところが多くなっている。
泉質は単純硫黄泉、単純硫化水素泉等である。


写真:千曲川と戸倉上山田温泉街

在職中は、忘年会や会議等で何度も宿泊したが、リタイヤしてからはとんと縁が亡くなった。最近では日帰り入浴施設の瑞祥 を利用することが多くなっている。
宿泊した記憶がある宿は、ホテル清風園上田館上山田ホテル圓山荘佐久屋旅館ねずみや小石の湯ホテル雄山笹屋ホテル等。もちろんもう廃業してしまったところもある。

  
写真左:ホテル清風園で開催された獅子の会宴会 写真中:圓山荘館内の風呂 写真右:上山田ホテル館内の風呂

  
写真左:ホテル雄山館内の風呂 写真中、右:瑞祥

とっこおんせん(独鈷温泉)…長野県上田市 (廃業)

以前、独鈷山の山麓に竜の湯という入浴施設があったが、廃業した。「民話・竜の子太郎」はこの辺りでうまれたそうで、竜の湯はそこから名づけられたらしい。
泉質は単純硫黄泉だったらしい。

平成19年に、独鈷山登山後に入浴したことがあった。

とびらおんせん(扉温泉)…長野県松本市入山辺

扉温泉の温泉名は、天の岩戸を開いた天手力雄命が戸(扉)を戸隠神社に運ぶ途中で休息したという神話に由来する扉峠に因む。松本市内から車で約40分、県道67号線を美ヶ原方面に上がっていく。二軒の旅館と一軒の日帰り入浴施設桧の湯がある。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成26年、松本での会議の前に、少し早く出発して日帰り入浴施設桧の湯に行ってみた。

とよしなおんせん(豊科温泉)…長野県安曇野市豊科

豊野温泉・湯多里山の神は、豊科から上田に抜ける道の途中にある入浴施設である。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。

松本市野球場に通うときはいつもこの前を通るのだが、松本での時間つぶしのため、一度入浴したことがあるだけである。こじんまりした内湯と露天風呂があり、露天風呂に菅笠が置いてあったと思う。

とよのおんせん(豊野温泉)…長野県長野市豊野

豊野温泉・りんごの湯は長野市の北端にある日帰り入浴施設で、毎月5日、15日、25日はりんごを浮かべたりんご風呂が楽しめる。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

平成26年に話のタネに訪れてみたが、典型的な日帰り入浴施設で、一度入ればもういい。

なかおやまおんせん(中尾山温泉)…長野県長野市篠ノ井

中尾山温泉は、川中島の合戦で武田信玄が築城した茶臼山山麓にある温泉で、お見合い露天風呂というユニークな露天風呂で全国的に名を知られている。昔は松仙閣展望閣の二軒の宿があったが、現在では松仙閣のみが営業している。
泉質は硫黄泉。

川中島に住んでいた頃は自宅から一番近い温泉であったため、何度も入浴したことがあるが、記録に残るものとしては、平成23年に中学の有志同期会をここで開いたことがある。
ちなみに、お見合い露天風呂は女性用の側からしか開かないようになっているが、未だ開いたところを見たことがない。

 
写真:お見合い露天風呂

なかじょうおんせん(中条温泉)…長野県下水内郡栄村

中条温泉トマトの国は、昭和61年に温泉を掘り当て、平成2年に開業した。トマトの国の名前は、トマトの原産国・ペルーではトマトは「太陽の子ども」という意味があり、子どもたちの成長、未来への願いといった思いを込めて命名された。
泉質は単純温泉で、温泉成分の鉄分が空気に触れて茶色に変色する。

平成28年に、まだ入浴していない栄村の温泉をはしごした際、「北野天満温泉」に続いて入浴してきた。内湯だけで露天風呂はなかった。

 

なかだなおんせん(中棚温泉)…長野県小諸市古城区中棚

中棚温泉は島崎藤村ゆかりの中棚荘内にある。千曲川旅情の歌にいう「岸近き宿」とは、この中棚荘のことである。10月から5月の間は、内湯にりんごを浮かべた初恋りんご風呂に変貌する。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成24年、島崎藤村ゆかりの宿という謳い文句に魅かれてわざわざ入浴に訪れてみた。畳敷きの脱衣場の隣に、仕切りもなしに内湯があり、そこに大量のりんごが浮かんでいた。小さいながらも露天風呂もあった。


写真:初恋りんご風呂

ながとおんせん(長門温泉)…長野県小県郡長和町

長門温泉は旧長門町(現・長和町)にある温泉で、「道の駅マルメロの駅ながと」に隣接して日帰り入浴施設やすらぎの湯がある。
泉質はナトリウム硫酸塩泉。

平成26年に訪れてみたが、典型的な日帰り入浴施設で、一度入ればもういい。

なかのゆおんせん(中の湯温泉)…長野県松本市安曇中の湯

以前は釜トンネル付近にあった 中の湯温泉旅館だが、安房トンネル開通工事に伴って安房峠方面に移築した。釜トンネル付近にある卜伝の湯中の湯温泉旅館で管理している。
泉質は単純硫黄泉。

平成14年に西穂山荘から焼岳に縦走して釜トンネルに下山したとき、卜伝の湯に入ろうと思ったのだが、鍵を管理している釜トンネルの売店が無人で入浴できなかった。いつか入りたいとは思っているのだが、駐車場がないため二の足を踏んでいる。
移築前の 中の湯温泉旅館には入浴の機会がなかったが、移築後の宿では、平成19年に焼岳に登った後で汗を流したことがある。

  
写真左:まだ入っていない卜伝の湯 写真中、右:中の湯温泉旅館

なかぶさおんせん(中房温泉)…長野県安曇野市穂高有明

中房温泉は、北アルプス合戦尾根の登山口にある一軒宿の温泉である。
泉質は単純硫黄泉。

昔、燕岳をピストンしたときに入浴したことがあったが、いつも駐車場の無断駐車に目を光らせていたり、下部にある 「有明荘」 と中房温泉の呼称をめぐって訴訟を起こしたりと、人気に驕り高ぶったような態度が気に入らないので、それ以降一度も入浴したことがない。

ながみねおんせん(長嶺温泉)…長野県中野市田麦

長嶺温泉は、西に千曲川、北東に高社山を望む中野市田麦にある入浴施設である。ロビーにはたくさんの土雛が飾られている。
泉質ナトリウム-塩化物泉。

平成26年に一度訪れてみた。

ななくらおんせん(七倉温泉)…長野県大町市平高瀬入

「葛温泉」の更に奥、高瀬ダム入口に七倉山荘があり、ここにも温泉がある。高瀬ダム方面から登山する場合、駐車場はここにあるので、汗を流すには一番便利。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成15年、湯俣まで歩いた際に一度入浴してみたが、あまりにも湯船が小さかった。現在は改修されて、露天風呂もあるらしいので、機会があったらまた入浴してこようと思っている。

 

にしじょうおんせん(西条温泉)…長野県東筑摩郡筑北村西条

西条温泉は、古くから東山道を往来する旅人に知られていた由緒正しきお湯であるとされ、千年の湯と称している。気温や光によってお湯の色が七色に変化すると言われる。
泉質は単純硫黄冷鉱泉。

平成30年、ソフトクリームのスタンプラリーで青木村を訪れたついでに、筑北村に回って入浴してきた。今日のお湯の色は「ひすい色」としてあったが、そんな風に見えるかなあ?内湯とサウナのみであった。

 

ぬのびきおんせん(布引温泉)…長野県小諸市大久保

布引温泉は小諸市の高台にある温泉で、JA系列の入浴施設あぐりの湯こもろ
がある、。泉質はナトリウム-塩化物泉。

佐久で時間調整のため一度訪れたことがあった。

ぬのびきかんのんおんせん(布引観音温泉)…長野県東御市布下

牛に引かれて善光寺参り…で名高い布引観音付近にある温泉である。
泉質はナトリウム-塩化物泉。

平成22年、湯の丸山登山後に何処かで汗を流そうと思ったが、まだ早い時間だったため営業している温泉が布引観音温泉くらいしか見当たらなかった。ここ布引観音温泉は早朝7時からの朝風呂営業していた。朝風呂を楽しむ地元の人たちで結構賑わっていた。普通の浴槽は壁際に設けられているものだが、ここの浴槽は浴場の真ん中に設けられていた。

ぬるゆおんせん(温湯温泉)…長野県長野市若穂綿内

長野東須坂IC付近にある入浴施設湯〜ぱれあは、プールや高齢者福祉センターを併設した健康維持増進施設であり、温湯温泉と呼ばれている。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉。

よく車で走る道沿いなので一度くらいは入ってみようかと思って、平成27年に行ってみたが、銭湯みたいなもので、まあ一度入ればもう十分である。

のざわおんせん(野沢温泉)…長野県下高井郡野沢温泉村

奈良時代に行基によって発見されたという歴史の古い温泉地である野沢温泉は、共同浴場が多いのもひとつの特徴である。各共同浴場は寸志で入浴が可能である。古くからの温泉街で道路幅は狭く、外来入浴客は温泉街の入口の駐車場を利用することになる。
泉質は硫黄泉。

子どもの頃から馴染みの温泉地で何度も入浴した。学生時代に友人たちとスキーに訪れ、大湯近くの民宿に連泊したこともあった。
平成28年に、栄村の温泉をはしごした帰り道、久しぶりで野沢温泉に立ち寄ってみた。

  
写真左:野沢温泉街 写真中、右:大湯

  
写真左。中:横落の湯 写真右:野沢温泉のマンホール蓋

はくばかたくりおんせん(白馬かたくり温泉)…長野県北安曇郡白馬村神城

白馬かたくり温泉十郎の湯は、冬の間は大勢のスキー客で賑わう温泉である。内湯のほか、小さな半露天の風呂がある。十郎の湯の名称は戦国時代の武将・飯森十郎盛春からきている。
泉質は単純温泉。

平成22年、娘を五竜とおみスキー場まで送ったついでに十郎の湯で入浴してきた。雪で道が狭くなっていて、冬場はあまり行きたくない。
平成28年に、白馬にカタクリの花を見に行った際にも十郎の湯で入浴した。
令和2年、久しぶりで八方池まで登った後、いつも待ち合わせする「道の駅白馬」の裏手にある「白馬龍神温泉」で入浴しようと思ったら、冬場しか営業していないようだったので、十郎の湯 で汗を流してきた。

  

はくばしおのみちおんせん(白馬塩の道温泉)…長野県北安曇郡白馬村北城

白馬塩の道温泉は、糸魚川と松本を結ぶ塩の道千国街道沿いの温泉群を指す。代表的な入浴施設に倉下の湯があり、茶褐色の湯の人気が高い。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

平成20年、白馬乗鞍岳登山後に倉下の湯で入浴した。

 

はくばはっぽうおんせん(白馬八方温泉)…長野県北安曇郡白馬村八方

八方温泉が発掘される以前の明治時代、「白馬鑓温泉」から引き湯しようという試みがなされたが工事は途中で中止となった。その後、スキーや登山などのレジャーブームとなり、昭和58年に湧出に成功した。いくつか公共の入浴施設があるが、最近新しい施設ができたり、名称が変わったりしているようだ。
泉質はアルカリ性単純温泉。

白馬方面への登山の際に何度も入浴している。おびなたの湯の近くにおびなたの野湯と呼ばれた野天湯があったらしいが、入浴の機会がないまま、入浴禁止となったようだ。

  
写真:第一郷の湯

  
写真左:第一郷の湯 写真中:第二郷の湯 写真右:みみずくの湯

  
写真左、中:みみずくの湯 写真右:おびなたの湯

  
写真:おびなたの湯

 
写真:白馬駅前の湯

はくばひめかわおんせん(白馬姫川温泉)…長野県北安曇郡白馬村北城

白馬姫川温泉は白馬村にいくつもある温泉のひとつで、白馬ハイランドホテル内の天神の湯や、五竜スキー場のエスカルプラザ内の竜神の湯白馬姫川温泉というらしい。
泉質は塩化物泉。

平成29年に白馬岩岳のユリを見に行った際に、白馬ハイランドホテル内の天神の湯に入浴してきた。

  

はくばみずばしょうおんせん(白馬みずばしょう温泉)…長野県北安曇郡白馬村落倉

シェラリゾート白馬というホテル内に古民家の湯という温泉があり、白馬みずばしょう温泉と称している。江戸時代の古民家を移設し再構成した専用浴場となっている。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉である。

平成26年の貞逸祭参加後、入浴に訪れてみた。露天風呂もあったが、豪雪地で耐え抜いた太い梁や柱を使った内湯の方が趣があってよかった。

はくばやりおんせん(白馬鑓温泉)…長野県北安曇郡白馬村北城白馬山

白馬鑓ヶ岳の山腹、標高2,100b地点に湧く温泉で、鑓温泉小屋という山小屋がある。歩いてしか行けない秘湯中の秘湯。日本最高所の天然自噴温泉。大きな浴槽は混浴だが、女性専用の浴槽もある。
泉質は含重炭酸土類硫黄泉。

平成5年、まだ小学校3年生だった次女と小学校1年生だった長男を連れて白馬三山を縦走したことがあった。猿倉への下山途中、ちょっと猿倉まで下るのは無理かと判断して鑓温泉小屋で宿泊した。このとき初めて鑓温泉の露天風呂に入浴した。
平成10年にも白馬三山を縦走して天狗山荘に宿泊し、翌日不帰ノ嶮を越える計画だったが大雨のため鑓温泉にエスケープした。このときが二度目の入浴である。
同じ年、不帰ノ嶮再挑戦のため猿倉から入山して鑓温泉小屋を通過したが、登りの途中だったので入浴せずに素通りしてしまった。今なら登るより温泉の方が優先なので、当然入浴してくるところだが、それより鑓温泉まで登れるかどうかの方が問題だ。

 
写真左:左上の青い屋根が鑓温泉小屋 写真右:「露天風呂」

はこやまおんせん(湯元箱山温泉)…長野県下高井郡山ノ内町

湯元箱山温泉は、山ノ内町の箱山山麓にある温泉である。平成11年に開削された温泉で、ここを掘れば温泉が出るというお告げによって開削されたという。内湯の泉温はちょっと熱めだが、露天風呂はぬるい。同じ源泉でこれだけ温度差が出るのは、外気温がかなり低いということだろうか。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉で、少し鉄分の臭いもする。お湯の色は緑がかった黄土色をしている。

史上最長の10連休が終わった令和1年5月7日に飯山に菜の花を見に行き、その帰りにちょっと立ち寄ってみた。

 

はやたろうおんせん(早太郎温泉)…長野県駒ケ根市赤穂

早太郎温泉は、中央アルプスの麓に湧く温泉である。温泉名の基になっている早太郎は、光前寺に伝わる「霊犬早太郎」からとったものであるが、温泉が直接この説話に関係があるわけではない。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成23年に二度続けて早太郎温泉で入浴する機会を得た。最初は女房を駒ヶ根まで送っていくことになり、女房の用が済むまでの間に、日帰り入浴施設のこまくさの湯こぶしの湯に入浴した。二度目は千畳敷カールから木曽駒ヶ岳と宝剣岳に登った後で、このときはこぶしの湯で入浴した。

  
写真左:こまくさの湯 写真中、右:こぶしの湯

ばろおてんぐいわおんせん(馬羅尾天狗岩温泉)…長野県北安曇郡松川村

松川村の入浴施設すずむし荘 がある。すずむし荘の湯は、約5q離れた馬羅尾山麓の地下1,800bから湧き出る天然ラドン温泉で、馬羅尾天狗岩温泉を引き湯している。但し、松川村在住の友人に言わせると、馬羅尾天狗岩温泉なんて名前は知らないとのことで、すずむし荘でいいんだと言っている。
泉質は単純弱放射能温泉。

平成26年、槍ヶ岳から下山してから大糸線で細野駅まで行き、友人の案内で入浴させてもらった。その後、車の回収のため七倉まで送ってもらった。

ひしのおんせん(菱野温泉)…長野県小諸市菱平

菱野温泉は小諸市街を見下ろす高地にある温泉で、開湯以来800年とも言われる。常盤館薬師館の二軒の宿が営業している。
泉質は単純温泉。

平成24年に、常盤館の展望風呂雲の助風呂に一度入ってみたくて、わざわざ出向いてみた。フロントの横のケーブルカーに乗って、自分で発車のボタンを押すと、標高1,050bの展望風呂雲の助風呂に運んでくれる。広い内湯の外に、小諸市街を見下ろせる露天風呂がある。

 
写真左:常盤館雲の助風呂 写真右:湯上りに味わったりんごジュースとわらび餅

ひめかわおんせん(姫川温泉)…長野県北安曇郡小谷村北小谷

姫川温泉は、長野県と新潟県にまたがる温泉であり、長野県側に白馬荘朝日荘が、新潟県側にホテル國富翠泉閣がある。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

平成24年、小谷村の温泉を巡っていて、まず姫川温泉白馬荘で入浴した。内湯と露天風呂は少し離れている。姫川の流れと大糸線の線路がいい眺めを作っている。

ひらおおんせん(平尾温泉)…長野県佐久市

上信越自動車道佐久平PAに併設された入浴施設が、平尾温泉・みはらしの湯である。高速を降りずに利用できるが、下り線からは、ちょっと上り線側に移動してからエスカレーターで高台に上っていく。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。

上信越道を利用して、群馬県富岡市の丹生湖ひまわり園に行った帰りに立ち寄ってみた。高台にあるので見晴らしはいい。

ひらやおんせん(信州平谷温泉)…長野県平谷村

南信濃の平谷村に、平谷温泉・ひまわりの湯がある。各村にそれぞれ入浴施設があるようだ。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、別名 美人の湯 とも言われる。

南信濃を訪れた際に、温泉を四ヶ所はしごしたが、ここが最後の四湯目であった。結構入浴客も多く、撮影禁止の貼り紙もあったので、残念ながらなかなか三脚を使っての写真は撮れなかった。

 

ひるがみおんせん(昼神温泉)…長野県下伊那郡阿智村

昼神温泉は昭和48年にトンネル掘削によって発見された歴史の新しい温泉であるが、中京圏からのアクセスに優れていることから急速に発展した。阿智川沿いを中心に温泉街がある。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉。

一度も入浴したことがなかったので、平成25年にわざわざ足を運んで、日帰り入浴施設の湯ったり〜な昼神で入浴してきた。

 
写真左:昼神温泉街 写真右:湯ったり〜な昼神

ふじみおんせん(富士見温泉)…長野県諏訪郡富士見町

富士見パノラマリゾートの手前に、日帰り入浴施設ゆーとろん水神の湯がある。温泉分析表がなかったので温泉名をどうしようかと思ったが、無難に富士見温泉にしておく。
アルカリ性単純温泉であるが、PH値が10以上ある美肌の湯である。

スズランを見に来たついでに立ち寄り入浴した。

 

ふせおんせん(布施温泉)…長野県佐久市布施

布施温泉は浅間山を望む佐久市布施にある入浴施設である。
泉質はナトリウム-塩化物泉。

平成26年、佐久地方の温泉を巡っていて、目についた看板を目当てに訪ねてみた。ここも典型的な日帰り入浴施設である。

ぶのうおんせん(奉納温泉)…長野県北安曇郡小谷村奉納

国道148号線から山道を20分ほど走った小谷村奉納地区に奉納温泉の一軒宿がある。子宝の湯として親しまれている。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉である。

平成24年、「姫川温泉」、「湯原温泉」と入浴した後、奉納温泉の看板に魅かれてつい足を延ばしてみた。内湯だけの温泉であり、泉温が低いため加温しているようだが、つるつるした泉質が気に入った。入浴後つるつる感が残るのはよくあるが、翌日までそれが残るのは珍しい。

べっしょおんせん(別所温泉)…長野県上田市別所温泉

別所温泉は、日本武尊によって発見されたとされる信州最古の温泉である。日本武尊が七ヶ所に温泉を開き「七苦離の温泉」と名付けたという伝説から七久里の湯とも呼ばれる。そんなこともあって、枕草子に言う「七久里の湯」はここだという説もあるが疑わしい。大湯大師湯石湯等の外湯がある他、町の入口にあいそめの湯という大型の入浴施設もできた。大湯は木曽義仲所縁の湯で、葵の湯とも称される。大師湯は慈覚大師に因んだ名前で、石湯は真田幸村に因んだ湯だと言われるが、飽くまでも池波正太郎の創作であり、真田幸村が入湯したという史実は無いらしい。新しくできたあいそめの湯は、北向温泉境内の愛染かつらの木に因んだものだろう。
泉質は単純硫黄泉。

  
写真左:北向観音参道 写真中:別所温泉のマンホール蓋 写真右:「橋本屋」の肉うどん

昔、家族で中松屋旅館に宿泊したことがあったが、最近テレビに登場して、まだ営業しているんだなあと思った。 柏屋別荘も閉館してしまったし、別所温泉も他所の温泉地と同様、凋落の一途をたどっているようだ。
会社勤めをしていた頃は、仕事始めの前日に会社の様子を確認に行った足で北向観音に参拝に行くことにしていた。北向観音にお参りして、参道の「橋本屋」という食堂で「肉うどん」を食べて、何処かで入浴してくるというのが恒例になった。
平成31年正月に訪れたら、北向観音参道脇にあった大師湯 がクレープ屋さんか何かに替わっていた。
令和5年、なくなったと思っていた大師湯が、すぐ近くに移築されているのに気が付いた。中はどうなっているのか、次回確認のため入浴してこようと思っている。

  
写真:大湯

  
写真左、中:石湯 写真右:移築前の大師湯

  
写真左、中:あいそめの湯 写真右:柏屋別荘

ほしなおんせん(保科温泉)…長野県長野市若穂保科

以前は保科温泉永保荘という国民宿舎があったが、現在では若穂いこいの家として営業している。
泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。

永保荘の時代に何回か入浴したことがあったが、記録が無かったので平成26年に入浴に訪れた。一回入った記録さえとっておけばもういい。

ほしのおんせん(星野温泉)…長野県北佐久郡軽井沢町星野

星野温泉は、大正4年の開湯以来、避暑地軽井沢の名湯として親しまれている。トンボの湯は、星野温泉にある日帰り入浴施設。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

平成26年に、東京からの帰り道、トンボの湯に立ち寄ってみた。檜香る内湯と花崗岩を配した大きな露天風呂があった。入浴料が高いのは軽井沢だから仕方ないと思ったが、入浴時は物見湯産手形を買ってあったので割安で入浴できた。

ほたかおんせんきょう(穂高温泉郷)…長野県安曇野市穂高

穂高温泉郷は安曇野市穂高にある温泉地で、「有明温泉」から引き湯している。引き湯の試みは明治時代から始まったが実現せず、昭和47年に完成した。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成5年、蝶ヶ岳から常念岳に縦走した後、一ノ沢に下山した。このとき穂高温泉郷に回って健康温泉館で汗を流した。銭湯のような感じで温泉らしさはなかった。
翌平成6年には槍ヶ岳から下山後に再び温泉健康館に立ち寄った。一回入ればもういいかなと思っていたのに、何故わざわざ穂高温泉郷まで行ったのかちょっと記憶にない。

ほたるおんせん(ほたる温泉)…長野県下高井郡山ノ内町平穏

志賀草津道路の硯川ゲート手前に硯川ホテルがある。以前は硯川温泉と称していたが、いつ頃からかほたる温泉と改称した。ホテルの周囲が蛍で有名らしく、あまり馴染みのない「硯川」よりもいいというので改称したらしい。近くの 「熊の湯ホテル」 とは源泉が異なるらしいが、温泉分析表にもほたる温泉の名称は見えない。
泉質も 「熊の湯温泉」と同じ含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉のようだが、翡翠色はこちらの方が少し薄い。

令和1年秋、黒姫高原のコスモスを見に行った帰りに、わざわざ足を運んで入浴してきた。

  

ほとけいわおんせん(仏岩温泉)…長野県小県郡長和町長門 (閉館)

上田市から白樺湖に抜ける大門峠手前に仏岩温泉という入浴施設があった。
泉質は硫酸塩泉。

平成17年に縞枯山登山からの帰路、立ち寄ってみた。白樺湖周辺で汗を流すつもりだったが、ゴールデンウィーク中で白樺湖周辺は混み合っていたので、来るときに目についた看板を頼りに行ってみた。
その後、近くを通っても看板が見当たらないと思っていたが、どうも閉館したらしい。

ほなみおんせん(穂波温泉)…長野県下高井郡山ノ内町穂波温泉

穂波温泉は夜間瀬川左岸沿いにある温泉地である。
泉質はナトリウム塩化物泉。

湯香里荘等、何度か入浴したことがあるはずだが、はっきりした記憶も記録もない。当然、風呂の様子等も記憶にない。

ほんざわおんせん(本沢温泉)…長野県南佐久郡南牧村海尻

八ヶ岳連峰天狗岳山腹にある本沢温泉雲上の湯は、日本最高所にある露天風呂として有名である。
泉質は内湯と露天風呂とは異なり、ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉と酸性ー含硫黄-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉。

平成10年に一度わざわざ入浴のためだけに登ってみた。稲子小屋登山口から本沢温泉まで約三時間半、林道を本沢口まで車で入れば、その後徒歩約二時間である。雲上の湯は脱衣場も目隠しもなく、女性には気の毒な環境であった。近くで砂防工事だったのか、ショベルカーを使った作業をしていたが、急に降り出した雨に、慌てて撤収していった。今度は内湯にも入りたいと思っているのだが、未だその機会を作れずにいる。

 

まぐせおんせん(馬曲温泉)…長野県下高井郡木島平村

木島平村の馬曲温泉・望郷の湯は、眼前に高社山を望み、晴れた日には北アルプスも見えるという絶景の露天風呂である。昭和57年に村おこしの一環として温泉開発が行われ、昭和63年に開業した。
泉質は単純泉。

平成19年、飯山の寺巡りをした後、一度入浴に訪れたことがあった。まだ11月の中旬だというのに、入浴中雪が降ってきた。

  

まだらおこうげんおんせん(斑尾高原温泉)…長野県中野市永江

斑尾高原温泉は、平成15年にオープンした標高835bに位置する温泉である。斑尾高原のペンション・ホテル街から車で約5分のところに日帰り入浴施設まだらおの湯がある。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成26年に北信地方の温泉を巡っていて入浴した。

まつかわけいこくおんせん(松川渓谷温泉)…長野県上高井郡高山村奥山田

松川渓谷温泉は「高山温泉郷」のひとつで、近くに「雷滝」がある。一軒宿の滝の湯があり、松川渓谷沿いの大きな混浴露天風呂が人気である。最近では外国人にも人気のようだ。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉。

以前何回か訪れたことがあったが、記録に残るものは平成24年と平成26年の二回である。混浴露天風呂は、女性専用席が設けられている。

 

まつしろおんせん(松代温泉)…長野県長野市松代町東条

開湯は古く、日蓮上人が入浴したとも言われ、戦国時代には武田信玄の隠し湯としていたとも言われる。松代温泉はかつては「加賀井温泉」と称していたが、現在では「一陽館」のみが「加賀井温泉」を名乗っている。赤いお湯で人気の温泉。国民宿舎松代荘がある。
泉質は含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。湧出時は無色だが、酸素と反応して美しい黄金色に変化する。

松代に転居してから、自宅から徒歩15分という近さで、何度か入浴している。
松代荘館内では、駄洒落のネーミングで「まつしろソウセージ」とか「まつしろソウメン」、「まつしろミルクソフト」などが味わえる。
令和2年10月、リニューアルオープンした松代荘を訪れてみた。洗い場が広くなったけれど、寝湯がなくなっていた。こびりついていた温泉成分は取り除かれて鉄平石が綺麗になっていたが、その分風情はなくなった。総じて言えば、それほど変わったとは思わない。露天風呂はまだ改装中だった。
令和3年12月、大掃除が終わったので、骨休めに久しぶりで松代荘に行ってみた。改装後の露天風呂は以前に比べてかなり広くなっていた。

  

 
写真左:「まつしろミルクソフト」 写真右:改装された露天風呂

まつばらこおんせん(松原湖温泉)…長野県南佐久郡小海町

松原湖温泉は八ヶ岳の稲子岳の山麓にある温泉で、近くに松原湖がある。日帰り入浴施設として八峰の湯(ヤッホーのゆ)がある。平成12年にボーリングで源泉を開発したらしい。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉。

平成24年に甲武信ヶ岳に登った後、立ち寄り入浴した。露天風呂から八ヶ岳が眺められる。


写真:八峰の湯

まほらいなはびろおんせん(まほら伊那羽広温泉)…長野県伊那市高遠町

平成6年に湧出した温泉。露天風呂からは南アルプスの山並みが眺められる。
泉質は単純温泉。

令和2年、箕輪町の「もみじ湖」に紅葉狩りに行った際、「大芝高原温泉・大芝の湯」が定休日だったのでここで入浴した。露天風呂からは、みはらしの湯の名に恥じないように、南アルプスの山並みが望まれた。

 

まめじまおんせん(大豆島温泉)…長野県長野市大豆島

長野市大豆島、落合橋北側にあるスーパー銭湯湯ったり苑大豆島温泉と称するらしい。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉である。

一度も入ったことがないというのも何かと思って、平成28年に入浴してみたほか、平成31年の正月にも帰省中の娘と行ってみた。

 

まやまおんせん(間山温泉)…長野県中野市間山

間山温泉は中野市の間山温泉公園内にある温泉で、入浴施設ぽんぽこの湯がある。ぽんぽこの湯の名前の由来は、♪証城寺の狸囃子♪を作曲した中山晋平に因んだものである。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

平成26年に入浴に訪れた。北信五岳は曇っていて見えなかった。

みあさおんせん(美麻温泉)…長野県大町市美麻

旧美麻村(現大町市美麻)の大型入浴施設ぽかぽかランド美麻
泉質はアルカリ性単純温泉。

確か二、三度ほど入浴したことがあったかもしれない。県道長野白馬泉の道沿いにあり、白馬方面に行くときはいつも前を通り過ぎていくのだが、一度でも入浴実績があれば、改めて入ろうとは思わない。

みづほおんせん(みづほ温泉)…長野県東御市和

みづほ温泉・湯楽里館は、東御市の丘の上のぶどう畑の中にある。眼下に東御市や上田市の街並みを望み、八ヶ岳、美ヶ原、北アルプス等を遠望するロケーションである。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

平成27年正月、恒例の北向観音への初詣の帰り、たまには「別所温泉」以外のところと思って湯楽里館に立ち寄ってみた。理由は何故だったか忘れたが、露天風呂には入れなかった。

みなかみおんせん(皆神温泉)…長野県長野市松代町東条

松代町の皆神山の麓に大規模な入浴施設虫歌の湯があった。繁盛しているように思えたが、いつの間にか廃業していた。その後平成29年に経営者が代わってコトリの湯として再営業を始めたが、風呂は以前のものとまったく同じだった。コトリの湯は、若者をターゲットにしたコンセプトが受けて、今のところ客足も順調なように思える。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。

まだ虫歌の湯の時代には、平成24年に一度だけ入浴したことがあった。
コトリの湯になってから、平成29年のオープン早々に出かけてみて記念品をゲットしてきた。長野の恵比寿講の花火を、ここから眺める入浴客も多いとのことであった。
平成30年には、高校時代の友人と、オリンピックスタジアムでの高校野球観戦後に入浴した。ゴールデンウィーク中で食堂は満杯状態だった。
以降、一人では行かないが、家族で何回か入浴している。

  
写真左:虫歌の湯当時の露天風呂 写真中、右:コトリの湯

みなみあいきおんせん(南相木温泉)…長野県南佐久郡南相木村

南相木川の犬ころの滝の横に日帰り入浴施設滝見の湯がある。最近、近くにある「立岩湖」が、湖底からのガスが凍る神秘の湖として知られるようになった。
泉質は単純温泉。

平成28年、「稲子湯温泉」の帰り道、ちょっと寄り道して滝見の湯にも立ち寄ってみた。

みのわおんせん(みのわ温泉)…長野県上伊那郡箕輪町

みのわ温泉は伊那谷随一の名湯と称し、ながたの湯という入浴施設がある。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で、とろりとした湯が美人美肌をつくる。

平成30年、箕輪町の赤そばの里に赤そばの花を見に行った際に入浴してきた。

 
写真左:赤蕎麦を食べてきた 写真右:ながたの湯

みやまおんせん(みやま温泉)…長野県下高井郡山ノ内町平穏

みやま温泉は、志賀高原への入り口にあたる山ノ内町平穏にある温泉。民宿みやまに露天風呂わくわくの湯が併設されている。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫黄塩泉。

平成26年、信州角間温泉で入浴した後、車を走らせていて目についた看板を目当てに入浴してみた。自動改札のような入口で、まったくの無人だった。

むれおんせん(むれ温泉)…長野県上水内郡飯綱町川上

むれ温泉は飯縄高原霊泉寺湖畔にある温泉で、入浴施設天狗の館がある。天狗というのは、「飯縄三郎」という天狗から名付けたものだろうな。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。

以前二度ほど入浴した記憶があったのだが、令和4年5月、20年ぶりで飯縄山に登った後、こちらも久しぶりでむれ温泉・天狗の館で汗を流してきた。露天風呂からは、登ってきたばかりの飯縄山、黒姫山、妙高山が見えていた。

 
写真左:入口付近にある天狗のオブジェ 写真右:露天風呂

むろがおんせん(室賀温泉)…長野県上田市上室賀

室賀温泉は、大自然に囲まれた上田市室賀にある温泉で、入浴施設ささらの湯がある。地下1,500bから湧き出る良質な温泉で、「美肌の湯・美人の湯・美粧水の湯」の三美の湯と言われる。
泉質は単純硫黄泉である。

平成23年に、上田県営野球場の帰りに一度立ち寄ったことがある。

めいじおんせん(明治温泉)…長野県茅野市北山

明治温泉は奥蓼科にある温泉で、一軒宿の明治温泉旅館がある。明治温泉の名称の由来は、明らかに治る温かき泉ということだそうだ。東山魁夷画伯の「緑響く」の題材となった「御射鹿池」の駐車場に車を置いて歩いていく。「おしどり隠しの滝」がすぐ隣にある。
泉質は鉄炭酸泉で、源泉の温度は25度の冷鉱泉である。

平成28年、御射鹿池の紅葉を鑑賞してから明治温泉に入浴し、更に「渋・辰野館」でも入浴してきた。

 
写真左:明治温泉入口 写真右:明治温泉旅館

 

もちづきおんせん(望月温泉)…長野県佐久市印内

望月温泉は、中山道・望月宿近くにある温泉である。別荘地内にみどりの村がある。
泉質は含臭素-ナトリウム-塩化物泉。

平成28年に佐久方面の温泉をはしごしていた。あさしな温泉から望月温泉に向かってNAVIを設定したが、どんどん山の中の別荘地に導かれていった。間違えたかなと思う頃になって、ようやく到着した。

もりおんせん(森温泉)…長野県千曲市森 (廃業)

森温泉は、以前、あんずで有名な千曲市森地区にあった温泉である。
泉質はアルカリ性単純温泉。

何度か宴会を兼ねて入浴したことがあったが、閉館してしまった。

やえはらおんせん(八重原温泉)…長野県東御市八重原

八重原温泉・明神館は、長野県東御市八重原(合併前は北御牧村)の芸術むら公園内にある入用施設である。露天風呂からは浅間山等、上信越高原国立公園の山々が遠望できる。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。

新型コロナウィルス感染騒ぎで自粛生活が続いていた令和2年、久しぶりに友人と湯の丸高原にコマクサを見に行った。その帰りに立ち寄ったのが八重原温泉である。露天風呂から眺める浅間山は山頂付近は雲に隠れていた。

 

やしきおんせん(屋敷温泉)…長野県下水内郡栄村屋敷

屋敷温泉は秋山郷屋敷地区にある温泉。秀清館玄関脇にある混浴の露天風呂が有名である。
泉質は硫酸塩泉。外気温によって、湯色が無色透明、エメラルドグリーン、乳白色と変化する。

平成17年、関東方面に住む高校時代の友人たちが秋山郷に来るというので、長野勢も合流して秀清館に宿泊した。苗場山に登ってから宿で合流したのだが、もう少しで下山できるところで雨に遭って、冷え切った身体に温泉の暖かさがありがたかった。

 

やつがたけおんせん(八ヶ岳温泉)…長野県諏訪郡原村

長野県原村にある宿泊施設樅の木荘に隣接した入浴施設が八ヶ岳温泉・もみの湯である。
泉質はナツリウム-硫酸塩・塩化物泉である。

令和1年、茅野市の長圓寺に紅葉見物に行ったついでに入浴してきた。

 

やまだおんせん(山田温泉)…長野県上高井郡高山村奥山田

山田温泉は、「高山温泉郷」の中心をなす温泉である。仏閣を思わせる外観の共同浴場大湯の他に数軒の旅館が存在する。開湯は800年前とされる。
泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉である。

子どもの頃、夏休みの度に親戚のおじいちゃんに連れられて湯治に連れて行ってもらったが、当時の定宿が平野屋だった。山田温泉に入るところにある高井橋は、今でこそ立派な橋になっているが、昔は乗客の安全のためバスから降りて歩いて渡ったものだった。高井橋を渡ったところにも共同浴場があったが、現在はなくなっている。バス発着所の隣に滝の湯という共同浴場があるが、現在は地元の人専用になっているらしい。

  
写真左:子どもの頃に連れてきてもらった平野屋 写真中:滝の湯 写真右:大湯の近くにある山田館

平成24年に、久しぶりで大湯に入浴してみた。あつ湯ぬる湯がある。
平成26年には風景館の露天風呂に入りたくて訪れてみたが、時間外で露天風呂には入れなかった。現在では外来入浴の受け付けは止めてしまったようだ。

  
写真左、中:大湯 写真右:風景館

ゆうすげおんせん(ゆうすげ温泉)…長野県北佐久郡軽井沢町長倉

国道18号線から旧軽井沢方面に入るとすぐにゆうすげ温泉の看板が目につく。
泉質は土類石膏弱食塩泉。

話のタネに一度入浴してみようと思っていたが、平成29年10月に、軽井沢の雲場池に紅葉狩りに行った帰りに立ち寄ってみた。テニスコートに囲まれた、いかにも昔ながらの小さな旅館だった。浴室の窓からは浅間山が眺められた。

 

ゆだなかおんせん(湯田中温泉)…長野県下高井郡山ノ内町湯田中温泉

湯田中温泉は、夜間瀬川沿いに開けた北信濃を代表する温泉地のひとつである。志賀高原の入口に当たり、隣の「渋温泉」と共に湯田中渋温泉郷を形成する。文献に残る開湯は、天智天皇の時代に僧・智由により発見されたとある。共同浴場は何ヶ所かあり、かつては一般に開放されていたが、マナーの悪さによって大湯以外は地元民と宿泊客専用となった。
泉質はナトリウム-塩化物泉、硫黄泉等。

忘年会等で何度か訪れているが、記録で明確になっているのは、昭和50年の会社の慰安旅行で湯田中ホテルで泊まっている。オイルショック不況で、慰安旅行も近くで行っていた頃である。その他、会社のOB会総会で、水明館にも宿泊した。

 
写真左:湯田中温泉街 写真右:水明館館内の風呂

ゆぬまこうせん(湯沼鉱泉)…長野県南佐久郡川上村

湯沼鉱泉は、水晶を掘り出す山師が集まるような怪しげなところである。
泉質は炭酸鉄泉ということである。

平成12年、甲武信ヶ岳登山の帰りに大きな看板に魅かれて訪れたことがあった。山支度の姿を見て、「何処に入ってきたんだ…?」と聞かれた。同類と思われたらしい。手作り感満載の浴槽は、面白味も何もなく、果たして温泉だったのかどうかも疑わしい。そこで飼っていた川上犬を見ることができたことだけが収穫だった。

ゆのいりおんせん(湯の入温泉)…長野県中野市上今井

湯の入温泉にはもみじ荘という入浴施設がある。志賀高原や高社山を望む露天風呂は施設から更に上がったところにあるが、露天風呂の営業は5月から10月までということである。
泉質は単純温泉。

平成26年に一度入浴した。内湯に入ってから、また着替えて露天風呂まで上っていくのがちょっと面倒と言えば面倒。

ゆのさわおんせん(湯の沢温泉)…長野県上水内郡小川村

湯の沢温泉は小川村にある温泉で、入浴施設小川の湯がある。地元の人しか入らないような何の変哲もない温泉である。
泉質は単純硫黄鉱泉。

白馬へ行く途中に看板を見かけていたので、平成27年の貞逸祭の帰りに立ち寄ってみたが、一度入ればもういい。

ゆばらおんせん(湯原温泉)…長野県北安曇郡小谷村北小谷

小谷村の国道148号線の湯原トンネル付近ではほのかに硫黄の香りが漂う。姫川渓谷に囲まれた小高い河川敷に、掘立小屋のような湯原温泉・猫鼻の湯がある。個人でこの温泉を掘り出した親父、以前は栂池付近に「白姫温泉」という温泉を掘り出したこともある。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉。

平成24年、「姫川温泉」での入浴の帰り道、道端の幟旗を頼りに、ちょっと怪しげな猫鼻の湯に立ち寄ってみた。

ゆまたおんせん(湯俣温泉)…長野県大町市平湯俣

湯俣温泉は、北アルプス竹村新道登山口に湧く温泉である。北鎌尾根で遭難死した松濤明が遺書の中で「ナントカ湯俣マデト思フモ、有元ヲ捨テルニシノビズ、死ヲ決ス」と書き残した湯俣というのが湯俣温泉のことである。ここに晴嵐荘という山小屋がある。湯俣川に天然記念物「噴湯丘」があり、河原に温泉が湧いている。
泉質は単純硫黄泉である。

平成15年に、高瀬渓谷の紅葉を楽しみながら晴嵐荘まで歩いたことがあったが、冬季閉鎖された後だったので入浴できなかった。
平成25年に改めて訪れてみた。「噴湯丘」近くに湯が沸いているが、何処で入浴したらいいのか分からず、適当なところで裸になった。川底から湯が沸いていて足の裏が熱くてすぐに撤収した。その後晴嵐荘で入浴を頼んだ。集中豪雨で露天風呂が流失してしまったとのことであった。

 
写真左:「噴湯丘」付近に湧く温泉 写真右:晴嵐荘内の風呂

よこやおんせん(横谷温泉)…長野県茅野市北山

蓼科中央高原より奥に入った横谷峡谷に流れる渋川の畔に温泉が湧き、大正12年創業の一軒宿の横谷温泉旅館がある。一時民事再生法の適用を受けたが、現在営業は継続している。
泉質は弱酸性低張性冷鉱泉である。

平成26年に横谷温泉旅館に入浴に行った。渓流脇の巨石大露天風呂がとてもよかった。湧出する源泉は無色透明であるが、空気に触れると茶褐色に変色し、鉄分が沈殿して黄金色の濁り湯になるとのことである。
令和1年5月、長女夫婦に誘われて横谷温泉旅館に宿泊した。ゴールデンウィーク明けの格安プランで宿泊できるということもあってか、かなりの宿泊客があった。前回は渓流沿いの露天風呂しか入浴しなかったが、夜間に男女入れ替えになって、翌朝はもう一方の露天風呂にも入浴した。お湯の色も赤茶けた色ではなく、ちょっと風情に欠けた。

  

よませおんせん(よませ温泉)…長野県下高井郡山ノ内町夜間瀬

山ノ内町夜間瀬にホテルセランがあり、そのホテルに併設されているのがよませ温泉・遠見乃湯である。天然岩を配した展望露天風呂である。
泉質は単純温泉。

令和1年、木島平村の稲泉寺に蓮の花を見に行った帰りに入浴しようと思ったら、入浴時間が14時からだったので、その前に 「熊の湯温泉」に入浴に行ってからまた戻ってきた。「熊の湯温泉」がちょっと魅力的だったので、こっちの方はまあこんなものかなあという感じだった。

 

りゅうしまおんせん(竜島温泉)…長野県松本市波田

梓川の畔に旧波田町営(現松本市営)の入浴施設せせらぎの湯があり、ここを竜島温泉と言う。
泉質はアルカリ性単純温泉で、非常に滑りやすいぬるぬるしたお湯である。

平成14年に初めてウェストン祭記念山行に参加した後、旧安曇村役場(現安曇支所)で車を回収後、せせらぎの湯で立ち寄り入浴した。私が入浴していたわずかの時間内でも、露天風呂で二人転倒していた。

れいせんじおんせん(霊泉寺温泉)…長野県上田市平井

霊泉寺温泉は、「鹿教湯温泉」近くにある山懐に抱かれた温泉である。開湯伝説によれば、平安時代に霊泉寺が建立された際に、寺の脇から温泉が湧出されたという。また、平維盛が戸隠の鬼女を対峙した帰りに、この地で傷を癒したとも伝えられる。
泉質は石膏性苦味泉である。

平成25年に霊泉寺温泉を訪れてみたが、旅館は数軒あったものの営業しているのかどうか分からないほど閑散としていた。「共同浴場」があったので、ここで入浴してみた。

 
写真左:霊泉寺温泉街 写真右:「共同浴場」

わかぐりおんせん(若栗温泉)…長野県北安曇郡小谷村若栗

若栗温泉は、白馬乗鞍スキー場の若栗ゲレンデ内にある温泉である。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉。

平成25年、小谷温泉の帰りに乗鞍荘に立ち寄り入浴してきた。内湯のみで露天風呂はない。

わかつきおんせん(若槻温泉)…長野県長野市若槻

若槻温泉は長野市の北の外れに近い若槻にある日帰り入浴施設である。
泉質はナトリウム-塩化物泉で、ちょっと緑がかった色をしている。

まだ入ったことがない温泉を探していて発見して、平成26年に入浴に訪れてみた。悪くはないが、長野市の北の外れまでわざわざ出向く価値があるかどうかは疑問である。

わだじゅくおんせん(和田宿温泉)…長野県小県郡長和町和田

中山道和田宿にある広大な運動公園内に、日帰り入浴施設ふれあいの湯がある。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉である。

平成26年に「武石温泉」で入浴したが、ひとつだけでは物足りなくて、和田宿まで足を延ばしてみた。ここも典型的な日帰り入浴施設で、わざわざ来るまでもなかったかなあ。

わらびおんせん(蕨温泉)…長野県上高井郡高山村奥山田

蕨温泉は「高山温泉郷」の一つで、日帰り入浴施設ふれあいの湯がある。
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉である。

高山村の温泉はすべて入りつくそうと、平成24年と平成26年の二度入浴した。露天風呂から北アルプス針ノ木岳が見えると書いてあったが、二度とも曇っていて見ることはできなかった。

 

その他

令和1年、池田町の夢農場にラベンダーを見に行った際、ビレッジ安曇野で入浴してきた。温泉ではないらしいが、地下73mから汲み上げた名水百選の湧水を使っているとのこと。地下73mから汲み上げていれば、何かしらの鉱物ははいっているような気がするではないか。

 

令和1年、池田町でカモミールが見頃だと聞いたので見に行ってきた。ハーブセンターの傍らにこんな足湯があった。ハーブでも入っているのだろうか?

平成30年に箕輪町の赤そばの花を見に行ったとき、無料券があるからと友人に誘われて、塩尻にある信州健康ランドで入浴してきた。天然温泉ではないが、こういうものも数に入れないと目標の500湯には届きそうもないので、恥ずかしながらカウントすることにする。

令和3年5月、塩尻市洗馬にクマガイソウを見に行った。いつもの通り、帰りに入浴しようと思ったが適当な温泉が見当たらず、温泉ではないのだがスーパー銭湯・林檎の湯屋おぶ〜で入浴してきた。

 
写真左:林檎の湯屋おぶ〜 写真右:酸素の湯